拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

今年の曲、今年のうちに♪

2009-12-31 14:16:17 | 音楽
レコード大賞は2年連続でEXILEだそうで。おめでとーございまーす。さて、TBSのレコ大に対抗して(?)、今日は2009年、個人的によく聴いた曲を発表する「拝啓 夏目漱石先生 レコード大賞」をやります。対象となるのは本家レコ大と同じく2009年に発表された楽曲。曲はリリース順に並んでおります。

「Survivor」/東方神起
今年大いにハマった東方神起。2009年に出た楽曲で一つ選ぶとしたらコレかね。流行りまくりのエレクトロ路線を遂に導入。めちゃくちゃアッパーで華やかなダンス曲。少しオートチューニングのかかった歌声と、熱を帯びた生々しい歌声(っていったら変だけど…)の組み合わせ。聴いてて凄く気持ちが良いよ。あと、韓国人ならでは(?)のぎこちないザ行・ダ行・バ行の発音が、この曲には何故かぴったりハマってる。これは彼らにしか出せない魅力だなぁ、と。


「Merry Christmas Mr.Lawrence-FYI」/Utada
アメリカ版2ndアルバム『This Is The One』の中で、特によく聴いた曲。誰もが知ってるピアノのフレーズに、宇多田ならではの魅惑的なメロディーがふわっと乗ってて病みつきになった。歌声もいつになく神秘的に聴こえたなぁ。売れっ子プロデューサー・スターゲイトのアイディアから生まれた名曲。他、「Dirty Desire」「Apple And Cinnamon」など、聴きやすいポップスが満載のアルバムでしたなぁ。未だに『ULTRA BLUE』が一番好きな宇多田ファンとしては正直物足りなかったけど。


「Wait For Me There」/Tommy heavenly6
これといったプロモーションをされるわけでもなく地味~にリリースされたTommy heavenly6の3rdアルバム『I KILL MY HEART』より。スマパンみたいな90年代オルタナ系の音を味わい深く鳴らす、2009年リリース作品とは思えない時代性の欠如した良作。隠れ名盤かもよ。


「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」/VAMPS
なんだかんだで聴きまくったVAMPS。今年遂にアルバムが出ました。ほぼ全曲アッパーなロック、ライブで盛り上がるためだけに作られた無茶苦茶なアルバムでしたな。ゴスなメロディーとhydeの濡れた歌唱の相性が良すぎる「SECRET IN MY HEART」「DEEP RED」、ラルク的なゴージャスな解放感漂う「COSMOS」、超イケイケなディスコパンク「TROUBLE」、美麗なBメロが光り輝く「SWEET DREAMS」、切ないギターロック「TIME GOES BY」など良曲盛りだくさんだったが、一曲挙げるならやっぱり、ライブで死ぬほど盛り上がった、曲名からしてVAMPSを象徴するような曲。「ライブはセックスで、アルコールは血なんだ!」と歌い叫ぶ脳天気でバカでセクシーで最高の曲。


「Beautiful World(PLANiTb Acoustica Mix)」/宇多田ヒカル
「なんだよ、新曲が聴けると思ってたのに…」というガッカリ感が無いわけではないが、これはこれで凄く好きだ。新劇場版ヱヴァのエンディングテーマ。あのアクロバティックな展開の果てに飛び込んできたこの曲、心の中で絶叫してました。レッチリっぽい男泣きなギターが、名曲に新たな魅力を注入。「次の宇多田のアルバムでは生バンドをフィーチャーした曲が沢山入るといいなぁ」なんて妄想した。


「NIGHT FLIGHT」/Perfume
ダイナミックレンジの狭いバキバキのエレクトロチューンを果敢に世に送り出してきた中田ヤスタカが突然放ったテクノポップ。アルバム『⊿』に収録。ここまでYMOっぽい曲って今まで無かったのでは。無邪気にブーブーと鳴りまくっていた重低音は控えめに、レトロなシンセを大フィーチャー。1番終わった直後の間奏、2番Aメロのシンセに悶絶しました。なんかもー可愛い過ぎ。これシングルにすればよかったのにね。


「スクールゾーン」/cali≠gari
キャリアが長く、過去を振り返れば名曲・怪曲で溢れるベテランバンドだが、2009年リリースの復活作にもちゃんと素敵な曲が入ってるのが凄いね。ノスタルジックなシンセが印象的なビートパンク。何故か自分の子どもの頃をふわっと回想してしまう魔法のようなメロディー。他にも「-踏-」「ハラショー!めくるめく倒錯」「月光ドライブ」「電気睡蓮」など、新作『10』には宝物みたいな曲がいっぱい詰まってた。そんな素敵なアルバムをめちゃくちゃサラっとリリースする彼らが大好き。


「ONCE AGAIN」/RHYMESTER
久々に出たライムスの新曲。どんなに辛い朝でもなんとか起きられたのはこの曲のおかげ。胸を熱くさせる、高鳴るファンファーレのおかげ。来年出るアルバムも超~楽しみである。


「pink monsoon」/シェリル・ノーム
恐るべしアニソン、恐るべしマクロスフロンティア、ということで。アニメは見てないがこの曲の魅力には負けたぜ。ずぅーんと沈み込むバスドラとふわっふわのシンセと歌声の絡みがたまらん。アルバムを聴いてみたけど、やっぱこの曲がダントツで好きでした。他は…クオリティの高さはわかるんだけど…単純に好みの問題だな。ロックっぽいのとか歌わず、R&Bとかハウスとかに寄った曲ばっかり歌って欲しかったな。歌声が好きなだけに惜しい。


「Shut Up」/安室奈美恵
新作『Past<Future』は、ちょっとエレクトロ寄りになったというか、今までの安室のスタイルにSFっぽいコンセプトを注入したような少し奇妙なアルバムでした。一曲目「FAST CAR」はチャールストン調のピアノがフィーチャーされてて、二曲目「COPY THAT」は往年のスパイ映画を思わせるフレーズがサンプリングされてて…それぞれレトロな雰囲気があるんだけど、以降の曲はどんどん音が鋭くなっていく。そんな中で異彩を放つのがアルバム後半に登場する「Shut Up」。小室プロデュース時代末期を思わせるロックな曲で、「もう放っといてよ、邪魔なのよ!」と熱唱。近年の安室にしては珍しいよ、この熱さは。こういうの聴きたかったんだ~。
  

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