相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

山手西洋館巡り その7「ブラフ18番館」

2017-04-14 15:11:48 | 建造物
横浜山手には大正末期から昭和初期に建てられた数々の洋館があり横浜の観光定番コースとなっている。山手西洋館巡りも終盤、横浜市中区山手町「外交官の家」や「イタリア山庭園」の一角にオーストラリアの貿易商の住宅で横浜市認定歴史的建造物「ブラフ18番館」はある。大正末期建築の外国人住宅で「カトリック山手教会」の司祭館として14年前まで使用されていた。ブラフ18番館は木造二階建て、建築面積は264㎡、延床面積は654㎡に一、二階とも中廊下型の平面構成を取り入れ、フランス瓦の屋根、外壁はモルタル吹き付け仕上げとなっており、特にベイウィンド、上げ下げ窓、鎧戸、バルコニー、サンルームには横浜家具を展示するなど外国人住宅らしさが再現されている。他に図書室、閲覧室、ギャラリー、ホール等がある。著名な建築家が手がけた山手の洋館はそれぞれ味わい深い建造物であり所有者の往時の生活ぶりの一端を見ることができなんとも興味深い。(1702)














コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧スイス大使館「翠州(スイス)亭」にて

2017-04-14 11:42:14 | 建造物
長生郡長柄町上野の「生命の森リゾート」施設の一つ和食処「翠州(スイス)亭」はある。この建物は実業家の別邸として昭和5年(1930)東京麻布広尾町に建てられた後、昭和20年(1945)~53年(1978)まで「スイス連邦共和国大使館」として使用されていた。昭和54年(1979)新大使館が建築、スイス連邦共和国より国際親善のシンボルとして長柄ふる里村に寄贈、移築された。この建物は日本建築の粋と高い評価を受け国登録有形文化財となっている。入母屋造の和風邸宅で、南面に木造2階一部平屋建、瓦葺。西側にL字型の平屋建、南東部にも平屋建を接続しており全室が京間取りで檜材をふんだんに用いた上質の数寄屋風造りである。また建物の周りはお椀を伏せたように剪定された色とりどりの「つつじ」が少しずつ彩りはじめ、店内から「枯山水」の庭園が臨める居心地のいいやすらぎの雰囲気を醸し出している。ここは数多くの映画やCM、番組のロケ地になっているらしい。「森の中の貴賓席で房総の幸三昧と上質な時を!!」に誘われ「つつじの間」にて夕食に舌鼓を打ちながらしばし身をゆだねると至福の刻がゆったりと過ぎていく。(1704)










コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする