ロジカルシンキングとは論理的に物事を整理するための思考法です。
特徴は、筋道を立てて考えることです。
複雑に絡んだ問題を各要素に分解して整理することで、問題への理解を深めます。
戦略策定においても、SWOT分析、5Forces分析、3C、VRIOなどなど、
基礎となるさまざま方法が数多く提唱されています。
戦略策定には複雑な要素が絡み合いますし、様々な分析や解釈も仮説も必要になります。
ロジカルに考えることはとても大切です。
それでも、将来の方向性や打ち手を決めるにあたっては、
それを決定し策定する人に、リスクを取る勇気と覚悟が求められます。
ましてや戦略は組織で実行されてこそ意味があります。
そこには個々の企業風土や人々の想いがあるはずです。
これらを無視したら、うまくいかないことは、目に見えています。
ロジカルに物事を考えることはとても大切です。
しかし分析はあくまでも分析です。
ロジカルシンキングだけですぐに正解が見つかるとは思わないでください。