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自分で決断したことは・・

2011-10-12 05:57:59 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

大事の義は人に談合せず、一心に究めるがよし・・

伊達政宗(陸奥仙台藩初代藩主)の教えです。

困難なこと、難しいこと、どうしてよいかわからない時、
一人で悩んでいるよりも、人に相談した方がよい知恵が出るもの。

しかし相談することによって、
ますます迷ってしまい結論がぶれ、なかなか決断できな場合もある。

時には、誤った結論を出してしまうこともある。

このような後悔をしたくなかったら、
自分の人生を懸けるような大事なことは、独断したほうがよい・・と教えてくれます。

「独眼竜」政宗の面目躍如ですね。

自分で結論を出したことならば、
たとえ失敗したとしても、納得がいくはずだ・・ということでしょうか。

・・・・・・・

伊達政宗:名言

「仁に過ぎれば弱くなる。義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎれば諂い(へつらい)となる。智に過ぎれば嘘をつく。信に過ぎれば損をする」

「物事、小事より大事は発するものなり、油断すべからず」

「勇をたのみにがむしゃらに相手を選ばす戦っている。これは弱冠の者の行為である。
強い相手を避け、弱い者を選んで戦い、進退のツボを心得る。これは壮年にならなければ出来ぬことだ」





戦略策定での誘惑・・

2011-10-03 10:23:13 | 組織マネジメント改革の実践

経営戦略や事業戦略の策定で陥りやすい罠があります。

先行きを予想し現状を分析する。
あるべき姿を創造し、戦略課題を探っていきます。

そのプロセスはなかなか厄介ですし、面倒です。
こんなことやってるなら、もっと他にやることあるだろうと、投げ出したくもなります。

そんな時、誘惑にかられることがあります。

それは経営のうまくいっている会社の経営戦略や事業戦略をお手本にして、
我が社でも真似てみようと思ってしまうことです。

こうしたい気持ちはよく理解できますが、他社の模倣は失敗に終わるケースがほとんどです。

会社によって強みや弱み、持てる経営資源の質や量も違うのですから、
戦略だけを真似てみてもそれが実践される保証はありません。

自社のもつヒト・モノ・カネや組織力、見えざる資源などを踏まえ、
それに合致した独自の戦略を立案しなければ、結果には結びつきませんね。

資源や能力を棚上げして、戦略だけが一人歩きしても、結果が出ないのは当然です。
それどころか、戦略だけが暴走して経営を窮地に落とし入れる危険性さえはらんでいます。

ここはやはり辛抱して皆の総力を結集し、
なかなか厄介なことではありますが、「身の丈」にあった戦略構築が必要です。

もっとも身の丈にあった戦略とは云っても、なにも現状維持的なものでいいいうわけではありませんよ。

身の丈に合った挑戦的で野心的な経営戦略を構築していくことが大切ということです。

戦略策定コンサルティングでのヒトコマです。