若いときに電撃的に結婚してしまった夫婦、ホリーとジェリー。結婚して10年ほど経ったが、子供はいず、いつかアパートを出て、子供を育てたいと思っている。
セレブならセレブなりの悩みや、中流なら中流のネバならないと言うアメリカ人の根性はここにも見える。
言いたいことを言い合い、ケンカもしょっちゅう。でも、二人は見事に愛し合ってる。しかし、その生活は突然終わりを告げた。夫の死。
自分を心の底から愛し、全身全霊をこめて愛してくれた夫が脳腫瘍で死んでしまった。立ち直ることなどできない。立ち直れるはずがない。妻は部屋に引きこもり、嘆き暮らす・・・。
そこに、死んだはずの夫からの手紙が舞い降りる。これからさまざまな方法で自分から手紙が届く。その方法を探ってはならない。でも、言われたとおりにすること。
夫のぬくもりと愛を感じながら、手紙の指示通りにことを行い、次の手紙を待つ。それは二人の幸せだった頃を思い起こさせるものや、自分を後押しするもの、新しい人生を踏み出してほしいと願うもの・・・・。
1年経った頃、自分で確かな一歩を踏み出すホリーがいた・・・・。
夫に死なれたことがないので、夫に死なれたら一体どうなるのか、想像もつかないのだが、夫を偲んで、嘆き暮らしていけるほど暇はないような気がする。子は鎹とはよく言ったものだ。
できれば愛する夫を偲んで、悲しんで悲しんで、嘆いて暮らせればそれはそれでどこか精神的にうらやましい気がする。ホリーが嘆き悲しんで、引きこもっているのを見て、不幸にはみえなかったのだ。私はゆがんでいるのだろうか。
人間はそう弱いものではない。いつかは立ち直る。自分の足で踏み出すはずだ。で、ジェリーが死んだあともやろうとしたことは、指示ではなく、支え。ホリーが新しい道を踏み出すためのほんの小さな手助け・・・のはずなのだが、ジェラルド・バトラーがやると、濃いんだなあ。幽霊(?)でも、存在感ありすぎ。
民族性の違いとか、家族の関係とか、愛し方の表現の違いとか、さまざまな要因が大きく影響しているような気がしたが、あたしはもろ手を挙げて、「ウン、そうだねえ」とか思えなかった。見ようによっちゃ、いつまでも夫に縛られているような。
意図が違うことはわかるのだが、そんだけ先のことを読めるんだったら、生きてるうちに、もっとしろよな・・・・なんて言ったら、元も子もないか。
ということで、大きく大きく妻を愛している男のお話。こういう話は、女性が見るより、ぜひ世の男性に見てほしい。きっと男の人は、見ないだろうなあ。
ものすごく久しぶりに見たハリー・コニック・Jr。「コピー・キャット」以来ではないかと。最初、だれだかわかんなかった。くたびれたヒュー様みたいで。
◎◎○
『PS アイラブユー』
監督・脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 ヒラリー・スワンク ジェラルド・バトラー キャシー・ベイツ ハリー・コニックJr. リサ・クドロー ジーナ・ガーション ジェフリー・ディーン・モーガン ネリー・マッカイ
セレブならセレブなりの悩みや、中流なら中流のネバならないと言うアメリカ人の根性はここにも見える。
言いたいことを言い合い、ケンカもしょっちゅう。でも、二人は見事に愛し合ってる。しかし、その生活は突然終わりを告げた。夫の死。
自分を心の底から愛し、全身全霊をこめて愛してくれた夫が脳腫瘍で死んでしまった。立ち直ることなどできない。立ち直れるはずがない。妻は部屋に引きこもり、嘆き暮らす・・・。
そこに、死んだはずの夫からの手紙が舞い降りる。これからさまざまな方法で自分から手紙が届く。その方法を探ってはならない。でも、言われたとおりにすること。
夫のぬくもりと愛を感じながら、手紙の指示通りにことを行い、次の手紙を待つ。それは二人の幸せだった頃を思い起こさせるものや、自分を後押しするもの、新しい人生を踏み出してほしいと願うもの・・・・。
1年経った頃、自分で確かな一歩を踏み出すホリーがいた・・・・。
