白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

志の高いメンバーを育てるには!3人の職人の逸話から・・(中小企業のマネジメント改革)

2016-03-30 08:46:45 | 組織マネジメント改革の実践


仕事に対して志の高いメンバーを育てるためには、
どのようにマネジメントをしていったらいいのでしょうか。

“3人のレンガ積み職人”の逸話があります。

「あなたは一体、何の仕事をしているのですか?」
通りすがりの旅人が作業をしているレンガ積み職人に尋ねました。

その職人は目も合わさずに無表情で、
「見ての通り! レンガを積んでいるのさ・・」と答えました。

旅人がしばらく歩いていると、またレンガを積んでいる職人に会いました。

同じ質問をすると、その職人は当たり前だといった様子で、
「塀を作ってるのに決まっているじゃないか・・」と答えました。

旅人がさらに進んでいくと、3人目のレンガ職人に会いました。

同じ質問をすると、3人目の職人は目を輝かせながら、誇らしげに答えました。
「私はね、この村一番の立派な寺院を建てているんだ!みんなに喜ばれるためにね・・」

この逸話は、仕事の意味を理解しないまま仕事をしている職人と、
自分の仕事の意味を見出して仕事をしている職人の違いを対比したものです。

3人目の職人はきっと「いい仕事」をするでしょうし、立派な職人へと成長していくでしょうね。

ところで、もしあなたが、この寺院の建設を任されている親方だったら、
この職人たちをどのようにマネジメントしていくでしょうか。

メンバー全員ガ3人目の職人のような者ばかりなら何も問題はないのですが、
現実はそう甘くはありません。

そこで重要になってくるのが、
あなた自身が心底、仕事の“ミッション”や“ビジョン”を実現したいと思っているかどうかです。

そのうえでミッションやビジョンを職人と共有することができれば、
職人は仕事の意味を見出し、誇りを感じながら活き活きと仕事に取り組むはずです。

だからあなたが志の高いメンバーを育てようと願うのなら、
まずはあなた自身が志の高い人であるかどうかが重要な要件なのです。

つまりあなた自身が心底からミッションやビジョンを実現したいと思い、
それをメンバーと共有することが、仕事に対して志の高いメンバーを育てる鍵になります。



きめ細かく理解していかないと、中小企業はもたない・・(中小企業の人材育成と活用)

2016-03-23 08:54:11 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


せっかく育てた中堅社員が会社を辞める事態が発生した。
理由を聴いてみると、会社がいかに社員のことを理解していないのかを思い知らされた。

それを機会に社長と社員の個人面談を始めた。

初めは少々堅さがみられたが、少しずつ仕事のこと、自分のことを話す社員が増えてきた。

当社は社員のことを理解している方だと思っていたが、いろいろな意見がでてくる。

不平不満もあるが、こちらが気付かなかった事実もある。
なかには放っておけない事態もあるし、前向きで建設的な意見もある。

やはり社員のありのままの姿を、現実の仕事の場面で知らなければならない。

それでも辞めてしまう社員はいるが、
これはもはや会社ではケアはできないので、無理に追わないことにした。

逆に留まってくれた社員は、むしろ以前よりはるかに頑張ってくれている。
親身になって話をし、相手の話を聴いてあげると、心のケアに繋がる。

社長が社員一人ひとりに声をかける。
一人ひとりに気をかけて細かく理解していかないと、私たち中小企業はもたない。

社員との個別面談が、私の人材育成と活用の決め手です。

人づくり応援プロジェクトで、あるメーカーの社長が話してくれました。




アイルトン・セナ 完璧な自分なんで、いない・・

2016-03-16 08:31:41 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


アイルトン・セナ(ブラジル・レーシングドライバー)の教えです。

完璧な自分なんて、いない
完璧のモノサシなんて、どこにもない。

人が成長していく過程では、失敗や障害はつき物だ。
その失敗や障害を恐れていては、大きな成長は果たしえない。

なぜなら、私たちの才能は、
失敗や障害を乗り越える試練を通じて鍛え上げられ、開花していくからだ。

チャレンジすることを恐れてはならない。

失敗や障害を乗り越えてこそ、成長し、才能は開花する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アイルトン・セナ 名言を集めてみました。

「2位になるということは、敗者のトップになるということ」

「僕は辞められない。進むしかないんだ」

「この世に生を受けたこと、それが最大のチャンスじゃないか」

「僕に生命を与えてくれるのは、戦いだよ。この挑戦がなければ、僕はもう、存在しないだろう」



特にシニアには、起業後のエネルギーの維持が肝心です・・(シニア創業起業塾)

2016-03-10 07:36:15 | 起業・創業(シニア創業塾・ワークライフ)


