三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月2日 中古機価格

2013-07-02 | メンテナンスお気楽日記
考えてみれば、中古販売ほどあやふやな商売は無い。
当然、それなりの?中古相場はあるが、あくまでも目安で差は大きい。

まず、仕入れ価格であるが「○○の機械を探して欲しい!」となると、
情報を集め、売り手との値段交渉。あわてて売る気のない持ち主ならば
販売価格を考慮しての、高価?買い入れとなってしまう。

もちろん売り手からの電話連絡もあるが、まず販売予定もなく長期在庫が確実となれば
買い上げ意欲も湧かない。「車を入れたいから、なんとかしてくれ」なんて泣き付かれ
はじめて重い腰をあげる。当然ここでは中古価格の半分以下。

もっとヒドイ?のは、大手だけが出来る「工場買い」何%かの商いが出来れば元がとれる。
残った機械は儲けだけだから、元値なんて無いに等しい。でも価格は相場どうり?

中古機械の場合は、在庫を持っていた者勝ちなのだが、市場を見ると厳しいとの一言。
おいおい情報を集めるだけになるが、その情報が自分だけとは限らない。

販売価格にいたっては、ピンからキリまで。仲間どうしの譲渡なら謝礼と整備工料。
業者取引でも、現状渡しと整備渡しではン万円の差がでてしまう。機械価格よりも
人件費の割合が高くなる。運搬経費もけっしてバカにならない。

まだ以前?の様な産業設備なら、機料店も何%の利益で充分満足していたが、
現状の流れは、補充設備。取引価格が小さい分、儲けの割合も少なくなる。

うちの3錘6錘機にも、業者からの問い合わせがあるが、半分は途中でキャンセル。
正直、業者には厳しいマージン。それなりの売り上げを確保すれば客が引いてしまう。

よく「需要と供給」なんて夢ものがたりも仲間同士の話題にもなるが、
中古需要はあくまでも中古需要。タイミングと価格設定が大きなポイント。

客が満足する価格のギリギリを見極めるとは言うが、これがなかなか・・・

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