のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

マーカー3桁

2007-12-05 20:03:28 | 家族のこと(主に妹ちゃん)
姉の癌がわかったのが9月の末。
既に骨盤の中は真っ黒にがんに侵食され、
脾臓やリンパなどに転移もあり、5年生存率は10%と告げられました。

その後、「卵巣癌なら70パーセント」というカルボプラチンとタキソールを組み合わせた
抗がん剤治療を受け、11月の28日にその結果を聞きに静岡の病院までいってきました。
効いていなかった場合に次の手をうつために出かけていったのですが、
告げられたのは、
「薬は効きませんでした。抗がん剤の効果がでなかった場合、癌の拡がるスピードは早くなります。平均で9ヶ月、もしかすると6ヶ月位かと思われます。」との余命宣告。

それでも、諦めるのはまだはやいと、以前からネット検索などで
「次の手」として考えていた東京の医師の所に足を運び、セカンドオピニオンを受けました。
その医者にも「今の全身状態では責任を持って引き受けられません」といわれ、
でも「麻薬を減らす事で全身状態の改善はできると思います。数値だけでみるとそんなに悪くないですね。」
という言葉をもらって、「よしこれからだ!」という気になって。

でもね、お姉ちゃんの癌はものすごいスピードで拡がっていて・・・。

1週間ぶりのガンセンターの診察で、余命は1ヶ月にまで縮まってしまいました。
もう、うてる手がありません。どうにもならない。

全身状態がいいのなら、「緩和ケアで思い出作り」なんて事も考えられるのでしょうが、進行があまりにも早かった姉の癌は、想い出を作る暇も無く私たちの時間を奪っていきました。」

今日、私は誘われるままにエステに行き、普通なら絶対買わない化粧品を5万円分も買いました。あれはなんでしょうね。現実逃避だったのかなぁ。
このところ、こうしてパソコンに向かって何時間も寝ないでいます。
良くないのはわかっているけれど、考えたくないんですね。
難しい問題に首突っ込んで、頭がそちらに行くのを避けている。

でも、病気がわかってから、姉の食事療法の面倒を見るために実家に引き取ったうちの両親は、娘をずっと見ているんです。逃げようが無い。
逃げようが無いまま、娘の衰弱を見つめている。
しかもそれを嘆いて涙を見せる事もできない。
姉が苦しむから、何でもない顔をして毎日必死で支えている。

それがどんなにつらい事かと、今更ながら思います。




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