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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

寒い初冬の散歩道

2017-12-05 | 日記
村はずれや街角を歩いていると心惹かれる美しいものに出会います

垣根の赤い紅葉も道路に積もった落ち葉も綺麗です



お庭の南天の紅葉も赤い実も輝いて見え心ゆかしいお宅です



綺麗に手入れしてあるお庭のみしらず柿です。この柿は枝が折れそうなほど実がつくので身しらず柿というんだそうです。渋柿ですので35度焼酎で渋を抜いて食べます。甘くて美味しい柿なんですよ。



見事な花を咲かせている山茶花の生垣です



収穫されていない柿の畑が綺麗でした。


近頃は「みしらず柿産地」の大きくて綺麗な柿に押されて.収穫されない柿が多いみたいなんです。そんな柿は寒気にさらされて渋が抜けるとムクドリなどのだいじな餌になるようです。

私の古里奥会津只見などでは柿ノ木がないんです。ですから私や家内などはこれを見てとってもったいないなといつも思っているんです。70年ほど昔の戦中戦後の食料飢餓の時代には柿の皮も捨てずに乾燥して置き漬物を漬けるとき一緒に入れて甘味料にしていました。

大日岳(2128m)から飯豊本山(2105m)への峰々輝いていました。



息子たちが中学生のとき一緒に登山して山小屋に二泊、飯豊本山から大日岳まで縦走した思い出の山なんです。

飯豊山は信仰の山でかつては女人禁制でした。ところが大正時代の中ごろ会女を卒業したばかりの数え18歳の元気な女の人が密かに禁制を破り一人で登山して無事下山しました。そのことが父親の知るところとなり激しい怒りに会い「父でもない娘でもない」と危うく勘当されるところを叔母に助けられて謹慎だけですんだんだそうです。登山口の人々の中には娘が登山して神の怒りにも会わず無事下山したことを不思議に思った人もあったとのことです。町の歴史学者故井関先生の「会津坂下町伝説と史話」にありました。

寒い夜です。明日あたりは雪でしょうか。冬もまた楽しいです。明日も元気して歩くつもりです