★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

ミ ル ク ヘ ビ

2007-09-18 21:11:06 | 爬虫類


英語名:Milk snake
学名:Lampropeltis triangulum
和名:ミルク蛇
エスペラント名:Laktoserpento aŭ eble Laktokolubro?(Laŭ serena)

「僕のランチボックスに何が入ってるか判る?」
私たちが食べ終わる頃ピクニックテーブルに座ったロバートがなにやら嬉しそうな顔で言いました。
先日のセイヨウクロウメモドキを征伐した日の午後です。みんな怪訝な顔で彼の方を見ました。
ロバートは公園側のこの日の責任者です。
「ミルクスネーク。」みんなの顔が一斉に好奇心に輝きました。
相変わらす怪訝な顔をしているのは「ミルクスネーク」が何なのか知らない私だけ。
ナイアガラ・グレンの駐車場で見つけたのだそうで、サンドイッチと一緒に彼が取り出したのは写真用のフィルムが入っていたプラスチックの小さな容器でした。
中を覗いて私は肝を潰さんばかりに驚きました。小さな蛇が、それは美しい白黒のハッキリした縞模様をみせどぐろを巻いて入っていたのです。長さは15cm位、太さは1cm位の小さな小さな蛇でした。
自転車の轍にでも踏みにじられたのか胸の辺りが潰れていました。
「もう死んでいたんだけどね、サンプルに拾って来たの」
「出して見てもいい?」
とアイリスがアルコールの中から取り出しました。その時何故写真を撮らなかったのか?
蛇が苦手の私はアイリスのその行為だけで背筋が寒くなり写真どころではなかったことは確かですが。
「親が近くに居なかったのかしら?」とアイリスが労わる様な声で呟いていました。

ミルクスネークとは一体何なのだ?
と調べてみました。
だいたい名前がへんてこです。
今まで一度も見たことが無かったのですがナイアガラ・グレンに住んでいることは周知の事のようでした。

名前の由来は:
農家の納屋で良く見掛けるので、牛のミルクを飲みに来たのだという勘違いから付けられた名前なのでそうです。
蛇は牛の乳首から乳を吸い取れるような口を持っていませんから明らかに勘違いですが、農民達は納屋に鼠が沢山居ることには気付いていなかったのでしょうか、それが不思議です。蛇は鼠を食べに来ていたのです。

参考ページ1
参考ページ2