小林虎三郎の「米百俵」の逸話です。
貧乏生活にあえぐ中で、
あえて未来に希望を託す選択をしたことによって、
後に長岡藩からは新生日本を背負う多くの逸材が輩出されたという、故事です。
短期的な成果を重視した経営の下では、人材育成もそれに比例して短期的なものになりがち。
しかし仮に短期的に高い成果をあげたとしても、
その過程でメンバーを疲弊させ、能力開発の目を摘み取り、
職場の士気や能力を低下させてしまったのでは元も子もありません。
人材育成とは、未来に向けて、人材の将来の可能性を開発するものです。
企業が将来にわたって経営の維持・発展を続けていくためには、
中長期的なビションのもと、計画的かつ継続的に人材を育成していく必要があります。
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小林虎三郎 他の名言を集めてみました。
「国が興るのも街が栄えるのも、ことごとく人にある。食えないからこそ学校を建て、人物を養成するのだ」
「みなが一体となって、苦しみに打ち勝ってこそ、はじめて国もおこり、町も立ちなおるのだ」
「人物さえ養成しておいたら、どんな衰えた国でも必ずもり返せるに相違ないのだ。おれは堅くそう信じておる」