いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

謹賀新年・・・・・いわき

2014-01-01 08:52:42 | いのしし君一家

恒例の
お正月のお花。


いつもより華やかな
感じが感じられます。


現代風の
飾りつけもいいものです。
いただきました。


謹賀新年。

今年もよろしくお願いします。

 


2014年
いわきの元旦は
お天気もよく・風もない穏やかな日になりました。

「なるほど歴史塾」で現代語訳しました
寛政十一年農家年中行事(1799年)・・・(長谷川安道著)には

今から215年前のいわきの一月元旦には
下記のような記述が書かれています。

寛政十一年農家年中行事より

一. 元朝は早く起きて、風呂に入ってけがれをおとして、若水を迎える。

   付け火をもやし、歳徳神ならびに諸神・諸仏へ鏡餅をそなえて拝む。

   次にお茶を入れ、先祖より家の定めにより、あぶり餅(餅を焼く)、
   干し柿を添えてお茶をいただく。

   冬ねぎの皿おき、きざみ菜、里芋、焼き豆腐の雑煮に、
   花かつお、の掛け塩がめでたい、お節料理だ。

    穣葉、ウラシロ、炭、昆布、栗、かやの実、みかん、いせえびなどで、
   蓬莱を飾り、客座に出す。
   これを菓子台という。

   台所のお飾りには、
   塩かつお、秋あじ、平目、カナガシラ、きじ、はと、昆布などのほかは
   飾ってはいけない。

   分限にこえてぜいたくなのは甚だ悪いことだ。

一.元日は、表座敷に鍾葵馗様と元三大師の絵を張る。
   それらは、一年中の悪魔を祓うための方法である。
   ・・・

一.元日には、衣装を改めて、自宅の氏神様(北西の隅)より初めて、
  鎮守、産土(うぶすな)、菩提寺、祈祷所本尊、先祖のお墓にお参りをする。
    決して明日に延ばしてはいけない。

   元日というのは、今日ばかりであるので、
   三百六十日(365日ではありません。)に報いが来る。
   ・・・

  今日は、年中の月日を重ね、
    家業を勤め何事もなく無難に年を越して行こうという
  (心がけをたしかめる)日だ。

    こうした喜びを親に見せ、親の喜び顔を持たんということは
    大般若の御祈祷にも勝るだろう。
   ・・・
    晩景に及び旧冬より整えておいた野菜・干物・魚・鳥の献立を整え、
   祖父・祖母・両親を呼んで、
   椀飯振舞(大盤振舞は当て字になります。)をして喜びの顔を拝むこと。

 
215年前のいわきの農民
長谷川安道さんは
元旦の様子をいきいきと書いています。

日本人としての
凛とした品性ある誇りが
続けられてきているのに感動します。
私達も
これらの伝統を受け継いで生きていきたいです。

今年も
「男のセカンドライフの生き方と
いわきの今」

を書いていきます。

コメント
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