三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 5月25日 モノは使いよう。

2016-05-25 | メンテナンスお気楽日記
やっかいな注文でした。ドラムシャフトが痩せて、音がうるさいので交換したいとの事。
6錘・6錘のカップリング仕様を奨めましたが、12錘用の一本ものシャフトが希望。3m31cmです。

車で運べない事もないが、距離が100キロちかく、出張料に換算すれば1万円。交換メンテナンスも
頼まれれば、それなりの仕事として請け負う。しかし、部品だけでイイと言う。向こうも工場内職人さん。


で、送らなければならないが、これが問題。以前の様なトラック委託なら、それとして頼めるが、今は
宅配業者が9割、当然3メートルものなんて請け負ってもらえない。別途、混載便を頼むこととなる。

問題は「荷造り」。メーカー発送なら、サビ止め包装して、あて木箱を作っての梱包での運搬。
でも今回は、工場注文。余計な?梱包費用はなるべく抑えたい。自分で出来る荷造りで対応したい。


まずは、ホームセンターであて木となる4mの板を見に行く。いくら工作室や貸し出しトラックがあると
言っても、手間を考えればけっこう時間もかかってしまう。

目に付いたのは「塩ビ水道管」でした。これなら、中の空洞を使えば雨に濡れても大丈夫。多少のガタは
両端から詰め物をすれば、りっぱな?梱包材料として利用できる。でも、3m以上のパイプに3mちょいの
鉄のシャフトを差し込むには、相当広い場所が必要になる。駐車場での作業か?それに塩ビは産廃?

同じコーナーにあったのは「水道管・凍結防止用カバー材料」です。発泡スチロールの筒にビニール被膜。
けっこう丈夫そうで、何より作業しやすい様に、割れ目が入って、尚且つ粘着テープ仕様です。

価格も思わずニコッとしてしまい、買った品を持って、大手鋼材屋の加工工場へ。注文加工は出来上がっていて
受け取ったシャフトを「簡単!」に梱包。そのまま運送屋さんへ持ち込むため車を走らす。

発泡スチロールが緩衝材となり、キズ付きにくく見た目も綺麗、何より持ち運びやすいのがイイ。

「バカとハサミは使いよう」これも本当の意味は知らないけれど、思わず頭に浮かんだ。
「モノは使いよう」目的は違うかもしれないが、「効果」さえ理解していれば、別物として「利用価値」が出来る。

頭は柔軟に、利用できる処は利用して、使ってみれば「改良・改善点」も見えてくるという事です。


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