美山たそがれメール

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川荒れて猫柳消えた

2016年01月07日 | 日記
今年の冬は雪も降らず暖かだ。猫柳が芽をふいているかと河原に行った。昨年の豪雨で川は荒れて猫柳は根こそぎ流されたようで見つからない。なんとも寂しい気がした。雪の間から銀色の頭をもたげている猫柳は強く見えた。私はいつも雪の中を歩いて取りに行った。チューリップと猫柳を生けて一足早い春を楽しんだ。探しても見つからないので紋次郎と河原を散歩した。大きな木が流されて大きな山のように積み上げられていた。水の力でそうなったのだろう。

近年の雨はほとんど降らないで、降ると集中豪雨になり山を削り川が氾濫して大きな被害をもたらす。ある説によると山の手入れがしてなくて山が荒れているからだともいわれている。そういえばこの集落でも山の手入れのされてない山が増えてきている。国産材の需要が減り木材単価が安くなり木を売ってもそれまでの経費をひけば赤字になるそうだ。私の集落でも村の区有林がおおくある。面積ばかり広くて維持管理に困っているのが現状だ。終戦直後に木材景気を経験した人はそんな時代が来ると思っているが、私はそうは思わない。水源涵養林として見たほうがいいと思う。京都府では新しい税金で山を維持する方針を出していたが、そんな時代になったのかもしれない。