夫に死なれたことがないので、夫に死なれたら一体どうなるのか、想像もつかないのだが、夫を偲んで、嘆き暮らしていけるほど暇はないような気がする。子は鎹とはよく言ったものだ。
できれば愛する夫を偲んで、悲しんで悲しんで、嘆いて暮らせればそれはそれでどこか精神的にうらやましい気がする。ホリーが嘆き悲しんで、引きこもっているのを見て、不幸にはみえなかったのだ。私はゆがんでいるのだろうか。
人間はそう弱いものではない。いつかは立ち直る。自分の足で踏み出すはずだ。で、ジェリーが死んだあともやろうとしたことは、指示ではなく、支え。ホリーが新しい道を踏み出すためのほんの小さな手助け・・・のはずなのだが、ジェラルド・バトラーがやると、濃いんだなあ。幽霊(?)でも、存在感ありすぎ。
民族性の違いとか、家族の関係とか、愛し方の表現の違いとか、さまざまな要因が大きく影響しているような気がしたが、あたしはもろ手を挙げて、「ウン、そうだねえ」とか思えなかった。見ようによっちゃ、いつまでも夫に縛られているような。
意図が違うことはわかるのだが、そんだけ先のことを読めるんだったら、生きてるうちに、もっとしろよな・・・・なんて言ったら、元も子もないか。
ということで、大きく大きく妻を愛している男のお話。こういう話は、女性が見るより、ぜひ世の男性に見てほしい。きっと男の人は、見ないだろうなあ。
ものすごく久しぶりに見たハリー・コニック・Jr。「コピー・キャット」以来ではないかと。最初、だれだかわかんなかった。くたびれたヒュー様みたいで。
◎◎○
『PS アイラブユー』
監督・脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 ヒラリー・スワンク ジェラルド・バトラー キャシー・ベイツ ハリー・コニックJr. リサ・クドロー ジーナ・ガーション ジェフリー・ディーン・モーガン ネリー・マッカイ
えーと。見ました・・・しかもひとりで(笑)
たしかに以前なら少なくとも一人で観ることはありえない作品ですね~(^^ゞ
ぜひ、がんがん男性の方にみてもらいたいかなっと。
言いたい放題言って、相手に死なれてしまったら・・・どうしようと言う危機感を感じる映画かと・・・。
ハリー・コニックは、ID4にも出てましたよん。
あと、モルダーじゃない、ドガヴニーの恋愛映画にもでてたんじゃあ??
たしか、オリンピックで歌っていましたよね。
男らしさとか女性の愛し方を勉強して欲しいと
思っちゃいました(´▽`*)アハハ
ジェリー素敵でしたね♪
いいたいことをいえるのが、配偶者なのでしょうが、言っちゃって、死なれたら、後悔するぞぉ、ってか。
ま、あんまり愛すると死なれたら辛いので、まあまあ愛しましょうかね。
ってこれは逃げだな・・。
ハリーさん、「コピーキャット」の印象が強すぎて、ほかにも出てたと思いますが、インパクトないなあ。
なんか、ものすごく懐かしく感じました。
でも、あっちの人でも、こんな男性はいないでしょうね。ある意味、ファンタジーなのかも。
30になってあの妻はいささか幼稚。
喪失感は理解できるけれど、けんかにしても、
職場での対応など、ありえないですよね(笑)
若い女性の描く、理想の男性像といった感じがしました。
キャシー・ベイツは上手いですよね!
彼女が締めてくれました
若いねえちゃんが、夫はこういう風できっとあるんだろうなあ、と思って書いた感じでしたね。
ヒラリー・スワンクなんか、夫にひどい目に遭った口でしょうから、やってて違和感感じなかったのかあ。
キャシー・ベイツの存在感は確かでした。
私は、試写会で一緒に当選した友人と観てきたんですが、う~んと素直に泣けない自分がいました。私と旦那は、干支が同じほど年が離れているので、急に死なれるよりも何より、一人で過ごさなければならない時間が絶対にくるんだろうな・・・と思ってきました。
ハリーコニック・Jr「ID4」にも出ていましたよ。