カナダで柿が食べられるなど想像も出来ない時代がありました。
そうして初めてスーパーマーケットで柿を見つけた時は半信半疑で買ってみたものです。案の定渋く、ヘタの辺りをウォッカに浸して渋みが抜けるのを待った記憶もあります。
昨年はギリシャだかトルコだかからの輸入品が出ていましたが、結構美味しかったので何回か買いました。
今年も同じものを期待していたのですが、H さん宅で御馳走になった美味しい柿はカリフォルニア産と聞いたので早速買いに行きました。
箱入りで並べてありましたが、その箱には「FUYU」と書いてあります。冬の柿?
夏の柿とか秋の柿とかあるなんて知らなかったなと思いつつそれを買ってきたのですが、そして期待どおりに美味しかったのですが、「冬の柿」がナントモ気になります。
だいたい英語で冬と言いたければWinterになるわけですから、ヘンなの!
途端に閃いたのは、、、、そうなんです「冬」ではなく「富有」なんです。
ということでナゾが解けました。
今日同じFUYU柿を買いにいったらそんなのはなくて今度はHACHIYA。とんがり頭の柿でした。バラで売っているのはジュクジュクと柔らかく不気味だったので箱入りを買おうかと思ったのですが、こちらは20個入り。万一不味かったら20個がパーだし、昔のように一個だけ買って味見することにしました。
このとんがり頭1個に$0.99払ってきたのですが、安いのか高いのか。不味かったら高いことになるのでしょう。
時代の移り変わり。。。。日本の美味しい柿が食べられるなんて想像も出来なかった30数年前が夢のようです。
柿は寒い地域では育たないのですね。北海道にも柿木がないと、観光にいったときに聞きました。それで息子が札幌に住むようになったときは、何度か柿を送ったことがあります。
カナダでも、そうなのですね。
私の暮らす愛知の郊外では、秋は柿の実りに溢れかえります。
渋柿は皮をむいて干す以外は、熟し柿(ジュクジュクになるまで置いておく、これもおいしいですよ)にするか、湯やアルコールで渋抜きします。
たわわに実った柿の木は秋の景色に文字通り色を添えると思います。良いですねェ。
干し柿もいいけれど、どうやって干すかです。太陽が弱い北国の冬では日本の干し柿のようにはならないだろうと思って。
柿が一般的でもない国なのに何で渋柿なんか売るんでしょうね。食べ方を書いたメモでもつけてあれば理解出来るけれど。。店の番頭さん、何も知らないのに仕入れてきたのではないかと言う気がしています。
お米も柿も日本からは来ません。みなカリフォルニア産です。
熟し柿も嫌いではないですが私は歯ごたえのあるほうが好きです。
柿の種類とか食べ方とか日本育ちの私でさえ知らないのだから今まで柿など見たことも無かった人たちは躊躇うでしょう。勇気を出して試してみたら渋かった、となるともう手を出さないかもしれませんね。
日本の、名古屋近郊の晩秋です。
5本あります。今年はお休みの年なのかー
ほとんど実をつけてくれませんでした。たいてい
一年おきに豊作になります。
吊るし柿にしたり、渋柿はブランデーで渋を
ぬきます。毎年の晩秋の行事です。
時々また見せていただきに上がります。色合いが素敵です。
これは趣味で?
それにしては本格的な出来具合ではないですか。
柿の木が五本もあって豊作の年は大変な大仕事ではないでしょうか想像を超えます。
また訪問させていただきますね。