白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

戦略と計画!使い分けると同時に、一体感をもたせることが・・(中小企業のマネジメント改革)

2015-08-01 09:25:42 | 組織マネジメント改革の実践


戦略と計画との違いは・・質問を受けました。

企業によって、人によって、その用い方は様々ですが、どちらもとても重要な働きがあります。
ですから、その意味するところをよく整理しておかないと、混乱します。

企業経営の働きをピラミッドに例えて上から5つに分けますと、
一番上が「ビジョン」、2番目が「戦略」、3番目が「計画」となり、続いて「管理」、「実践」となります。

これらは野球の打順と同じで、
それぞれの内容の良し悪しよりも、それぞれの「つながり」がとても大切です。

戦略の要諦は選択と集中にあります。
「何を捨てて、何をとるか」を意志決定することです。
戦略を練るためには、よくよく競争を考えておかねばなりません。

計画は構想づくり、段取りづくり、日程づくりです。
目標達成に必要な事柄を組み立て、戦略実行の具体的なイメージを描きます。
達成に向けての障害の予測と事前の予防策も練っておきます。

要は、戦略は「What」「Why」を、計画は「How」をその主なテーマとします。

ゴルフに例えてみますと、コースをどのように攻めようかと考えを廻らすのが戦略で、
アイアンなどでどのように刻むかなどと決めるのが計画です。

従って、議論や検討をするときは、
その両者の特徴を生かして、ハッキリと使い分けることが大切です。

加えて、戦略と計画に一体感を持たせることも大切です。
そうしませんと、どちらもいわゆる“絵に描いた餅”になってしまいます。

これでは何のための議論なのか、検討なのか分かりませんからね・・質問に答えました。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