白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

花袋 生きた人間の物語から伝わってくることに学ぶ・・

2016-10-21 08:52:02 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


田山花袋(自然主義文学の代表作家)の教えです。

書物から得られる知識や情報はとても貴重である。
自分では経験できない出来事や事柄に出会い、私たちは、そこから学ぶことは多い。

一方、人には、人それぞれの生き様があり、生涯がある。
それぞれの生き様には、その人なりの生涯には、書物には勝るとも劣らない物語がある。

その物語から伝わってくる出来事や事柄から、
私たちはさまざまな影響を受け、その影響によって自分自身の生き様が変わってくる。

よい人に交わっていると、
気がつかないうちに、よい人とのつながりが出来ることがある。

よい人に交わっていると、
気がつかないうちに、よい運に恵まれることがある。

やはり生きた人間から受ける影響は、計り知れないものだ。

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田山花袋 名言を集めて見ました。

「人間は、理想が無くなっては駄目です」

「毎日掃いても落ち葉がたまる。とりもなおさず人生である」

「何でも空想で考えず、物に当たって活発にやるのがよい。
 その時に出てくる知恵は、空想でこねまわしたものより、ぐっと生きている」




ビジョン、アジェンタとネットワーキング、そして・・(中小企業のマネジメント改革)

2016-10-18 11:55:53 | 組織マネジメント改革の実践


変革型リーダーの要点はいくつかあげられますが、次の3点は特に大切です。

まずは職場や仕事の“将来ビジョン”を持つことが必要です。

どうしても実現したいという、あなたの想いを構想し、あなた自身の言葉で現すことです。
もっともその想いや構想が、私利私欲にもとづいたものではいけませんけどね。

次に必要なのが、“アジェンタ”と“ネットワーキング”です。

ビジョンは、あなた一人の力では実現が難しい。

アジェンタとは「やるべきことのリスト」のようなもので、ビジョン実現にいたる道筋です。
ネットワーキングとは、周囲を巻き込み、様々な人々に働きかけていくことです。

さて、ビジョンを持ち、道筋をつけ、周囲を巻き込んだら、あとは実行あるのみです。

実行の過程では様々な抵抗や障害に出くわします。
そこで3つ目に必要なのが、粘り強く取り組んで“やり遂げる”力です。

「なんとかしかければ」「なんとかやり抜くぞ」といったあなたの役割意識です。

あなた自身のいままでを振り返ってみてください。

これまで何度も窮地を乗り切ってきたことがある筈です。
そのときあなたの気持を支えていたのは、やり遂げるぞという役割意識ではなかったでしょうか。

ビション、アジェンタとネットワーキング、やり遂げる力。
口で云うほど簡単ではありませんが、この3つが革新型リーダーシップの要点となります。

ある新任マネジャーの質問に応えました。




目指す管理者像は率先垂範、責任をとる・・(中小企業の人材育成と活用)

2016-10-14 09:52:16 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


目指す管理者像について話し合いました。

その時、日経web版にのったリクルートワークス研究所の調査が話題になりました。
(日米中、タイ、インドの企業の部長、課長計1553人の回答を分析したもの)

