のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

割り算筆算の2(ごめんなさい。まだまだ続いちゃいます)

2007-05-21 20:10:28 | 4年算数
指をずらすと、36が全部見えます。

「じゃぁ、36の中に5はあるかな?」
(「36は5より大きい小さい?」⇒「大きかったら、商が立つよ。」)
「ある。」
「では、九九を使って、分けてみよう。36÷5はいくつかな?」
(すんなりでない子は、割り算の仕方自体を忘れているので、九九の5の段を使うという事を思い出させるために誘導します。)

「はい。ごいちが ご。
ごに じゅう。
ごさん じゅうご。 
ごし にじゅう。
ごご にじゅうご。 
ごろく さんじゅう。 
ごしち さんじゅうご。 
ごは しじゅう。
おっと、いきすぎ。
オーバーブブッーだから、そのまえの
ごしち さんじゅうご
が、ぴんぽん正解。」

この時、私の指は、筆算の数字の上を忙しく動きます。
「ご」は、割る数である5
だんだん変わる数字は、商(答え)なので、
商を立てる欄(この場合は6の上)を指差します。
答えを言う時には、36の数字をさして
「まだまだいけるねぇ。」とか「まだとれるかも。」
などと言いながら、その数字に注意を向けさせます。

これも、1度でわからなくたって良いのです。
「わけがわからない」状態から、少しづつでも
「なにをどうするのか」を掴んでもらいたいための工夫です。

さて、商が立ちました。
今回のピンポンは「ごしち さんじゅうご」
ですから、
5をゆびさしたあと、「しち」を、6の上に書かせます。
そのまますぐに、掛け算の答えを36の下に。

「しち」を書くのが「(商を)たてる」
ごしちで35を下に書くのが「かける」
線をひいて、36から35を筆算で「ひく」
でた答えが「あまり」
だという事を教えます。

筆算で答えがでたら、すぐに横書きの式の方に答え(あまり含む)
を書かせるようにもします。
でないと、筆算は解けたものの、それが、横書きの式の答えとどうつながるかがわからないという子がでてくるからです。


同じ2桁割る1桁でも、
76÷3
なんていうのは、もう一つ作業が入りますね。
このパターンも、最初の段階でしっかり練習させておきます。

    3 76

まずは指を1本。
さっきと同じように6を隠します。
「7の中に3はある?」
「ある。」
「じゃぁ、7の上に商が立つね(答えがかけるねと言う意味ですね)。」
(教科書、先生共に「商が立つ」という言い方をされますので、耳になじむよう
あえて繰り返し使います)
「7÷3は?」
「2」
「じゃぁ、書いて。」
(この間、指は置きっぱなしです。だから、7の上にしか書きようがない)
「立てたら、かける。さんにが・・」
「ろく!」
(かくところを示します)
「かけたら、ひく。」
で、線をひいて、引き算させます。
「1のなかに3はないねぇ。もう分けられないから、指をどかす。
この6をそのまま下におろすよ。そうして、もう一度割り算。」
と、先ほどの手順を繰り返してやらせます。
ひいてあまりを出すところまでも、しっかりやりましょうね。
割り切れる数だと「ひく」を端折りたくなりますけれど、
この後に続くので、
「かけたらすぐひく!」
という癖をつけてあげるのが良いと思います。

なお、どこからどこまでを引くのかがわからずにいるお子さんもいます。
横線と横線の間だけを引き算するのだということも、最初にしっかり教えてあげたいです。


こうして、「おろす」も入りました。

先生方が、唱える
「立てる」「かける」「ひく」「おろす」は、

こういう手順です。







商を立てる感覚は、数量感覚と密接に結びついています。
できれば、簡単な数字からはじめて、
九九に頼らず、「大体このくらいで分けられそうだぞ」
という感覚を掴んでいってもらいたいと思うのですが、
無理は禁物。

商を立てるのに、九九の最初からやったって良いじゃないですか。
九九のいいおさらいになると、ゆっくり構えましょう。
我が家ののんびり娘は、気が遠くなるほど長いこと、
この遠回りをしていました。
かなり立って、マニュアルには不安がなくなってきた頃、
「1からよりも、×5からはじめた方が無駄が少ないと思うよ。」
と、一段あげさせました。
これも、気が遠くなるほど長いことやってましたが、
今は、だいぶ勘が働くようになっています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