児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

いわき3/8 NHK交響楽団の公演

2012年03月08日 | いわき
いわき市はNHK交響楽団と定期公演の協定をしていて、年間1回の公演を行っているが、その故もあろうか、メンバーのいわきに対する気持ちはかなり濃いものがあるように思える。ありがたい。今回も昨年9月の定期公演がホールの修復が間に合わずに流れて諦めつつも,次の公演まで2年半も空くのは良くないという気持ちからお願いして、やや無理にスケジュールを入れてもらった公演でもある。
この公演を決めたときは、市民の生活とか感情とかが有料公演に向かうものだろうか,復興支援の企画がたくさん入ってきたらどうしようかとか、いろいろと心配もしたけれど、ある程度の覚悟を決めてやって良かったと思う。少しチケット料金は安くしたとはいえ満席。その過程ではいろいろなことがあるだろうが、復興というのはこういうことを少しづつきちんとやっていくことなのだろう(別に満席でなくても)。
全国的に3月に入ってから、3.11に向けて黙祷をしようとかいろいろな動きがあって、僕としては大げさなのは少し気持ちが引けるのだけれど、今日のコンサートでは、初めに指揮者の高関さんがすこし話をしてG線上のアリアを演奏した。そのあとは普通のコンサート。マメールロワとラプソディ・イン・ブルーと新世界である。
ピアノの小曽根さんはアンコールで自作の「リボーン」を弾いて、がんばろうと叫んで袖に帰ってきた。
帰りのお客様の様子を見ていたのだが、なんか嬉しそうで本当に良かった。

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