背中で教える日本、部下に自信を持たせる米国、人格者の中国-。

部長や課長が目指す管理職像は、
日本では「率先垂範」「信頼される」「責任を取る」などの回答が多く、

同研究所は「模範を示し、自他に厳しい」と理想の姿を分析したとありました。

俺の背中を見て育つ・・
いや、俺の背中はもう古い・・

見ていないヤツの方が多い・・
いやいや、見ていないようで、意外と見ているんだよなあ・・

OJTスキル、コミュニケーションスキル、部下との接し方などなど、
いろいろ習ったけど、ヤッパリ、背中かあ・・

いろいろな意見が出ましたが、人は実体験・経験を経て育っていくもの。

ロールモデルとしての管理者、とても大事です。


ベンヤミン 信念と現実、人生の建設に決定的なものは・・

2016-10-13 07:21:53 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


ウォルター・ベンヤミン(ドイツの思想家・哲学者)の教えです。

信念は人の行動の基礎となる想いを有している。

とはいえ、事実そのものほどには、
人生の建設に決定的な影響を与えはしない。

新しい事実との出会いを大切にし、
そのなかにある意味や価値を考え、判断し行動していく。

目の前の事実から逃げずに、
自分が理想とする方向に事実をつくりだす努力をする。

そうすることによって、
こうしたい、ああしたい、という、
あなたの理想とする人生を建設していくことが可能になる。

事実こそが、人生を組み立て、建設していく素材なのだ。

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ウォルター・ベンヤミン 他の名言を集めてみました。

「天才とは持続する熱気である」

「夜の中を歩み通すときに助けになるものは、橋でも翼でもなく、友の足音だ」

「人間は自分の描いた理想をまだ完全には実現していない限り若いのだ。
 与えられてあるものを完璧なものと思うこと、これは老成の確かなしるしである」





アラン どんなに不安定な状態であっても、行動し続ける・・

2016-10-08 08:01:48 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


アラン(フランスの哲学者)の教えです。

自転車はペダルを漕ぎ続ければ、
時には不安定な動きをすることあるが、転倒はしない。

同じように、たとえ全てが完璧でないとしても、
走りながら考えることで、初めて学び、体得し、想定外のチャンスに出会えることもある。

難しく考えずシンプルに、まずは出来ると思うことから取り組んでみる。

どんなに不安定な状態であっても、
行動し続けることを決してやめてはならない。

自転車操業なんて言葉もあるが、
転ばずに行動し続けていればこそ、チャンスにめぐり合うことができる。

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アラン 他の名言を集めてみました。

「誰だって強いられた仕事は好きではない。
 好きでやっている仕事は、楽しみであり、もっといえば幸福である」

「幸福になろうという努力は、決して無駄にはならない」

「幸せだから笑っているのではない。 むしろ、僕は、笑うから幸せなのだ」




本当に教えているのか!自らに矢印を・・(営業セールス道場)

2016-10-03 08:39:36 | 営業革新・マーケティング&セールス道場


頼むよ。こんなことも出来ないの? いやになっちゃうよ・・。

ここは学校じゃないんだぜ。
しっかりしてくれよ。俺だって忙しいんだよ。

部下の営業パーソンの現状を嘆くだけなら、誰だってできます。

彼らの成果を向上させるのは、リーダーの役割です。
本当に指導しているのか、自分自身の日常を振り返ってみてください。

リーダーによる営業パーソン育成術と題して講演しました。
その骨子を載せます。

 1.“習うより慣れろ”より、まずコーチすることが先決
    リーダーの立場に就いた、さあ何をしたらよいか
    目標達成活動と育成活動は表裏一体の関係に

 2.営業パーソンに何を教えるのか
    営業活動は人生道場~楽しくなければ営業ではない~
    営業活動の守破離~やるべきことを段階的に教える~

 3.リーダーとしての教える姿勢が問われる
    優れたリーダーは理由を先に伝える
    営業活動に対する情熱・誇り・本気度とロールモデル化
  
 4.営業プロセスマネジメントを教える
    願望だけで成功した例はない~願望+期限+行動計画=目標~
    決め手は日常の営業活動を通じての育成的な働きかけ

 5.営業スキルを向上させるには
    人は経験から学ぶ~現場での実体験と経験学習サイクル~
    顧客との接触場面を顧客満足創造の場に変える

 6.営業能力向上の仕組みと仕掛け
    教える内容を知識と行動レベルに分け、時系列に並べてチェクリストを作る
    曖昧な言葉を排除する~ピンポイント行動を共通言語化~

 7.人はどんなときにやる気になるのか
   我を忘れて夢中になって取り組んだ瞬間を仕組みに転化する
   一人ひとりを活かせ~自己効力感を持たせる内発的動機づけ~

 8.リーダー力を磨くには
    優れたリーダーは自分の弱みと強みを知っている
    マネジャーとリーダーの違いを理解せよ

難しいことではありません。
目標達成と育成を一体のものとして捉えることが肝心です。






心の琴線にふれるコミュニケーションが・・(中小企業のマネジメント改革)

2016-10-01 08:25:08 | 組織マネジメント改革の実践


リーダーにとって目標や戦略、それを実現させる計画は必要不可欠です。
そのための分析や調査を怠ってはいけません。

しかし様々な分析や調査を繰り返し、
どんなに精緻な目標や戦略、計画を立てたとしても、それだけで成功することはありません。

目標の達成や戦略の実現は、メンバーが心から支えてくれて、初めてうまくいくものです。

そのためにはリーダーであるあなたが、
目標や戦略を、あなた自身の言葉で、メンバーに“語りかける”ことが必要です。

メンバーの心を動かし、心の琴線にふれるコミュニケーションが不可欠です。

メンバーの心を動かすには、メンバーの働く現場を知っていなければなりません。
メンバーの日常を、それこそ現地・現物・現実の、三現主義で知らなければなりません。

現場をあまりに知り過ぎると、きついことを言えなくなるという人もいますが、
現場を知り過ぎて困るということはありません。

目標や戦略がメンバーと共感できなければ、それは単に厳しいノルマになってしまいます。

ある企業のチャレンジ目標設定・実践場面で話しました。