三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 1月30日 冬場仕事は・・・

2012-01-30 | メンテナンスお気楽日記
                    三筋テンション装置にワキシング装置を組み付け

よく?粉職人さんが「その日の天候によって水かげんが違う」なんて言っている。
それは五感の事だろうと思うけれど、ものづくりにはとても大切な事なんだろう。

最近の天候は、北陸では珍しいくらい氷の張るような冷たい日が続きました。
ここ2~3年暖冬でお呼びのなかった、グリスの負荷事故や静電気事故が多発しています。

これらは、作業に入る前の、ほんのひと手間で防げるのだが、それを忘れてしまった人も多い。

部品の問い合わせも、ここにきて節取り装置やワックス装置が目立つ。
事故原因は糸の静電気(乾燥)と解っていても、工場環境じたい昔と変わっているから対応しずらい。

まず、加湿装置のある工場も少ない。あるのはクーラーとエアコン。
石油ストーブにヤカンのほうが、よっぽどマシなのにそんな事を言ったら笑われる?

空気が乾燥すれば、糸だって堅くなる。それを五感で感じられる人は少ないだろう。
作業結果として、糸のケバや節が発生し、あわててワキシングやオイリングで抑え様とする。
出来てしまった節はウースターやセレテックスで二度加工。糸づくりも大変。

それに輪をかけているのが、機屋の人員削減。織機事故に対応する人手が足りない。
どんなに機械まかせの仕事でも、糸切れは必ず発生する。その発生率が問題。夜間管理が一人じゃ・・ネ。

求められるのは「切れない糸?」そんなものあるはずがない。管理するのが人間の仕事。
不良率1パーセントでも多いと言われるなら、なんで管理費用が工賃にはいってない?

ボヤいてばかりもいられない。厳しいから「お仕事」かも。
日本には四季がある。夏には夏、冬には冬の仕事のやり方があるハズ。

様は、自然も「ものづくり」の大切な一因。
機械は一年中同じでも、使いこなすのは人間。

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