相模原市南区麻溝に特に「クレマチス」や「アジサイ」は種類も本数も多く名所となっている「相模原麻溝公園」はある。桜も終わりいろいろな花が芽吹き開花しいよいよ春本番の彩りとなってきた。今、「樹林広場」の一画にひときわ黄色が鮮やかな「ヤマブキ」(山吹)が咲き始めている。日本、東アジア原産のバラ科ヤマブキ属の落葉低木(木丈は1.5~2.0m)である。花の直径は2~3cmと小さい。山吹色と呼ばれる明るめの黄色で一重と八重咲きがある。当園は八重咲種である。開花は4、5月でちょうど今の時期である。まだ咲き始めであるが下垂する柔らかい枝の先に黄色い花をたくさん咲かせる。山吹は春の季語とされ、その美しい山吹色の花が咲くのことから「万葉集」にも詠まれ古くから観賞されてきた花である。道灌は「後拾遺和歌集」で「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」と詠んでいる。(2104)




