白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

よく見てなかったものですから・・

2009-09-29 09:05:57 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
販売の第一線で使われる販促ツール、パンフレット、カタロク、チラシ、会社案内・・
身近なものでも結構、作成費用や手間がかかります。

「新製品のカタログができました。ここに置いておきます・・」
「パンフレットです。後で見ておいてください・・」

よく目にするシーンです。
置いておくだけ、配るだけ、これではあまりにも知恵がない。

「ここに書いてあること、もう少し詳しく説明してよ」とお客さまの問い合わせ。

「エエェ・・!そんなこと載っていますか。ソソソ、ソレハ・・申し訳ありません。
よく見てなかったものですから、チョット・・」

まともに応えられない。
同行セールスをしてみますと、こういう場面によく遭遇します。

これでは、折角の販促ツールも役に立たない。

やる気がないな、熱意がないな・・マイナス面を証明しているようなもの。
会社の営業姿勢さえ疑われてしまう。

少なくともお客さまにお渡しするものは、
どこに何が載っているのか、事前によく目を通しておく・・

ただ単に置いておくだけでなくて、必要な事柄はキチッと説明して手渡しする・・

これ至極、当り前のこと。

カネとテマをかけて作った販促ツールが、
事務所の片隅にホコリをかぶっているなんてことは、まさかないとは思いますが、

販売の第一線で営業パーソンがどのような扱いをしているのか、
一度よく点検してみる必要がありますね。

販売促進セミナーで話しました。


夜明け前の一歩手前が・・

2009-09-28 07:46:48 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
英雄は普通の人より勇気があるのではなく、
ただ5分間ほど、勇気が長続きするだけである。

ラルフ・ウォルド・エマーソン(アメリカの思想家)の教えです。

勝利を確実にモノにするためには、絶対に欠かせないものがある。

それは忍耐である。

忍耐とは、読んで字のごとく、苦しさや辛さに耐え忍ぶことであるが、
それは勝利の一歩手前で押し寄せてくる。

その時、「夜明け前の一歩手前が一番暗い」との自覚のもと、
ひたすら耐え忍んでこそ、

勝利という輝いた旭日をおがむことができる・・と教えてくれます。

最大の難関は勝利の直前に押し寄せてくる。
ここで投げ出さずにあと少し粘り強くやってみよ・・ということですね。

・・・・・・・
ラルフ・ウォルド・エマーソン名言:

「十分暗くなれば、人は星を見る」
「人生は、その日一日何を考えたかで決まる」
「雑草とは何か? その美点がまだ発見されていない植物である」

たった今をおろそかにしない・・

2009-09-25 07:13:15 | 組織マネジメント改革の実践
プロが抜きん出ていることって・・ある後継者養成ミーティングでのヒトコマです。

そこで話題になったのが、スポーツの世界。
一流のアスリートは、ここ一番、その瞬間の集中力がすごい。

将棋の世界でも同じようで、永世名人の谷川浩司氏が云っています。

「羽生さんの強さの基盤になっているものに集中力がある。
長考に入った時には、他の棋士には感じられない集中力を感じる」と。

それではビジネスの世界では・・

仕事では乗り越えなければならない難題にしばしば遭遇する。
それを打開するには、強いパワーとエネルギー、やはり集中力が必要になる。

そこで議論になったのが、
ビジネスの世界で集中力を養成するその思考と習慣。

まずは、あれもこれも「そつなくこなす」のではなく、
成果をあげられる領域にピンポイントで焦点を定め、徹底的にその戦い方を追求する。

かならず期限を定め、一つのことにダラダラ時間をかけない。
そして大きなチャンスを得るために、小さな楽しみはおあずけにする。

集中力は持って生まれた才能ではない。

私ども平凡なビジネスパーソンでも、
「たった今をおろそかにしない」この気構えと行動が、

集中力を高めるポイントであるとしました。



口実、言い訳に過ぎない・・

2009-09-24 16:53:48 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
学ぶ暇あらずという者は、暇ありといえども、学ばず・・

中国の思想書「淮南子(エナンジ)」の教えです。

時間があったら、暇ができたら・・よく口にします。

しかし、時間ができても、暇があっても、ゴロゴロして何もしない。
一日延ばし延ばしして、結局何もやらなかった、できなかった。

よくあるケースです。

時間がない、暇がないのは、実は口実であって、言い訳に過ぎない。
本当はヤル気がないだけだ。

ヤル気があれば、時間や暇はいくらでもできる・・と教えてくれます。

やるか、やらないのか・・
結局は本人の意欲次第ということですね。

シルバーウイークとやらも終わりました。
さー・・云い訳せずに、やっていきましょう。お互いに・・

・・・・・・
淮南子 名言:

「人間万事、塞翁が馬」
「獣を追う者は目に大山を見ず」
「船くつがえりて、すなわち善く泳ぐを見る」


気配りを仕組みに・・

2009-09-18 05:17:38 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
競争が厳しくなると大層な戦略を思いめぐらし、
商品の違いや価格、販売促進戦略などに目が向きがちですが、

顧客の喜ぶチョットした気配りと気遣いで、繁盛している会社がいくらでもあります。

製品を納入する前に「本日配送しました」とFAXを送る作業員、
お客さまからの要望には何よりもクイックを最優先している営業担当、

一匹100円のサンマと300円のサンマの違いを丁寧に説明する販売員、
台風の進路にあたる既存客に自分の携帯電話番号を事前にしらせる住宅営業などなど、

大層なことをしているわけではありませんが、
これが結構お客さまから喜ばれ、支持を得ています。

お役さま第一、相手の立場になって、心を込めて接する・・私たちはよく口にしますが、

顧客の側に立ってみますと、
実はほんのわずかな気配りと気遣いの違いであることが結構多いものです。

日常活動のチョットした気配りでライバルに勝つことが十分に可能です。

ただこれらの気配りや気遣いを、
個人の“心掛け”でかたづけてしまっては、組織全体の力になりません。

これらを組織のルールや仕組みにしあげて全員で取り組めば、
強力な力になります。

大層な戦略を駆使しなくても、

お客さま喜ぶ気配りを、“ソコソコ”でなく組織全体で真剣に取り組めば、
お客さまは必ず答えを返してくれます。

営業戦略策定研修で話しました。





云い訳はよせ・・ひるむな!

2009-09-16 07:29:01 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
現実を直視し、現実に立ち向かえ・・!
ひるむな・・!

ジャック・ウェルチ(GE会長兼CEO)の教えです。

なぜ自分は失敗し、なぜ他人は成功したのか・・?
その理由をいくら並べても仕方がない。

云い訳はよせ!
うまくいっていない時に、うまくいっている振りをするのはよそう。

時がすべてを解決してくれるなんて想うな!
犯したミスの大半は、現実から目をそむけたことから起こっている。

ありのままの現実を直視し、それにもとづいて行動せよ。

ビジネスの原則はそれほど難しくはない・・と教えてくれます。

手遅れになる前に行動せよ・・ということですね。

・・・・・・・・・・
ジャック・ウェルチ 名言:

「あらゆる仕事に命を吹き込むのは優れた人材であって、戦略ではない」

「戦うことが目的ではない。勝つことが目的なのだ。しかし勝ちめがなければ撤退する」

「花を育てるには肥料と水を両手に持って、常に両方をかけなくてはいけない。
うまく育てば美しい花壇になる。育たなければ抜くしかない。経営もそれと同じだ」


忙しいときこそ格好の機会に・・

2009-09-15 04:48:51 | 人的資源開発&研修あれこれ
企業における人材育成の中でもとりわけOJTにウエイトがかかってきています。

なぜなら業績向上の担い手と変化対応の担い手は、第一線のメンバーで、
そのメンバーの能力と行動が経営を大きく左右していくからです。

「メンバーを育成する・・必要なことは十分にわかっています」
「でも毎日、忙しくって、とても時間がとれません。やってられないですよ」

指導育成する側の悩みは尽きないようです。

「育成する・・」ということの発想の転換が必要です。

いままでの職場経験の中で、自分がどのように成長してきたかを思い起こしてください。

難題を与えられ、その時はとても苦労したけど、何とか乗り切った・・
あの時のガンバリが、振り返ってみると現在の力になっている・・
お客さまや上司にに叱られたけれど、誠心誠意尽くした・・

