三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 5月30日 上州座繰り機、電動タイプ??

2015-05-30 | メンテナンスお気楽日記
今度は、上州座繰り機が送られて来ました。
三筋の目の前に、こんなおもしろいものを置かれてんじゃ、やるしかないでしょ。

前回も、木製手回しカセ揚げ機を「電動」に出来ないか?って依頼でした。自分なりに使い勝手を考えて
スピードコントロールモーターに減速ギアを組み込み、人間の手回し感覚を再現しました。

機械式ですから、何回廻れば電源が切れるカウンタースィッチや、一本でも糸が切れれば止まる
ヤーンセンサーも組み込みました。機械屋(電気屋?)が考える からくり装置です。

只、木製製品ということにこだわって、モーターやコントロール装置を木箱を手作りして、極力機械臭さを
隠しました。ノコギリで機械を作るってことは、まずない経験でした。


今回も「一秒で一回転ぐらいのスピードでモーター駆動に出来れば・・」って事です。
そんなことは減速ギアを使えば簡単だが、コントロールの為の最低・最速を選ぶ必要がある。

最近はモーターもユニットも超小型化になり、組み込む場所に悩むことは無くなった。
手回しレバーの箇所にプーリー(もちろん木製)を取り付け、ウレタンベルトでモータープーリーとつなぐ。

モーターユニットはメーカーに注文、プーリーの削り出しは出入りの木工所。問題は木箱作り。
ホームセンターの木材売り場の前で考え込む。まずは材質、木にはいろいろ種類があるから。

イメージ画にサイズを書き込み、材料のカット方法を選択しながら木材を揃える。
箱作りにまる一日、モーターの組み込みに一時間。完全なる手間仕事で仕上がりました。

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