白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

中小企業の人材育成“人づくり”応援-029- 俺の眼の黒いうちは・・

2012-08-31 05:31:24 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト
自分を超える後継者の育成・・


後継者を育てないと・・と口ではおっしゃっていますが、

本当に真剣に、
後継者の育成に取り組んでいる方は、残念ながら極めて少ないようです。

リーダーの条件の一つに、
「次のリーダーを育成すること」がありますね。

ことさらにこれが言われるのは、
それだけリーダーが次のリーダーを育成することが難しいことの証です。

とても忙しくて、
育てるまで手が回らないという現実はあるかも知れません。

「やはり自分が出ていかないとラチがあかない」という現状もあるかもしれません。

しかし「俺の眼の黒いうちは」という想いが、
どこかに、無意識的に、あるのではないでしょうか。

だから育成に、なかなか本気になれない。

しかしいつかは、どのような形であれ、会社を去らなければなりません.
これも現実です。

その時になって後継者がいないと騒いでも遅いのです。

企業という永続性が求められる組織では、それは致命的です。

だからこの企業の先を思い描くならば、
自分と同等、あるいは自分を超える後継者を育てる責任が、私たちにはあります。

後継者の育成は、私たちが本気で取り組まなけれなならないテーマです。

人づくりプロジェクト「経営者懇話会」で話しました。



努力、努力、努力、死語になりつつ・・

2012-08-28 08:58:12 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

誰よりも、3倍、4倍、5倍勉強する者、それが天才だ・・・

野口英世(細菌学者)の教えです。

3倍、4倍、5倍勉強すれば、
人は信じられないほどの力を発揮する。

群を抜く仕事を成し遂げた人を天才と呼ぶが、
何の努力もなしに天才であった人はいない。

それは才能ではなく、努力の結果である。

2倍、3倍、4倍の努力をしなければ、才能は表れてくれない・・
と教えてくれます。

人と同じことをやっていては、人を抜くことはできない。

努力、努力、努力・・
最近は死語になりつつある言葉ですが、

全知全能を傾けて努力し続けなければ、
群を抜く仕事は実現できない・・・ということですね。


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野口英世 名言:

「過去を変えることはできないし、変えようとも思わない。
なぜなら、人生で変えることができるのは、自分と未来だけだからだ」

「絶望のどん底いると想像し泣き言をいって絶望しているのは、
自分の成功を妨げ、そのうえ心の平安を乱すばかりだ」

「人の一生の幸せも、災いも、自分から作るもの。
周りの人間も、周りの状況も、自分が作りだした影としるべきだ」






中小企業の人材育成“人づくり”応援-028- 従業員にとって世間は狭い・・

2012-08-21 07:32:56 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト

ともかく外の空気に触れさせる

業態や仕事にもよりますが、多くの従業員にとって、世間はとても狭い。

日常の仕事で接するのは同じ職場か関連部署の人くらいで、
社外といえばせいぜい取引関係のある一部の会社の人くらいですね。

そうなると事業活動に必要な情報は入ってはくるが、
自分の能力が世間でどの程度のもので、他社ではどの程度通用するかは分からない。

分からないから、現在の狭い職場のなかで安住し、
狭い人間関係のなかで、自分の強みや弱みをみて、自分の立ち位置を決めてしまう。

こうなると個人の能力開発のモチベーションは湧いてはこない。
組織の力も極めて現状維持的になってしまい、早晩、沈滞の憂き目にあってしまう。

これは中小企業に限ったことではなく、多くの大企業でもみられる現象です。

したがって従業員をともかく外の空気に触れさせ、
できるだけ多くの人とコミュニケーションをとる機会や場をつくることが必要です。

そとの世界を知れば、
本当の意味での自分の強みや弱み、現在の組織の力もわかってきます。

分かってくれば、能力開発の方向も明確になって、日常の仕事にも身が入ります。

いやー、経費節減の折、
社員を外に出す余裕なんてとてもとても、という企業も多いと思います。

外部研修やセミナー、異業種交流会に派遣することばかりが外部との接触ではありません。

社長や幹部が中心になって世間の様子を知らしめ、
車座になって、皆でその件についてワイガヤする手もありますね。

人づくり応援プロジェクトでの意見でした。

中小企業の人材育成“人づくり”応援-027- 現状に唖然としていても・・

2012-08-16 10:37:02 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト

概して優秀な中小企業は・・

人材育成と云うと、
知識や技能を育てることに関心が向きがちですが、

私のところは、しつけ、礼儀作法、言葉づかいを徹底的に教えています。

学校を出て入つてくる従業員が挨拶もできない、
礼儀作法を知らない、言葉遣いもなっていないと嘆く経営者が多くいます。

基本的な知識レベルの低さに唖然とする経営者も少なくありません。

しかし私たち中小企業者は、
現実を嘆いてみても、現状に唖然としていても、何もはじまらない。

だから、私のところでは、挨拶の仕方から徹底して教えています。

その際、挨拶の仕方を教える前に、「なぜ挨拶をするのか」から教えています。

なぜから教えると、応用が利いてきます。
なぜを知ると、細かい点まで行き届き、自分なりの工夫も生まれてきます。

おかげて、工場の見学者に対しても現場の作業者はしっかりと挨拶ができています。
地域の皆さまからは、しつけ、礼儀作法、言葉づかいの行き届いた会社との評判です。

そのせいどうかは分かりませんか、顔つきも活き活きとしています。
またそれが自信に繋がっているようで、仕事にも前向きに取り組んでいます。

中小企業“人づくり”応援プロジェクトでの経営者体験発表会でのヒトコマでした。

そうですね・・・

職業人・社会人としてのしつけがきちんと出来ているところに、
概して優良な中小企業が多いのは事実ですね。


未来は不可能、未知、理想・・

2012-08-14 06:06:06 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

未来はいくつかの名前を持っている。
弱者にとっては「不可能」、臆病者にとっては「未知」。

考え深く勇気のあるものにとっては「理想」。

ビクトル・ユーゴー(フランスの詩人・小説家・政治家)の教えです。

まだ見えない未来に対しては、思い描く人によって、そのイメージは異なる。
理想的な未来を手に入れたいのなら、プラスのイメージを描かなければならない。

しかし未来は思い描くだけでは、理想は実現しない。

それには深く考え抜いた計画と、粘り強く行動する勇気が必要だ・・と教えてくれます。

未来は決して不可能でも未知でもない。

夢とビジョンを思い描き、その実現に向けて深く考え、
勇気を持って行動する者にとっては、それは理想になる、ということでしょうか。

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ビクトル・ユーゴー 名言

「40歳は青年の老年期であり、50歳は老年の青春期である」

「大きな悲しみには、勇気を持って立ち向かい、
小さな悲しみには、忍耐をもって立ち向かえ・・・・」

「時間の整然とした使い方は、
その人の仕事をすべて貫き通す、一条の光のようなものである」


中小企業の人材育成“人づくり”応援-026-三年先に事業を担う稽古を・・

2012-08-11 21:17:56 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト

人づくり戦略の前に事業戦略を・・

やはり会社が成長してい行かないと、人の成長は難しい。
とくに中小企業ではそれが顕著にあらわれる。

そもそも会社がずっと低迷していて、社員だけに成長せよというのも酷な話ですね。

会社の業績が思わしくない。
どうも社員に活気がない、元気がない、今一つ覇気ない。

日常の声掛け運動もやっています。
進められてコーチングの手法も取り入れました。
職場を明るくし、なんでも話し合えるような雰囲気づくりにも、随分と気を使っています。