改めて振り返ってみると、
いろいろな仕事を経験して育ってきたことが実感できると想います。

人はいろいろな経験や体験を通して、能力や知恵を身につけていきます。

育成とは、対象となる能力の伸長に役立つ経験ができる機会や場を与えてやること、
すなわち意図的に仕事をさせることなのです。

メンバーを育成するとは、手取り足取り「教える」、それだけではありません。
それだけでは、育成する側の負担がとても大きくなります。

指導育成とは、能力開発に役立つ仕事を経験する機会を意図的に与え、
その遂行過程をキチッとフォローすることなのです。

従って忙しい時こそ、OJTの格好の機会となりませんか。

OJT担当者と話しました。



社会的手抜き現象・・

2009-09-12 08:11:17 | 人的資源開発&研修あれこれ
チームの力を創りだすためには・・マネジャー研修で話題としました。

ある実験があります。

メンバーにできるだけ大きな音で手を叩くように求めます。

そのメンバーに目隠しをし、他の人の音量をわからないようにして、
1人、2人、3人・・・と徐々に人数を増やしていく。

するとチームが大きくなるにつれ、一人当たりの平均音量は低下していくという。
つまり、「誰かがやるだろう・・」と手を抜くメンバーが現われる。

これは、社会的手抜き現象と呼ばれ、
年齢、男女、文化などを問わず、確実に発生する現象と云われています。

つまり、「御神輿にぶら下がるメンバー」の存在をどのように扱うかが、
チームづくりには欠かせない要因となります。

こんなとき大きな声でどなりつけ、メンバーを威圧するマネジャーがいますが、
これはチーム全体を重苦しい雰囲気にし、かえって生産性を下げてします。

とりわけ、創意や工夫を大きくそこなってしまいます。

マネジャーがチームをしっかりとマネジメントしていくことは容易ではありませんが、

まずはチームどのような集団規範(暗黙の掟)が横行しているかを認識し、
そのチームに属するメリットをメンバー一人ひとりが実感でるように働きかけをし、

そのうえで、メンバー一人ひとにの成果が明瞭に確認できるような体制にすることが大切です。

なかなか難しいテーマですが、いまから一つずつ研究していきましょう。
マネジャー研修のヒトコマです。

人生ゲームの主役は・・

2009-09-11 07:48:08 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
いつだって、汗水たらして人生ゲームに参加している人の方が、
ふんぞり返って座っている傍観者よりも、楽しんでいるものである。

ウイリアム・フェザー(著述業)の教えです。

人に合わせて自分を抑えて生きる。

それはゲームに参加しないで、
しけた傍観者を演じるようなもので、本当はとても退屈で、実にぶざまだ。

自分の汗水をたらして真剣に走り回り、泥だらけになってもがき苦しむ。
傍目には決して格好の良いものではないが、それでいいのではないか。

自分に一番向いている役を積極的に楽しむ。

それが一番輝いていられる人生ではないだろうか・・と教えてくれます。

人生ゲームの主役は自分だ。
自分の人生の経営者は自分だ。

もっと汗水たらして真剣に取り組め、もっと楽しめ・・ということですね。

ある会社のリーダーに送りたい教えです。

・・・・・
ウイリアム・フェザー 名言:

「失敗者は二種類いる。考えたけれど実行しなかった者と、実行したけど考えなかった者だ」

「人生を楽しんでいる人は、失敗者ではない」
「ほかの人があきらめてしまうときに、あきらめない人が成功する」


細やかな神経を・・

2009-09-10 05:33:47 | 人的資源開発&研修あれこれ
自分の働いている事務所や工場にゴミが落ちていたら・・
さあ、あなたなら、どうするか。

拾うのは掃除をする人の役目、自分の仕事ではないと無視する。
他の誰かが拾うだろうと、そのまま放っておく。

ゴミに気がつかない無神経な人、気にならない無関心な人もいるかもしれない。

ゴミなんて、細かいことにこだわるな。
「仕事さえチャントやっていればいいのではないか」という意見もあるかもしれない。

しかし、事務所や工場は様々な人が集まる場所。

生理的な嫌悪感には違いがあるけれども、
最低限、人に不快感を与えない、これは大事な一部分ですね。

汚れていたら、きれいにする。
たったこれだけのことで仕事場はさわやかな清潔感が生まれる。

ビジネスパーソンでいる限り、
まず身の周りをきれいにするのが、よい仕事をするための出発点。

自分を活かして仕事をしたいと誰もが想う。
そのためには自分の能力を認めてくれるマーケットがなくてはならない。

認めてもらうには、世間が当然としているビジネスの基本を身につけておかなければならない。

ゴミを拾うのは自分の仕事ではないと考えるのは、少々考えが狭すぎる。

細やかな神経を忘れない・・
これこそ仕事のプロの真骨頂ということです。

若手中堅社員ブラッシュアップセミナーで話しました。

がんじがらめのマネジメント・・

2009-09-09 07:43:54 | 組織マネジメント改革の実践
次々に押し寄せる書類をさばくことに明け暮れ、
体力を消耗していく。

さらに次々と送られてくる電子メールを開封して処理するだけで、
一日が終わってしまう。

情報の共有化、社内コミュニケーションの活発化の美名のもとに、

社内手続きや報告書作成をルール化し、
その作成に労力や時間を費やし、がんじがらめ。

業務改善に取り組んでいる、ある企業の実態です。

事業の目的はただひとつ、顧客の創造であるといったのは、あのドラッカー。

経営の結果は会社の外、顧客しだい。

顧客視点に立つ、
顧客や市場が本当の価値を認める分野で他社を凌駕しなくてはならない。

そのためには唯一の大切な場所である顧客や市場に接することが、とても大切。

しかし現実には・・

多くの経営幹部やマネジャーには、その大切な場所に身を置く時間が足りない。
報告書というフィルターを通してからしか、顧客のことがわからない。

この内向きの仕事の極み、これでは成果が上がるわけがない。

社内を規則でかんじがらめにする前に・・
社内のあらゆる部署の人々に、“お客さまと接する機会を持たせよう”

