午後の斜めの光を受けて輝いていました
ミヤマアカネの♂です。 会津マッちゃんさんのご教示を頂きました。
お酒を愛した放浪の俳人山頭火さんの句に 有名な「すっぱだかへトンボ止まろうとするか」 がありますけどそのトンボはたぶん「このミヤマアカネだろうと思います
ゆうやけこやけのアカトンボ 負われて見たのはいつの日か 懐かしいこの歌で歌われていたトンボもたぶんこのミヤマアカネだろうと思います。
昔の初秋の空にはアカトンボが群れていました。ひとさし指とおや指でV字型を作り高く手を上げるとすぐにトンボが指の先に止まり指を閉じると簡単にトンボを捕まえることができました。その頃アカトンボと呼んでいていたトンボの中には尾が赤いのや赤くないのや、羽が広いのや広くないのやなどが混じりあって群れていました。
それがここ10年ほどでトンボやチョウや蜂などの昆虫は激減してしまいました、このトンボの写真は草の葉の先にとまっていたのを見つけ息を止めて静かに静かに近づいて撮った私の大事なトンボの写真なんですよ。
もうチョウやトンボは簡単には撮れない時代になりました。
「トンボ釣り今日はどこまでいったやら」
私は10歳前後のの子供の頃古い座敷箒をもって産卵している雌のヤンマを捕まえそれに糸をつけて雄のヤンマを釣りました。細い堀の流れの草の陰に隠れて雄のヤンマが飛んでくるのを待つている緊張感はほんとに楽しいものでした。トンボ釣りです。今はもうトンボ釣りってどうするのか知っている人はすくないでしょうね。
惑星探査の技術は進歩して日本の小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星「りゅうぐう」からサンプルの岩石を持ち帰ることが出来るようになりました。宇宙の知識は急速に豊かになっていくみたいですね。
でも都会近くの地上にいる今の私たちは夜空の美しい銀河や北極星や北斗七星やカシオペヤやスバルなどの星座などを見て楽しむことはできません。ようやく見える天体といえば月と宵の明星明けの明星の金星と火星くらいですもんね。侘しいです。
人類は急速に進歩しています。どこまで進歩してどこまでいくんでしょうね。そして どうなるんでしょうね。でもそれにつれて大事なものがどんどん失われてくように思えてなりません。
18歳くらいの女の方が「私は許しません」と演説して今世界をリードしている超エリートの集まりの方々をしーんとさせたなどというニュースもありましたね。心打たれました。