シニア創業起業「あなたの創業起業!応援します」をテーマに中小企業団体で講演を行いました。

その骨子は・・
「いわゆる自分自身の“充実したシニアワーク”をどう設計するか」
「創業起業を決意する前の留意点と創業起業の準備までが、その内容です」

内容は・・

1.充実したシニアワークライフのすすめ

 ・悠々自適、趣味三昧、夢の○○生活って・・本当!
 ・あなたにとってのテニスボールとサークル、3万という数字の意味
 ・過去は過去!過ぎ去ったものに想いを残さす、先を見る
 ・資金、健康、人間関係、この3点セットを再点検してみる
 ・自分のモノサシに固執しないで、他から学ぶ面白さを発見してみる
 ・“見た目”の大事、自己アピールがなくなったら、アウト!
 ・あなた自身の“充実した”シニアワークを具体的にイメージする

2.創業起業を決意する前に

 ・創業起業に、向き・不向きって、あるの・・?
 ・経験を活かしての起業で失敗、その経験って、いったい何・・?
 ・売り物は何か、顧客から見ての価値は何かを、ハッキリと・・
 ・起業当初の見込み客づくりには絶対に手を抜かない・・
 ・事業展開シュムレーション、夢は大きくても、背伸びは厳禁・・
 ・あなたの応援団、人脈地図の広がりと深さは・・
 ・最大のリスク要因は、あなた自身にあるのかも・・

3.創業起業・準備のカンドコロ

 ・はじめから完璧なビジネスプランはいらないが・・
 ・顧客づくり・関係強化に、本腰を入れて、今から取り組む・・
 ・リスクとコストは最小限に、ふぉく異分野に一点集中・・
 ・資金の手当てでムリをしない、シニアは自己資金が大原則・・
 ・支援制度もいろいろ、目的に合わせて研究、利用・・
 ・起業がゴールではない、難しいのは継続させること・・
 ・予定は狂って当たり前、見栄を張って深追いしない・・

創業起業時のエネルギーは強烈なモノ。
しか本当に必要なのは、その後のエネルギー持続です。

特にシニアはこの辺りをキチットおさえて、
エネルギーの持続のために自己統制が欠かせません。

今後はこのあたりに焦点をあてた話をする予定です。



技術系のお客さまとの専門的なやりとりを、一人の営業パーソンで・・(営業セールス道場)

2016-03-07 14:22:45 | 営業革新・マーケティング&セールス道場


営業パーソンとして自社製品の技術的な知識を身につけておくことは当然です。

しかし深い専門性を必要とする製品や商談案件では、
技術系のお客さまと営業パーソンが全て話すとなると、やはり限界があります。

技術系同志で話をすれば直ぐに決着がつく案件に、
間に営業パーソンが入り、何度も何度も、やり取りをしなければならない。

これこそ、時間の無駄。
いつまで経っても商談が進まず、結局、失注してしまうケースが意外と多い。

そこで「その件は、当社の技術部と話をさせてください」・・の一言が活きてくる。

もっともそのためには、
常日ごろから社内の技術部隊と人間関係を深めたり、
自社の技術や生産能力について関心を持って、調べておくことは必須ですけどね。

また同時に自分の商談案件が視える状態であること、
マネジャーもサポートする意味でその内容や進捗が把握できること、
つまりセールスマネジメント体制がしっかりと確立されていることが前提ですが。

セールスは会社対会社の取引ですから、当たり前と云えば、当たり前ですけどね。

みなさんのところでは、いかがでしょうか。
機械製造装置メーカーの営業道場、懇談会での話題でした。




普通の人の気持ちの分かる、普通の人こそリーダーに・・(中小企業マネジメント改革)

2016-03-01 08:55:59 | 組織マネジメント改革の実践


偉大なリーダーにはカリスマ性がなければなどと云われたりもしますが、
ところでリーダーになるには、何か特別な才能や能力が必要なのでしょうか。

あの人はすごい!と崇められる存在は、
見方を変えれば、その人がいないと何も始まらないということになりませんか。

組織の力を考えればリーダー一人で考えるより、
むしろみんなの頭で考えた方がよいとは想いませんか。

であるならば、みんなで考える、そういう場を作ってくれるリーダーの方がよい。

結局、リーダーであるかどうかは、
すすんでついてきてくれるメンバーがいるかどうかじゃないでしょうか。

自分のことを理解してくる・・、
親身になって相談にのってくれる・・、
自分の仕事を大切に思っていてくれる・・、
人は普通、そんなリーダーについていくのではないでしょうか。

これらは何も特別な才能や能力がなくても出来ることばかりですね。

職場や組織の中の大半は普通の人です。

普通の人の気持がわかる、普通の人こそリーダーに!

マネジメント改革推進プロシェクト、リーダー研修で話しました。