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★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

ジプシーの馬 August 28,2005 15:16

2005-08-29 04:16:09 | エスペラント






二人の友人が道でばったり出会いました。一人はユダヤ人他の一人はジプシーです。
「何か新しいことある?」とユダヤ人がジプシーに訊きました。
「馬を買ったのよ」とジプシーが応えました。
「おぉ、そりゃ良いニュースだ。で、馬は元気なの?」
「元気だよ。それに良く働くし。。。」
「そりゃァ良かった。じゃ、満足してるわけね。」
「ン。。。だけど、あいつ凄く良く食べるのよ。食べ過ぎないようにさせる何か良い方法無いかねェ?」
そこで、ユダヤ人はジプシーに食べ過ぎないよう教えるのが良いと言いました。
「それはどうやって?」とジプシーが聞きました。
「簡単よ。馬にやる餌を毎日少しづつ減らしていけば、そのうち沢山食べないようになるよ。」
「お、そりゃいい考えだ。その方法を早速始めよう」
数週間後、この二人は又ばったり出会いました。ユダヤ人は結果を知りたくてせっかちに訊きました。
「で、君の馬は沢山食べないことを憶えた頃でしょう?」
「そう、憶えた事は憶えたのよ。全然食べなくなって」とジプシーが応えました。「次の日、死んでしまったヮ」

(出典不明)
(節食を実行中ならあなたの健康にご注意下さい)
りこさんからヒントを貰って 「額縁」 試してみました。が、
中の絵がシックリ納まらず絵の上か下に隙間が出来てしまうのです。
でも、背景が白いこの馬なら巧く誤魔化せました。



Renkontis du amikoj sur strato. Unu estis judo kaj alia cigano
"Kio estis novaj^o?" Judo demandis al cigano.
"Mi ac^etis c^evalon" Cigano respondis.
"Ho, bona novaj^o! Kaj kiel g^i fartas?"
"Bone, g^i estas sana kaj laboras bone...."
"Bone, bone, do vi devas esti felic^a"
"Jes... sed g^i mang^as tro multe. C^u vi havas iun bonan ideon ke ne lasi la c^evalon mang^i tro multe?"
Judo respondis al cigano ke instruu la c^evalon ne mang^i tro multe.
"Kiel mi faras tion?" Cigano demandis.
"Estas facile. Vi donu mang^ag^on al g^i c^iutage malpli ol antau'a tago po iomete, kaj baldau' g^i lernos ne mang^i multe."
"Ho, bona ideo! Mi tuj komencas tiun metodon."
Kelkaj semajnoj poste denove ili renkontis. Kaj judo, tiel kurioza, demandis urg^ante.
"Do, c^u via c^evalo lernis mang^i ne multe nun?"
"Jes, g^i lernis tute ne mang^i." cigano respondis."Sed, sekvanta tago g^i ja mortis."
(Deveno ne konata)
Se vi estas dietanta, estu zorgema pri via sano.



ニューフィー・ジョーク August 03, 2005 22:26

2005-08-04 11:26:32 | エスペラント

「ニューフィー・ジョーク」って聞いたことがありますか?
ちょっとトロイとみなされているニューファンドランド人をからかったジョークで、ニューファンドランド人をバカにしていると考える人も居ますが、意外と罪の無い可愛いジョークが多いのです。ニューフィーとはニューファンドランド人の愛称です。
私は案外これらのジョークの筆者はニューファンドランド人自身ではないかと思っています。
どの程度トロイと思われているかと言うと。。。


とあるバーに入ってきたノーヴァスコシャ人が、『ニューフィー・ジョーク聞きたいかい?』とバーテンダーに言いました。バーテンダーが『何だって? ニューフィー・ジョークだって? 俺はニューフィーだ。あそこで玉突きをしている屈強な男二人もニューフィーだ。それでも、ニューフィー・ジョークしゃべりたいのかい?』と応えると、ノーヴァスコシャ人は『止めとこう。三回も同じことを説明するのは面倒だからな』



