拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

終了

2007-06-09 10:54:07 | 日記
二週間の教育実習が終わった。前回の小学校への四週間の教育実習の時とは比べ物にならないぐらい疲弊したような…。四週間でやったことを無理矢理二週間でやりぬいたって感じ?毎日授業の準備などで全然眠れなかった…。でも学校へ行けばおもしろ中学生にたくさん会えるので楽しかった。小学生と違い、いろんな話が通じるのが良い。実習させていただいた学校は数年前までは荒れたことがあったそうだが、「うわっ、悪い奴!」と思ってしまうようなワルな生徒を見かけなかったので、今は比較的おとなしめの学校だったのかな。カッターシャツがズボンから出てるのを注意されても、特に反抗せず無言で直す、みたいな。素直だ…。某区の中学に行った友人は結構大変だったようだけど。うーん、中学生…。
最後の帰りの会では寄せ書きをもらいましたよ。私が忘れかけてるくらい些細な思い出を寄せ書きに書いた生徒の文章を見てちょっと泣きそうになった。「○日の朝に校門で△△の話をしてくれたのが嬉しかった」とか。自分にとってはさりげないことかもしれないけど、受け止める方にとってはそうでもないんだね…。学んだぜ、いろいろ。授業の仕方も学んだなぁ。授業と言えば、先生の発問に対して、生徒たちが授業中に普通に挙手していてびっくりしたのだが、あれって…普通?自分が中学の頃は、先生が席順かランダムで当てて答えさせる、っていうのが普通で、答えがわかったから挙手して先生に指してもらうのを待つ、みたいな習慣無かったよ。小学生まではあったけど。数学とかでも解る子はバンバン手を挙げてて、「なんだこの積極性!」と思った。先生へのアピールなのか?それにしても、生徒が手を挙げてくれたおかげで自分の授業のときは助かりました。誰も手を挙げてくれずシーンとしてしまった瞬間には凍りついたりもしたけど、「あ、今のは自分がわかりにくい質問をしちゃったから反応が悪いんだ。○○君すら挙手してないもんな」と反省して、すぐ次の授業の対策を立てることが出来た。「次はこう質問しよう」みたいな。中学は小学校と違って、先生が同じ授業を違うクラスで何度もやるから、少しずつ授業を改善していくことが出来ていいな。もちろん、初めのクラスから良い授業をすることが大切だけど。今回、同じ授業を四回やったぜー。
そうだ、最近の中学生の嗜好などをちょろっと書いておこうか。小学校と同じで、やっぱ『ドラゴンボール』の人気は根強かった。ジャンプ系漫画はみんな普通に好きなようだ。あと、未来のガンダムヲタク予備軍もちらほらいたなぁ。30代後半のリアルタイムのガンダム世代の先生と普通にガンヲタ話してたよ…。アイドルだとKAT-TUNとかやまぴーとかが女子に人気だった。男子はそれらのアイドルが嫌いで、未だに去年の「やまぴーMステ口パク事件」を引き合いに出してからかってる生徒がいたり、「赤西が休業したり復帰したりするのは勝手だと思う」という意見が優勢だったりした。ジャニーズと言えば、知らないんだね、今の子供は。SMAPが6人組だったこと!森君脱退が11年前だから知らなくて当然だけど、そのこと教えたら超びっくりしてた。でも一人だけ「知ってるよ、レーサーか何かになったんでしょ?」と返してきた物知りな男子がいた。