いわき市生涯学習プラザの生け花から。
少しUPしました。
平成21年8月に作りました。
冊子に載せた絵は
佐久間静子先生が
「日本農書全集」所載の挿絵をもとにして
模写したものを季節ごとに載せました
田植えの一部です。
野良での食事
苗取り
田植えの風景です。
長谷川安道さんが書いた
寛政十一年農家年中行事より
約201年前の6月いわきの様子。
私達の「なるほど歴史塾」で
平成21年8月に
現代語訳の小冊子を作りました。
その中から。
一.六月一日は、氷室(ひむろ)また俗に歯固めといって、
正月の若水に備えた時の餅を
水もちにしたのを今日の祝とする。
一.土用は、
立夏より七十五日めのことで、
寒・土用といって今月の土用は常の土用とは格別である。
持病などある人は、寒・土用療治、灸治療が必要だ。
又この時節は寒と土用二季は格別によいのであって、
また、寒中にあつらえておいた物は
いつまで貯め置いても変わることがない。
麦をつき貯めて、何年も無事に過ごすため、貯蔵せよ。
一.稲の虫気ある時は、村役人より触れ付けられたとおりに、
村境まで行き、
虫送りしなければならない。
一.木綿、タバコの芯を止めて、
ままこの枝を油断なく取らなければいけない。
一.にんじんは、
土用の10日前に播くように。遅れて播けば色が悪くなる。
また、大根と蕪(かぶ)の播きどきは、
土用に入ってからは、
日和をみて、村やその土地によって見定めることだ。
肥し、手入れ等の事は、
(村内の)巧者な人に聞き合わせて
いかにも気をつけて行うべきだ。
一.十五日は、牛頭天皇の祭りである。
小麦の餅をこしらえてお供えし今日を祝う。
この日を一周忌(むけかわり)という俗説がある。
- 藍草は、麦跡などに播いて、
開化を見計らって刈干し、屋内の床に揚げること。
そのやり方は、名人に聞くべきで、口伝がさまざまにある。
と6月の農作業や行事について
書いています。