さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

かすかでも緑が萌えてます土手に

2012-04-10 | 日記
 やっと春の気団がやってきて今日で3日めです。 遅い春ですけど緑が萌えて小さな花が咲いていました。土手にカメラを構えている爺を怪訝な顔で見ながら、可愛いワンちゃんを連れた女の人が通り過ぎて行きました。ちょっと綺麗な方でじじいも春が嬉しかったです。



 ノミノフスマと言われる小さな白い花です。はこべの仲間だそうですけど近づいて見るとけっこう綺麗です。小さな葉の形が蚤の衾にちょうどよいと言うので名付けられたんだそうです。花弁が小さく2つに割れて10べんに見えます。



 もうひとつ、おかしな名前をつけられたオオイヌノフグリ・・蛇の花・・ユーラシア・アフリカからの外来種だそうですけど今では日本全国の古来種を押しのけて早春の野にびっしりと張り付いたように咲いています。だから嫌われておかしな名前をつけられたんでしょうね。でも私の古里奥会津にはオオイヌノフグリの花はありませんでした。だから私はこの紫の早春の花を初めて見たときから魅せられてしまいました。



 驚いたことにラーメン屋さんの前の土手にこの花を見つけました。アズマイチゲの可愛い花です。枯れ草の間に10株ほどの可憐な花を咲かせていました。この花は私の古里小立岩の山際の林の中に、早春に咲く花でとても懐かしいです。ミズバショウなどの咲くちょっと高冷地にみられる花なのに・・どうしてこんなところにとわたしはちょっと驚きました。野草愛好家に見つけられて採られなければいいなと思っています。

 

 水仙もよく見ると緑のつぼみを伸ばしています。ヤブカンゾウの芽も伸びています。まもなく山の可憐な柴桜も花を咲かせると思います。
 昨年4月糸桜里の湯への帰りに道脇で撮った小さな花の柴サクラです。