もう何年も同じ道を通りながらつい近年までこの花に気づいていませんでした。車で通るとこんなものです。冬になって葉がすっかり落ちてからまだ枝にしがみついている白い実に気が付いたのがその出会い。
長さが5-6ミリしかないピンクを帯びた白の可愛い花は葉の陰に隠れてしまうほどの小ささですから、これもうっかり見落とし勝ちです。
白いビー玉サイズの実が独特です。ただし小鳥達には見向きもされないそうで、辛うじて食糧難の冬に雉が食べてくれる程度とか。この実は一応有毒と見なされているそうですから、小鳥達が見向きもしないのは当然かもしれません。
ではどうやって繁殖するのか、ですが、吸根(寄生根)というもので増えるそうで、この仕組みを私は未だ理解していません。栽培するなら挿し木で殖やすようです。花は今が盛り、はや実に変わっているのもありました。
北米原産。他に似たような種類が幾つかあるようです。
英語名はCommon Snowberry当然その実の色形から。学名はSymphoricarpos albus。エスペラント名は見つかりませんでした。勝手にNeg^beroとしておきます。日本名はセッコウボク(雪晃木)。
英国には1817年に紹介されたとありますが、日本には何時頃渡って行ったのでしょう。