★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

Kolorigita testudo 北米原産ニシキガメ

2008-06-19 14:28:19 | 動 物

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日向ぼっこをしているこの亀は北米原産、カナダ南部からメキシコ北部にかけて生息しているありふれた亀です。
私は捕まえることも出来ないし、触ってみたいとも思わないので機会は皆無に等しいのですが、ひっくり返してお腹の方を見ることが出来れば、その名の由来が頷ける筈です。ひっくり返さないまでも首の辺りや腕(?)にオレンジ色の縞が認められるでしょう。池や沼流れの緩やかな小川などにノンビリ過ごししていて、しょっちゅう日向ぼっこのご隠居さん暮らしです。
この日は夏にしてはちょっと寒い日でしたから日向ぼっこは絶対に必要だったのでしょう。いつもは反対側の日陰になっている小島の岸にたむろしているのですが、なぜかこの一匹は私に都合の良いこちら側に、しかも百パーセント日当たりのいいところに出ていました。
何処かの学校の子供達が自然の勉強に来ていて賑やかだったので騒音から遠ざかりたかったのかもしれません。
三枚目の写真は、昨年何処かの公園の噴水池で井戸端会議中の亀たちです。
英語名:Painted Turtle
学名:Chrysemys picta
和名:ニシキガメ
エスペラント名:Kolorigita testudo(laŭ Serena)
冬は池や流れの底の泥の中にもぐって冬眠します。泥が厳しい冬の寒さから守ってくれるのです。
深さ6フィート(1.8メートル)弱の水の底に9メートルも深く潜ることが出来ます。
3℃の温かさの中なら5ヶ月もの間酸素無しで過ごすことが出来るのです。冬眠中、生き延びるためには体内に乳酸が溜まることを避けなければなりませんが、新陳代謝の率を下げことによって乳酸の生産率も下げ、甲羅に溜めてあるマグネシウムとカルシウムを使い乳酸を中性化します。
北部のニシキガメは4-6ヶ月眠っていますが、南部のは暖かい期間は活動しています。冬眠から覚めても大抵のニシキガメは水温が15.5℃位になるまで食事を取りません。
体温の調節が出来ないので日向ぼっこで温まりますが、これは一回に二時間ぐらいが限度で、長すぎて過度に温まると数分の内に死んでしまいます。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
亀か! (lignponto)
2008-06-21 01:36:26
なんとも立派な亀ですね。

私は、嫌いじゃないけど、好きでもないです。
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写真が立派に。。 (serena<lignpontoさんへ>)
2008-06-21 20:45:56
撮れただけで、両手に乗るくらいの大きさしかないです。
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serenaさん、こんばんは (polo181)
2008-06-21 22:35:46
記述を増やしましたね。それとも私の勘違いでしょうか。9mも潜って冬眠をする。凄い生命力ですね。代謝を限りなくゼロに近づけるのでしょうね。乳酸は疲労物質だから、排泄するか中和しなければなりません。半年近くも冬眠すると、相当な疲労物質が出ましょう。
あの堅い甲羅で覆われているから、天敵がいない。だから、万年?も生きるのでしょう。
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勘違い?? (serena<poloさんへ>)
2008-06-22 08:44:41
実は英語の資料を読んで訳して適当に纏めて、、、と言う作業が面倒で端折ったのですが、あまり寂しいので頑張って追加しました。どうせ書くならこのくらい付け加えないと、と言う気もあったのです。
万年も生きる秘訣は此処ですか、あの慌てない悠長さも、兎を追い越せるのだし、人間も真似する必要があるようですね、冬眠以外は。
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