迷宮映画館

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ビッグ・アイズ

2015年03月19日 | は行 外国映画
実話ベースの物語。60年代、アメリカでブームとなった『ビッグ・アイズ』の絵。その作者をめぐって、夫婦が裁判をしちゃった・・・と言うもの。妻の書いた絵を、口のうまい夫が自分が描いたもの・・としてしまったことから、どんどんと嘘が広がり、いつの間にか収拾がつかなくなってしまった。

今だったら、絶対にありえないような話だけど、50年代、60年代ってとこがミソ。女性は、わずかの間でずいぶんと強く立ち上がったもんだとつくづく思います。私が働き始めた80年代後半だって、まだまだ。先人がまじに苦労して、勝ち取ってきたいろんな権利と大事にしたいもんです。

パワハラとか、モラハラとか、声高に言わずとも住むこと。権利なんて考えるまでもなく、普通のことになってほしい男女の違い。女性が正当に認められるって、時間がかかったんだよ~ってことを、ぜひ見てほしいなあと感じた次第。

さて、一体作者は誰なのか?描かせてみれば、一目瞭然!一番手っ取り早い方法で、スカッとしました。とんでものいやらしい役が見事にピッタリのクリストフさん。うまいなああ。

奥様がお出にならないティム作品も珍しいと思いますが、こういう普通の作品もいいじゃん、てか、こっちの方が合うんじゃないの・・・って思った。

◎◎◎○

「ビッグ・アイズ」

監督 ティム・バートン
出演 エイミー・アダムス クリストフ・ワルツ ダニー・ヒューストン ジョン・ポリトエン クリステン・リッター


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2 コメント

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TB返し&コメントありがとうございました (西京極 紫)
2015-04-02 21:08:23
なんだかんだ云っても男性中心社会ですからねぇ。
今や男女平等が叫ばれて久しいですが、
そもそも“平等”とか“機会均等”とか言う事自体、
世の中はその真逆であるって証明ですから。

男のボクがそんなことを言ってもどうかとも思いますけどw

最近のティム作品の中では地味ながらまずまずの出来だったのでは、と。
はい。
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>西京極 紫さま (sakurai)
2015-04-19 20:05:20
長年の男社会ですから、そうそうは変わらないですよね。
ここ20年で、本当に前進はしましたが、
>そもそも“平等”とか“機会均等”とか言う事自体、
世の中はその真逆であるって証明ですから。
その通りだと思います。
男性の方に言ってもらえてうれしい限り。
ちょっとずつでも前に進みたい、そんなことを思わせた作品でした。
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