そこで、ニューフィー・ジョークを一つ私のエスペラントの練習に使ってみました。

或るニューフィーがアイス・フィッシングに行きました。
氷に螺旋錐で穴を開け始めると大きな声が響いてきました。
「その下に魚はいないよ」
そこでニューフィーは場所を変えて螺旋錐を使い始めました。
また同じ声が響いてきました。
「その下に魚はいないよ」
そこで、又少し場所をずらして穴を掘ろうとすると、すぐさま声が響いて
「その下にも魚はいないよ」
ニューフィーは辺りを見回して言いました。
「あんた一体誰なんだ? 神様かい?」

「いや、アリーナのマネージャーだ」


Unu Novlandano iris glacifis^kapti
Li komencis bori truon sur la glaciejo per sia borilo.
Tuj lau’ta voc^o sonoris.
“Ne estas fis^o sub tie”
Do novlandano haltis bori kaj s^ang^is lokon.
Kiam li komencis bori denove sama voc^o diris
“Ne estas fis^o sub tie”
Denove li tramovig^is iomete kaj intencis bori truon
“Ne estas fis^o sub tie ankau' ” la voc^o diris.
Novlandano rigardis c^irkau’en
“Kiu tamen vi estas? Dio?”

“Ne. Mi estas la intendanto de c^i tiu areno”


写真は冬のアメリカ滝です。少し涼しさをお届け。。。



夫よ、大志を抱け! - Edzoj estu ambiciaj!

2005-07-23 02:02:48 | エスペラント
実際にあった我が友人夫妻の会話です。もう十何年も前の出来事なのですが、何時思い出しても笑いが込み上げてくるエピソードです。


Mia amikino, Kana, estis en la urbeto nomita Niagara-on-the-Lake (Niagara-sur-la-lago) kie trovig^as multaj fruktofarmistoj.
Kaj s^i vizitis vendejon de unu farmisto apud strato kie oni povas ac^eti fres^ajn fruktojn kaj legomojn. Kana trovis korboplenajn persikojn treege malmultekostajn. La farmisto diris ke ili estas damag^itaj. Por Kana ili aspektis tute bonaj. En toronto, oni devas pagi saman koston por unu persiko, do, reveninte hejmen Kana rakontis al sia edzo pri tio.
Li ankau' miris kaj ekkriis
"Do, se mi ac^etus ilin kaj vendus en toronto unu po unu, mi gajnus monon, c^u ne?"
Respondo de Kana estis tute kvieta
"Mi s^atas kredi ke mia edzo kapablas fari pri grandan aferon ol vendi persikojn sur strato."
Lia respondo estis tuja
"Do, c^u mi preferu Akvomelonojn?"


友人のカナがナイアガラ・オンザ・レークという小さな町へ行きました。其処には果樹園を経営している農家が沢山あります。カナはそういう農家が野菜や果物を売っている路傍の店に立ち寄り、籠一杯の桃がものすごく安い値段で売られているのを見つけました。農民は傷物だからだと言いましたが、カナにはちっとも傷んでいるようには見えません。トロントでは一個の桃がその籠一杯の桃と同じ値段で売られているのです。家に帰って夫にその話をしました。彼も驚いて叫びました。
「じゃ、僕がそれを買ってトロントで一個づつ売ったら儲かるね」
カナの返事は落ち着いたものでした。
「私の夫には桃を通りで売るよりもっと大きなことが出来ると信じたいわ」
夫は即座に答えました。
「じゃァ、西瓜にする?」


今日の写真は散歩中に出会った鹿。私のカメラではこれが限度でした。もっと近寄ると逃げられるのでとりあえず撮ったものです。






白樺の国

2005-07-11 04:46:06 | エスペラント

夏が来ると思い出す。。。歌。
リズムが良く調子づいて歌いたくなる歌、
カヌーを漕ぐときなどは歩調(櫓調?)が合っていいのです。夢と郷愁に満ちていると感じています。
(カヌーのツアーなどに関心のある方はこちらをご覧下さい。)

今となっては何時何処で手に入れたのか全く記憶が無いのですが、幸い楽譜は保存してあったので披露しましょう。
楽譜と一緒にコピーした解説には次のようなことが書いてあります。参考までに。

