取上げ峠の尾根の道を私一人歩いて尾根の道の山開きを楽しんできました。

登山道入り口はまだ冬の名残の茅野が残っていましたけど、右すみの柿の畑には若草の萌えがわずかですけど見えていました。天気はうっすらと靄っていましたけど気持ちよく晴れた春の日でした。なじみの山の道でしたけど今年最初の山の道です。ルンルン気分で張り切って登っていきました。

ふだんですと楽しみながらゆっくっりと登る山の道ですので時間を掛けてようやっとたどりつける大杉の鳥居ですのに今日はあっというまに着いてしまいました。嬉しくなって手を合わせ「私一人の山開き」のお祈りをして休憩もせずに先に進みました。
取上げ峠の頂です。「二重平らまであと少し」の標識が見えます。
取上げ峠の頂きまで50分でした。男子の中学生なららくらく30分の道のりですけど私にすれば新記録です。頂きは深い落ち葉で覆われていました。人の歩った形跡はありませんでした。
取上げ峠からスキー場への「最初の急坂」です。一気に登ってなだらかな尾根の道に出ました。


尾根道の広葉樹林はすっかり葉が落ちていて見通しがよく広々とした会津平野の集落が木の間を通して見えました。木の間を通して見た自分の集落にはなんかロマンを感じるから不思議です。

スキー場の頂上です

50年前頃賑わっていたスキー場の頂きです、小規模なスキー場でしたけど町の中心部の市街地や主な集落から車で
10分ほど行ける近さ、それにリフト券は11回分500円の安さでしたから広い駐車場はいつも満杯で賑わっていました。でもその後暖冬が続いて雪が少なくなってスキー場は閉じられてしまいました。今はロープと鉄塔だけが残されています。2人掛けのリフトチエアでしたから皆さんにほのかな喜びや出会いがあったのかも知れませんね。
スキー場の中腹からの眺望です。

私一人の2時間30分ほどの山開きでした。終わって糸桜里の湯の温泉で寛いで手打ち蕎麦で祝いました。尾根の道ではこれからシュンランの花が咲いて次々と秋の萩までいろんな花が咲いて楽しませてくれます。私の大事な尾根の道なんです。嬉しいです。