いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

磐城平城「安藤家の踊りのこと」・・・耳袋から

2010-12-27 18:12:41 | いわきの歴史
今日は朝から、
今年の締めくくりとして、
家の中・周りの清掃・植木への肥料などに汗を流しました。

今年も何とか締めくくれそうです。
今年は配偶者だけが今月初めから清掃を少しづつやり、
いのしし君は今日最後の締めだけの手伝いに
今年はなりました。
来年は合格し、手伝いもしなくては!!

昨日
「磐城平城の正月飾り」についてブログで書きましたが、

今日は、
江戸時代の随筆集「耳袋」三巻 58番の話から

「安藤家の踊りのこと」

「安藤対馬守の家には「家の踊り」というものが伝わっている。
御先祖が上様のご覧に入れたこともあって、今でも代々この踊りを覚え習うのだという。

 私の同僚の江坂某が寺社奉行を勤めていた折り、
現在の安藤公の踊りを見たことがあると語った。
至って古風なもので、五七番(※35番?)もあるのだという。
乱舞などのように見えるが乱舞とは違い、謡の節も独特で、多くの鼓をあしらうらしい。

 年若の近士達に申しつけて芸を仕込んでいるのだが、
今風の踊りでなく何から何まで古風であるため誰もが厭い嫌う。
しかし家の踊りなのだからと絶やすことなくその業を残し置かれているのだということである。

「古雅なことであるよ」

 江坂某が語った。」

・・・ホームページ「耳袋」より現代語されたものを再録。

耳袋とは

根本鎮衛(やすもり)著・・・1737年~1815年で、
10巻で各100話。
合計1,000話でまちの「噂話」を集めたものです。
根本鎮衛は佐渡奉行・勘定奉行・を経て、1798年(寛政10年)から町奉行を務め
名奉行として知られた。…平凡社世界大百科より

根本鎮衛が、
町奉行になられた1798年(寛政10年)は
私達の「なるほど歴史塾」が昨年小冊子にしました、
「寛政十一年「農家年中行事」を読む」・・・長谷川安道著
が書かれた前年にあたります。
感無量です。


こうした古い記録が残されており
またそれを現代語してくださる方がいて、
私達が読めるのです。
ありがたい事です。
感謝します。

コメント
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