まだ高校生だった頃たぶん教科書に出ていた句なのでしょう。
緑陰に天金をこぼしつつ
この「天金」が判りませんでした。それでも何故か私の脳裏の奥深い引き出しにしっかり仕舞いこまれたのです。先生が説明してくれたと言う記憶から、教科書に載っていたのだという推理なのですが実際はわかりません。
校庭の片隅にちょっとした築山があって、そこの若い木の枝に座ったりするのが楽しみだった15歳の少女でした。大きな木には登れないのです。
作者は誰なのかしら?とフト思いました。教科書に載るくらいだから有名な俳人の作に違いないと思い検索してみたのです。出てきませんでした。
代りにとんでもないサイトが沢山現れ、しょうがないのでその辺りを彷徨ってみました。そしてぶつかったのがこのサイト今を大切にでした。
大分前に書かれたものですが、読んでいてナルホドと思うことも多かったので御紹介しようと思い立ったのです。
今を大切にと言うのは簡単ですが実行となると生易しいことでは有りません。
過ぎて行く時間を呼び戻そうとどんなに努力しても戻っては来ません。
判っていても、尚呼び戻したい心の侘びしさ、虚しさ。
過ぎて行く時間を素直に見送り、今と言う時間を大切に過ごせたら。。
悪戦苦闘は大袈裟ながらそんな気がしてくることもあるのです。