さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

一株のキスゲが森に咲いていて

2014-06-05 | 日記
 嬉しかったんです。こんな人里近い糸桜里の湯裏山の遊歩道にたった一株静かに美しく咲いていましたから。



 日光キスゲ、本来の名前は禅庭花(ぜんていか)だそうですね。禅寺の庭に咲いてる花ということなんでしょうか。

 日光キスゲと言うと、尾瀬ヶ原や雄国沼湿原などの大群落が有名で、高地の湿原に大群落で咲く花の印象があります。

 でも、私達の町の里山のような低地でも日光キスゲは咲くんですね。開花期も雄国湿原などより一ヶ月近く早いようです。

 旧スキー場跡の小群落とか、高寺山登山道の取り上げ峠からスキー場への道の小さな湿原とか、塔寺近くのJR沿線とか、それにこの前宇内から山沿いの旧道を散歩していましたら杉の林の中に花はまだでしたけどキスゲらしい株を見つけました。私達の町の里山のあちこちに日光キスゲが咲いていて嬉しいです。

 旧スキー場のキスゲの小群落もきれいですけども、こんな近くの遊歩道にひっそりと一株だけ咲いているキスゲも趣があって私は好きです。なんだか禅庭花の名にふさわしい静かな感じがするんです。