《この歌の歌詞と曲は、ムスコーカで10数年前初めてこの歌を聞いたというトロントのメリック・ジャレットさんの提供です。オンタリオではレーク・オブ・ザ・ウッズ湖からオタワ、そしてムスコーカ湖、ハリバートン地方一帯にかけて広く知られている歌で、夏のキャンプでは、過去20年あまり歌われてきたものですが、いつどこで作られた歌なのかは誰も知らないようです。オンタリオ州教育局の公共プログラム部が「音楽と歌の遊び」小冊子に「カナダ的環境にインデアンの趣のある良い民謡である」として含めたものです。》

私の日本語訳、エスペラント訳ですので、改善の余地を見つけた場合はお知らせ下さい。


Land of the silver birch
1. Land of the silver birch, home of the beaver,
Where still the mighty moose wanders at will
Blue lake and rocky shore,
I will return once more.
(Refrain)
Boom de de boom boom,
Boom de de boom boom
Boom de de boom boom
Boo-oo-oom.

2. Down in the forest, deep in the lowlands,
My heart cries out for thee, hills of the north.
Blue lake and rocky shore,
I will return once more.
(Refrain)
Boom de de boom boom,
Boom de de boom boom
Boom de de boom boom
Boo-oo-oom.

3. High on a rocky ledge I’ll build my wigwam,
Close by the water’s edge, silent and still.
Blue lake and rocky shore,
I will return once more.
(Refrain)
Boom de de boom boom,
Boom de de boom boom
Boom de de boom boom
Boo-oo-oom.



    白樺の国

1. 白樺の国、ビーバーの故郷
  ヘラ鹿自由にさまよう
  水青く、岩荒く、
  また帰りたい
 (繰り返し)
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
  ブ‐‐‐ン

2. 深い森よ、広がる平野
北国の丘にあこがれ
水青く、岩荒く
また帰りたい
(繰り返し)
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
  ブ‐‐‐ン

3. 岸壁の上にウィグワム建てよう
湖は凪いでおだやか
水青く、岩荒く
また帰りたい
(繰り返し)
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
  ブンディディ ブンブン
ブ‐‐‐ン

   Lando de Blanka Betulo
1. Lando de blanka betul’ - hejmo de kastoloj
Kie ankoraû potencaj alkoj vagas libere
Blua lago kaj roka lagbord’
Mi revenos plu da foj’
(refreno)
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bu- - - m

2. Fore al arbaron kaj malaltejon
Mia koro elkrias por ci, monteto de Nord’
Blua lago kaj roka lagbord’
Mi revenos plu da foj’
(refreno)
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bu- - - m

3. Alte sur la roka bret’ Konstruos mian Vigvamon
Proksime al akvorand’, silenta kaj kvieta
Blua lago kaj roka lagbord’
Mi revenos plu da foj’
(refreno)
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bum di di bum bum
Bu- - - m




カヌー




ウィグワム




ページ 1 




ページ 2

楽譜を読める人や楽器を持っている人は
試してください。覚えやすい歌です。
音符と言葉の合わせ方に
多少ずれている所もありますが、
適当に歌いやすいように
工夫してみてください。






エスペラントで俳句

2005-07-03 02:31:27 | エスペラント


久しぶりに爽やかな天気です。
湿度もほとんど無く18℃、これがカナダの普通。
『Much better!』と言う声があちこちから聞こえてきそう。
少しくつろいで、今年詠んだ俳句を幾つかエス訳してみました。
ご感想を待っています。

今日の花は真っ盛りのDay Lily、花はその名のごとく一日で終わりです。 
学名:Hemerocallis fulva、
エスペラント名:Hemerokalo、
日本名:ノカンゾウ


ぼたん雪吸い込まれ行く濡れ歩道

Pufaj neg^flokoj
Penetras rapide en
Malsek-trotuar’


目覚めれば氷柱キララの月夜かな
Tute subite
vekig^is lunnokte,
glimas pendglaci'


野の花に笑顔ほころぶ渓谷の春
Al Sovag^a flor’
Ridetoj grandig^as en
printempa valo


雪混じりにわか雨降る五月かな
Ekpluvas kun neg^o
Malgrau’ nun estas majo
Surprizo, Surprizo



Dank' al Esperakira mi korektis kelkajn partojn.
Kaj nun ili aspektas pri bonaj.
Por mi "rimi" estas ankorau' malfacila afero.
Mi nur kalkuras vokalojn. Eble iam...