ある企業に提言しようと考えています。


マネジメントの神髄は・・

2009-09-05 09:36:39 | 組織マネジメント改革の実践
ドラッカーへの旅(ジェフリー・A・クレイムズ著 SBC出版)を読んでいます。

まず目に飛び込んできたのは、

「マネジメントの神髄は実行にある」
実行に秀でるためには「結局のところ、業績こそが成功の尺度である」というくだり。

そして「実行には過去との決別が欠かせない」といっています。

「他社をしのぐ業績を上げるのは、
時代遅れのやり方を捨てることのできる企業である」とあります。

その原動力はマネジャーにあるとも言っています。

この思想は大企業だけではなく、多くの中小企業にもあてはまりますね。

業務革新や効率化のお題目を掲げ、過去のマネジメント手法を導入する。
何にために行うかの目的を見失い、手法の導入が目的化してしまう。

あの手この手の施策の挙句、かんじがらめのルールや手続き、書類の山。
社員はそのルールを守るのに汲々としていて、ますます活力が低下していく。

自由な行動は規制され、闊達な社風はほころび、深い病の底に落ち込んでいく。

「マネジメントの神髄は実行にある」
「結局のところ、業績こそが成功の尺度である」
「実行には過去との決別が欠かせない」

このドラッカーの言葉を、ある中小企業のマネジャー全員に送りたいと考えています。

黙ってスーと近づいて・・

2009-09-02 06:43:35 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
いやな想いや不満を抱いた時、あなたはクレームとして申し出ますか・・?

ここにある調査があります。

不満を抱いたお客さまのうちクレームを申し出る人は、わずか4%、

残りの96%は黙ったままで、
このうち9%はしかたなく来店するが、91%は二度と来店しなくなるという。

不満を抱いたお客さま100人のうち、なんと87人が、黙って店を去っていく。

この事態を放っておくと、気がつくとお客さまが誰もいなくなった、
気がつけば閑古鳥状態となってしまう。

ということは店にとっては、この無言のクレーム、
サイレントクレーマーを作らないことが大きな課題となってきます。

ある飲食店がこんなことを始めました。

普通は、不満を抱いていそうなお客さまがいると、
店員の気持ちとしては、どうしてもそこから逃げ出したくなるというもの。

でもそこから逃げ出してしまえば、お客さまはクレームを伝えチャンスを失ってしまう。
すなわちサイレントクレーマー化してしまう。

そこで、イライラしたお客さま、何か云いたそうなお客さま・・などなど
不満を抱いていそうなお客さまを発見したら、こちらからそこに、スーと近づいていく。

近づいていけば、クレームを伝えやすくなる。
伝えていただければ、少なくともサイレントクレーマー化は避けることができる。

そこでのクレームへの適切な対処が、逆に信頼を勝ち取ることだって不可能ではない。

ウチはクレームが無いから大丈夫だなんで、呑気なこと云っていていいんですか。

不満を抱いたお客さまは黙って店を去っていきます。
もう二度と足を運んではくれません。

サイレントクレーマー化への対処を怠らずに・・店長研修での一場面でした。


いたずらに過ごす日々の・・

2009-09-01 06:59:02 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
いたずらに過ごす月日の多けれど、道を求める時ぞ少なき・・

曹洞宗の開祖・道元の教えです。

昨日一日、今日一日、何をしていたのか・・
振り返ってみると、結構忙しい日々を送っている。

どころが、この一ケ月、この一年を振り返ってみると、
いったい自分は何をしていたんだろうかと思うほど、何もしていないことを発見する。

毎日毎日は決してムダなことはしていないような気がするが、

毎日の連続を振り返ってみると・・
「いたずらに過ごした日々」が見えてくる。

これでは過去の消えた出来事とともに、生きていた自分も消えていく・・
と教えてくれます。

歩む道は人それぞれですが、やはり目的意識が大切ということですね。

今日から9月、改めて目標を自覚していきたいと考えています。

・・・・・・・
道元 名言:

「放てば手にみてり」
「我が身、愚鈍なればとて、卑下するなかれ」
「何事も一心不乱にやれば、宇宙の真理を体で感じることができる」