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この漫画に関しては、ちょっとうるさいアタシです。あんまり知られてない頃から、周りの人間に薦めまくり、あたしの周りでは、ちょっとしたルシウス・ブームを巻き起こした(つもり)のですが、映画になる!のコミックの帯を見て、驚愕!!!何はともあれ、小ネタをちりばめ、それなりの作品となったのが、前作でございました。
今回の大きなネタの一つであるグラディエーターの癒し風呂っていうのは、原作にないのですが、実際にコロッセオを作ってしまったからには、絶対に剣闘は描きたいでしょうね。髣髴させるのは名作「グラディエーター」。最後の五賢帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌスの後を受ける愚帝の誉れ高いコモンドゥスをケイオニウスにしたかったのかなあ。
原作者のヤマザキマリさんが、あの漫画の中で、どうしても描きたかったのは「ベン・ハー」の4頭馬車の疾走する姿っすから、そっちの方が作者の意図に叶うんではないかと思うのですが、そこは予算の都合か、馬の乗り手の都合かな・・・などと邪推してしまいました。でも、あの馬車のレースは何をどう再現しようとしても無理だわな。
相変わらずルシウスがテルマエ作りで息詰まると、都合よくタイムワープして、ヒントを得て、ローマそれを持ち帰って名声を得る!という繰り返しです。2時間の中に、それが何度か繰り返されると、ご都合主義すぎてくるのでした。それはやむを得ないか。そんなエピをうまく入れ込みつつ、全体としてみると、まとめの方向に向かって、きちんと道筋ができていたのではないでしょうかね。
ハドリアヌスが貫こうとした平和路線と、あくまで拡大・強硬路線を進もうとする元老院との確執を核にして、この後に、長くはないけど、すこーーしだけ続く安定のローマを思わせる流れを見せていただきました。
原作通り作るのは不可能だとしても、浪越先生のいきなりの登場には、違和感ありすぎ。指圧の大家と言ったら、この人しかいないのでしょうが、ちょっと無理っす。続編作って、まとまらせなきゃなんないのだろうけど、いろいろときついところがあったなあと思ったのでした。もうすぐ50の阿部ちゃんの肉体はさすが!プロだ。すごい。浴衣をトーガ風に着て、あんだけ似合うのは、そうはいないです。
原作漫画をお読みになったことない方には、ぜひともお読みいただき、原作の面白さをぜひとも味わっていただきたい!のと、他にもいろいろとお書きになって、精力的にお仕事されてるヤマザキ先生には、これからもがしがし、書いて書いて、書きまくってくれ!!!と願うばかりです。
漫画も面白いのですが、こちらの本がまた興味深い。おすすめ。
◎◎◎
「テルマエ・ロマエⅡ」
監督 武内英樹
出演 阿部寛 上戸彩 北村一輝 竹内力 宍戸開
今回の大きなネタの一つであるグラディエーターの癒し風呂っていうのは、原作にないのですが、実際にコロッセオを作ってしまったからには、絶対に剣闘は描きたいでしょうね。髣髴させるのは名作「グラディエーター」。最後の五賢帝のマルクス・アウレリウス・アントニヌスの後を受ける愚帝の誉れ高いコモンドゥスをケイオニウスにしたかったのかなあ。
原作者のヤマザキマリさんが、あの漫画の中で、どうしても描きたかったのは「ベン・ハー」の4頭馬車の疾走する姿っすから、そっちの方が作者の意図に叶うんではないかと思うのですが、そこは予算の都合か、馬の乗り手の都合かな・・・などと邪推してしまいました。でも、あの馬車のレースは何をどう再現しようとしても無理だわな。
相変わらずルシウスがテルマエ作りで息詰まると、都合よくタイムワープして、ヒントを得て、ローマそれを持ち帰って名声を得る!という繰り返しです。2時間の中に、それが何度か繰り返されると、ご都合主義すぎてくるのでした。それはやむを得ないか。そんなエピをうまく入れ込みつつ、全体としてみると、まとめの方向に向かって、きちんと道筋ができていたのではないでしょうかね。
ハドリアヌスが貫こうとした平和路線と、あくまで拡大・強硬路線を進もうとする元老院との確執を核にして、この後に、長くはないけど、すこーーしだけ続く安定のローマを思わせる流れを見せていただきました。
原作通り作るのは不可能だとしても、浪越先生のいきなりの登場には、違和感ありすぎ。指圧の大家と言ったら、この人しかいないのでしょうが、ちょっと無理っす。続編作って、まとまらせなきゃなんないのだろうけど、いろいろときついところがあったなあと思ったのでした。もうすぐ50の阿部ちゃんの肉体はさすが!プロだ。すごい。浴衣をトーガ風に着て、あんだけ似合うのは、そうはいないです。
原作漫画をお読みになったことない方には、ぜひともお読みいただき、原作の面白さをぜひとも味わっていただきたい!のと、他にもいろいろとお書きになって、精力的にお仕事されてるヤマザキ先生には、これからもがしがし、書いて書いて、書きまくってくれ!!!と願うばかりです。
漫画も面白いのですが、こちらの本がまた興味深い。おすすめ。
![]() | 男性論 ECCE HOMO (文春新書 934) |
ヤマザキ マリ | |
文藝春秋 |
◎◎◎
「テルマエ・ロマエⅡ」
監督 武内英樹
出演 阿部寛 上戸彩 北村一輝 竹内力 宍戸開
スモウを出したい。古代ローマでスモウに当たるものと云えば、そうだ剣闘士だ! という感じでは。
『ベン・ハー』の戦車競争に相当する日本特有のものって、思いつきませんからねぇ。
ばんえい競馬……を出すと、『銀の匙』になってしまう(^^;
前作も少しイイ話にしようとしていたのが鼻につきましたが…
今作はもっとアカンかったです。
まったくといって同じストーリー展開、
同種の小ネタの連続でまったく笑えませんでした。
ホント、がっくし…
気持ちはわかるんですがね。。。
しかし、琴欧洲もえらい!
せっかくのブルガリアロケなのに、かれは行ってないとか。帰ったら、英雄でしょうにね。
でもあの姿じゃ、ちょっとなああ。
前作も感じた、その辺のアンバランスな反省点は、さっぱり生きてなかった。
まんま原作に忠実に作ったほうが、よっぽどまとまったと思います。
あれじゃないですかね。運動会の騎馬戦。でも、それ見てローマに帰っても役に立たないっぽいけど。
力士は見たけど。
原作にないものを持ってくると、無理が見えるんですよね。
面白いけれど、前作でみたような内容がわんさかと…
驚愕するところよりも、それを古代ローマの奴隷を使って表現する考え方のほうが面白かったのでした
↑これも、前作と一緒
ツボ押しなんかは一歩間違えるととんでもないツボおしちゃいそうですが、足の裏のツボっていいツボばかりなのかなあ?
個人的には、ゴム人形の登場が早すぎてダメでした
もともとが、そんなに長く描くつもりはなく、さらっと終わるはずが、結構な長期連載になってしまった。
その辺の無理がちょっと出てたかな。
なにはともあれ、原作の面白さを味わってほしいです。
お風呂の映画なんだから、女性の丸裸も見たいんですよ、男としては笑
まぁ、阿部ちゃんの生尻も悪くないですけどもフフッ
まあ、ないでしょう。
ヤマザキ先生の次の作品の「プリニウス」が、期待大です。