"DE"の位置

2005-05-28 06:41:36 | エスペラント


「ともかく来なさい。その後はどうにかなる。。。」
というデサッシ夫妻の励ましの言葉を頼りに、私はわずかな所持金と片道切符で参加したブダペシュトでの世界大会後ヨーロッパを大回りしてスイスに到着しました。夫妻はアルバイト先を世話してくれるつもりでしたが、ドイツ語も出来ない、見るからに貧弱で少女にしか見えない私を雇ってくれる所などそう簡単に見つかるわけがありません。しかも夫妻は職種の内容によっては好ましくないと言う理由で断っていたのです。
チューリッヒに集まるエスペランチストの集いが定期的にあって、そこに顔を出すケシュリ氏が後見人を買って出てくれました。彼の勤めるヴィルと言う街のクリニックでは看護人たちの手伝いをする所謂下働きが必要でした。十七歳になるまで下働きをして、その後併設の看護学校へ入る若い子達や、スペイン、ギリシャなどから出稼ぎに来る、いわば流れ者的な少女達など、移動が激しいのでしょう。
ケシュリ氏の通訳で面接も済ませました。「日本人は勤勉だから。。」と人事課長さんが言いました。
この言葉ゆえに、私は否応なしに勤勉を心掛けなければならなくなりましたが、勤勉な先人達のお陰で職を得たとも言えます。
ケシュリ氏はここでエスペラント・クラブを作っていたので、私の存在は格好な「呼び物」になりました。クラブは勉強の時間として集まると言うより友好懇談が目的のような集まりでしたから、レストランの片隅に陣取ってラム・コークを飲みながらおしゃべりするのです。初心者ばかりの集まりなので、このおしゃべりが「勉強」でもありました。
その頃の私はアルコールにはあまり強くなく、コークは嫌いなので、他の若い子達がラム・コークを注文するのを物珍しく見ていた記憶はあるのですが私自身が何を飲んだのかは全く記憶がありません。
この集まりのメンバーで、クリニックの音楽隊でフレンチ・ホルンを吹いている青年が居ました。おとなしくてほとんど口を利かないような人でしたが、日本の女性と文通を始めた所でした。双方初心者で勉強のための文通ですから、はがきを使った短い文章です。
ある日、ケシュリ氏が「彼の貰ったはがきの内容は全く意味が通じない、見てあげて!」と言いました。フレンチ・ホルンの彼はハニカミながらそのはがきを差し出しました。四、五行しか書いていない短いものなのに、何がそんなに難しいのかしらと読んでみて私はがっくりしてしまいました。
deの前後の単語が逆なのです。これでは初心者以前ではないですか。
「鼻の穴」を「穴の鼻」と言われたら全く意味が判りません。フレンチ・ホルン氏にとってはそれと同じことだったのです。はがきの内容は覚えていませんが、見本を幾つかここに上げて見ますね。

Folioj de arbo《フォリーオィ・デ・アルボ》 を Arbo de folioj《アルボ・デ・フォリーオィ》
「木の葉」を「葉の木」
Ovo de kokino《オヴォ・デ・コキーノ》 を Kokino de ovo《コキーノ・デ・オーヴォ》
「鶏の卵」を「卵の鶏」
Piedoj de tablo《ピエードィ・デ・ターブロ》 Tablo de piedoj《ターブロ・デ・ピエードィ》
「机の脚」を「脚の机」

エスペラントは日本語と同じ並べ方で良いと確かに教えられましたが、Tablo(机) de(の) piedoj(脚)
ですかァ。私が日本人だからこの間違いの根源が直ぐ理解できたのですが、そして彼女に代わって言訳もしました。
このことを時々思い出します。その彼女は立派にエスペラントを使えるようになったのかしら、それとも、挫折してしまったのかしら等々。何故か挫折説が有力な気がしています。