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いわき・うぶすな広場だより

セカンドライフの生き方を書いています。

夏井先生の「いわきの言葉」が本に。

2013-02-21 07:30:08 | いわき学


夏井芳徳先生の
「いわきの言葉」が
立派な本になり出版されました。

「いわき語の海へ」

夏井芳徳著
歴史春秋社 1200円です。

あげづ、ぐずねず、かんぷら、ほろすけ、でれすけ、おしずかに等
いわきの言葉には
色と匂いがあると夏井先生は書いています。

それらが今
急速に消え去りつつあり使われなくなっていると。

それを残しておきたいという思いで書かれた本ですので、
大勢の
特にいわきの市民の皆様には
ご家庭に1冊はおいておきたい本です。

市内の本屋さんに置いてあるそうです。

昨夕
夏井先生による
「いわき学」講座の18回目。
面白いお話満載の講座となりました。

今日は
飯村直美料理教室。
おいしい料理が楽しみ。


新島八重と天田愚庵は会ったことがあったのか・・・夏井先生のいわき学

2013-01-24 10:02:47 | いわき学

昨日のいわき学における夏井先生。
脱線がまた面白い。
片寄平蔵のお話の場面。


大須賀筠軒の磐城資誌料歳時民俗記より
夏井先生が図解で説明。
これがないと理解できない。


だんだん熱弁が・・・・・
テキストは進まないが・・・・・


こんな風に講義は進む。


テキストは先生の解説で理解が進む。
テキストは字で埋まる。

今朝のいわきは冷たい雨が。
今年は本当に寒い日が続く。
冬の衣料は本当に売れているようだ。

今日のブログは
新しいノートパソコン(配偶者用)・・・Windous8から書いていますが
慣れないので時間がかかっています。
画像の入れ方から処理も変わりますので。

昨日16回目のいわき学・筠軒講座
講師は夏井芳徳先生でした。

テキストに入る前に
天田愚庵・新島八重
続いて片寄平蔵(常磐炭田の発見者)のお話が・・・・

今回は初めから脱線が・・・・
これがまた面白い。
講義に出ている特権ですね。

今回はテレビの放映中で有名な新島八重
いわき市平・松が丘公園内にあります庵で有名な天田愚庵
会ったことががあったのかという
カウンターパンチが……

新島八重:1845年(弘化2年)~1932年(昭和7年)
天田愚庵:1854年(安政元年)~1904年(明治37年)
 戊辰戦争で父・母・妹を生き別れ、行方を探し続けた歌人。
 正岡子規に短歌を教えたこととしても有名。

結論:会ったことはなかったようです。
    しかし
    会った可能性はあることがあったと。
    どこで。
    東京のニコライ堂(ロシア正教)での関係で。
    愚庵が夕飯・朝食を頂きだきながら泊めていただいた。
    その時ニコライさんに勉強しないかと誘われたが、
    逃げてしまったようだ。

    ニコライさんが新島襄(同志社を創立)に英語を教えていましたので知り合い・友人。
    その関係で
    もし愚庵がニコライ堂で1か月でも勉強していたならば、
    その関係で後年、
    京都で活躍した愚庵と会った可能性もあったと。
    故郷も同じ・戊辰戦争の体験も同じですので・・・・・
    なお、立命館を創設した中川小十郎さんと愚庵は友人でしたからなおさら。

片寄平蔵さんの話は後日。
来年にかけて
片寄平蔵さんはイベントのため、
いわきでは様々なところで聞かれそうです。

今日ばそば打ちの例会。


夏井先生のいわき学・いんけん講座、16回を迎える・・・いわき地域学會

2013-01-23 08:39:57 | いわき学

庭の「蝋梅(ろうばい)」が咲き始めています。
冬の一番寒いころの黄色は鮮やかです。


葉は枯れていますが・・・・・


「磐城誌料歳時民俗記」も前回で15回目。
3月13日まで来ました。
8カ月で3月ですので、
最低でも2年はかかりそうですが、
講義の時間は楽しい!!

今日の夜で、
夏井芳徳先生
によります
いわき学・筠軒講座・・・いわき地域学會(代表幹事 吉田隆治先生)
五月三十日開講から16回目を迎えます。

この講座は
大須賀筠軒(おおすがいんけん)・・・天保十二年(1841年)~大正元年(1912年)が著しました
「磐城誌料歳時民俗記」をテキストにし、
夏井先生のわかりやすい解説を加えながら読んでいます講座で、
江戸から明治のいわきの民族や歴史について
夏井先生の博学な江戸といわきの関連あるお話などが聞ける
面白い講座となっています。

毎回の講義で
現在まで残っているもの、
すたれて現在では行われていないもの。
興味しんしんの講義になります。

夏井先生
今夜もお願いします。


夏井先生のいわき学・いん軒講座、10回目を迎える・・・いわき地域学會

2012-10-18 09:23:19 | いわき学

9月26日の講義の様子。
脱線するところのお話が面白い。
そこは本を読むだけでなく講義のライブのよさです。
記憶に残るし、
自分で講義の後、調べる楽しみもある。


前回はこんなお話も。
「めっぱりこ」とは:いわきの方言にあると。
その意味を知らないと本当の解釈が出来ないと。


大須賀筠軒著「磐城誌料歳時民俗記」の10回目を迎えました。


今回は1月20日の恵比寿講のお話を中心に。
明治25年(1892年)に書かれる。・・・2年後には日清戦争始まる。


なるほど歴史塾で現代訳しました、長谷川さんの本。
1799年(寛政十一年)に書かれましたいわき・農村の恵比寿講の様子。




「今晩は(一月二十日)、は恵比寿講(戎講)と言って商いの神を祝い、
分限に応じて

百姓の料理を作る。魚・鳥は、平目・かながしら・鮒・どじょう・雉・鳩・鶉・雲雀、
野菜は牛蒡・人参・里芋・大根・豆腐・蒟蒻・千瓢・切昆布など、これで十分である。
奢れるものは、衰微の基である。酒は少し買って飲むべし。
酒、沢山は、喧嘩の基となり、又、翌朝頭が痛くなるものだ。」
と二百三年前のいわき・農村の恵比寿講の様子を書き残しています。
大須賀筠軒の百年前のいわき・農村の恵比寿講は豪華ですが
段々簡略化かされてきているのがこの記述でわかります。

昨夜
夏井芳徳先生によります
いわき学・筠軒講座・・・いわき地域学會(代表幹事 吉田隆治先生)
五月三十日開講から十回目を迎えました。

この講座は
大須賀筠軒(おおすがいんけん)・・・天保十二年(1841年)~大正元年(1912年)が著しました
「磐城誌料歳時民俗記」をテキストにし、
夏井先生のわかりやすい解説を加えながら読んでいます講座で、
江戸から明治のいわきの民族や歴史について
夏井先生の博学な江戸といわきの関連あるお話などが聞けますし
昨日などは
日本全体の言語学・日本人とは何かなどまでグローバルな
お話まで広がる面白い講座となっています。

5カ月過ぎまして、
1月の末までですので2~3年は読み終えるのにかかると思いますが、
楽しみながら参加していきたいです。

夏井先生ご苦労さまですが、
よろしくお願いします。


いわき学・いん軒講座に参加。いわき地域学會主催

2012-06-19 06:17:59 | いわき学

磐城誌料歳時民俗記・石城北神谷誌(高木誠一)・寛政十一年農家年中行事です。

「磐城誌料歳時民俗記」の一月二日まで今回は読み進めました。


いわき学・筠軒講座
・・・いわき地域学會(吉田隆治代表幹事)

講師は夏井芳徳(いわき地域学會副代表幹事)先生
  
約80名近くの受講生が集まっており
関心の高さをうかがわせます。

早くも今回が第2回目に参加。

私たちの歴史サークル
「なるほど歴史塾」が約三年近く前に現代訳しました
長谷川安道の書いた

「寛政十一年農家年中行事」・・・・寛政十一年(1799年)  

・・・今から213年前のいわきの一月から十二月までの農家の年中行事が
  書かれていますを見てみますと。

農家年中行事

一.元朝は早く起きて、風呂に入ってけがれをおとして、若水を迎える。

  付け火をもやし、歳徳神ならびに諸神・諸仏へ鏡餅をそなえて拝む。

  次にお茶を入れ、先祖より家の定めにより、あぶり餅(餅を焼く)、干し柿を添えてお茶をいただく。

  冬ねぎの皿おき、きざみ菜、里芋、焼き豆腐の雑煮に、花かつお、の掛け塩がめでたい、

  お節料理だ。

  穣葉、ウラシロ、炭、昆布、栗、かやの実、みかん、いせえびなどで、蓬莱を飾り、客座に出す。

  これを菓子台という。

  台所のお飾りには、塩かつお、秋あじ、平目、カナガシラ、きじ、はと、昆布などを飾る。

  分限にこえてぜいたくなのは甚だ悪いことだ。

一.今日(元日)は、

   表座敷に鍾馗(しょうき)様と元三大師の絵を張る。
   
     それらは、一年中の悪魔を祓うための方法である。

     旧冬のうちに村などの修験者が配ったお札である。

一. 元日には、

     鎮守、産宮(うぶすな)、菩提寺、 祈祷所本尊、先祖のお墓にお参りをする。

    けっして明日に延ばしたりしてはならない。

    元日というのは今日ばかりであるので、360日に報いがくる。

    だから、今日怠ければ手遅れになる。

    大晦日まで保証できない。

  今日は、

   年中の月日を重ね、家業を務め何事もなく無難に年を越して行こうという(心がけをたしかめる)日だ。
  
  こうした喜びを親に見せ、親の喜び顔を持たんということは、

  大般若の御祈祷にも勝るだろう。

  さて、今日は旧冬の疲れだといって気をゆるめ、長髪、垢だらけで、

    女房に使われて、

   台所の働き、味噌擂りなどと、大事を忘れて、小事を用いて果報を失う道理だ。

  晩景に及び旧冬より整えておいた野菜、 干物、魚、鳥の献立を整え、
  
   祖父、祖母、両親を呼んで、喜びの顔を拝むこと。

一.二日は、村役人より始めて、わけへだてなく、隣村の親類、

  近所の付き合いの人々に お互いにあいさつをする。

  手足、無事息災に、年を取り、身も心も軽く、めでたさは随一である。

と書かれています。

比較してみてみますとより理解が深まります。

合わせて
石城北神谷誌(高木誠一著)を比較しながら
見ますとより理解が深まるようです。

 

今日は義母の命日。
お墓参りを。