いろいろやってもみました。でも想うように効果が出ません。

ここはひとつ、社員研修でもして、みんなに、渇!をいれてくれませんか。
社員一人ひとに責任感を植えつけてくれませんか、厳しさを実感させてくれませんか。

こんなお申し出をいただきました。

お申し出自体はとてもありがたいのですが、これはとても難しいお申し出です。

そもそも会社自体が成長すことが社員の心に火を灯し、
よし!自分もやらなければ、自分も更に成長しなければという、危機感が生まれてくるのです。

その会社の事業が、少々、口はばったい云い方ですが、世の中の役に立ち、
社員が心底、そこで働くこと意義と誇りを感じ、皆に自慢するようになれば、人は自然に育ちます。

極端な意見かもしれませんが、
そうなれば、放っておいても、社員は自から学び、経験をし、成長していくことは間違いないですね。

その意味で云えば、
人づくり戦略、人材育成戦略の前に、経営戦略、事業戦略がなければなりません。

相撲の世界では“三年先の稽古”と云いますが、
3年先の経営や事業を担う人材を、今のうちから育てるのが肝心ではないでしょうか。

こと人づくりについては、小手先の、あの手この手は、あまり良いことではありませんね。

人材育成コンサルのご依頼をいただいた中小企業の経営者に話しました。



やはり気持ちの切り替えが・・

2012-08-06 15:53:01 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”

幸せになりたいならば、
「あのときああしていれば」と云うかわりに、「この次はこうしよう」と云うことだ。

スマイリー・プラントン(米国の精神科医)の教えです。

同じ経験をしているのに、
うまくいかなかったことを後悔するだけの人と、
そこから多くを学んで、次の挑戦に役立てる人がいます。

違いはどこにあるのだろうか。

何事にもポジティブな面を捉えてみる。
阻害要因やマイナス面を意識的にチェンジしてみる。

その意識的な試みが、新たな目標に向かうエレルギーになる。

後ろばかりを振り帰りマイナス面だけをあげつらうのではなく、
この次はこうしてみようと、前向きに捉えてみよう・・と教えてくれます。

やはり気持ちの切り替えが、意識してチェンジすることが大切ということでしょうか。

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スマイリー・プラントン 名言:

「神は自分の夢に向かって努力する人間を、決して見捨てない」

「何かを勝ち取るには、何かを犠牲にしなければならないし、
地味な努力と、それに耐えていく我慢が必要です」

「困難や災禍ほど人を耐えてくれる。
富貴、福運は、はじめ味方のようだが、いつかは最大の敵となる」




中小企業の人材育成“人づくり応援”-025- 一人ひとりに気をかけて・・

2012-08-02 08:39:35 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト

これをしないと、中小企業はもたない

社長が社員一人ひとりに声をかける。

現場を歩き、作業をかたわらでしばらく見ていると、ろいろ教え足らないことに気づく。

基本的なことが出来ていないと嘆くにしても、
社員のありのままの姿を、現実の仕事の場面で知らねばならない。

せっかく育てた中堅が会社を辞める事態が発生した。

理由を聴いてみると、
会社がいかに社員のことを理解していないのかを思い知らされた。

それを機会に社長と社員の個人面談を始めた。

初めは少々堅さがみられたが、
少しづつ仕事のこと、自分のことを話す社員が増えてきた。

やはり親身になって聴いてあげると、ケアに繋がる。

それでも辞めてしまう社員はいる。
これはもはや会社ではケアはできない。無理に追わないことにした。

逆に留まってくれた社員は、むしろ以前よりはるかに頑張ってくれている。

当社は社員についてかなり理解している方ではないかと想っていたが、
いろいろ聴いてみると、本当にいろいろな意見がでてくる。

なかには不平不満もあるが、それでもこちらの気づかなかった事実がある。
なかには放っておけない事態もあるし、勿論、前向きで、建設的な意見もある。

それは私の理解の範疇を超えるものが多い。
やはり一人ひとりに気をかけて細かく理解していかないと、私たち中小企業はもたない。

社員との個別面談が、私の人材活用の決め手です。

人づくり応援プロジェクトで、あるメーカーの社長が話してくれました。