迷宮映画館

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100歳の華麗なる冒険

2015年01月19日 | は行 外国映画
スカンディナビアの三国のうち、なぜかスウェーデンの映画が多い。カウリスマキのフィンランドとか、若干マニアックなノルウェー作品もあるっちゃ、あるんだけど、なぜかよく見るスウェーデン発。何気にメジャー志向な国なのかもしれない。

ということで、去年も数本の作品が来日。どれもなかなかよくできている。ピリッと風刺が効いていたり、題材がバラエティに富んでいると思ったら、風景がこれまた綺麗。

今作は、元爆弾専門家の100歳のおじいちゃんが、自分の歩んできた波乱万丈な人生を振り返りつつ、今もぶち当たっちゃう出来事を、おじいちゃん流に乗りきっちゃう道中を描く。いや、乗り切っちゃうというのは、間違い。自らが何かしようとか、積極的にはたらきかけなんかさっぱりしない。なんとなく思った通りに行動しちゃうと、世の中が勝手に自分についてきて、世間を書き込んでしまうという、超迷惑人間。

老人ホームをさらっとお出かけして、たまたま手にした大金から、ギャングに狙われちゃうけど、なんとか乗り切れてしまうという運の良さ。なんか、追っかけるギャングがあまりにおまぬけで、半分可哀そうになってきた。コメディタッチなはずなんだけど、よーく考えると、結構残酷っすよ。ここは、よーく考えちゃいけないのかも。

色々でてくる歴史上の人物が面白い。スターリンは似てなかったけど。

ここ100年でまじめにいろんなことがあったんだなあ~と振り返ることもできるお得な一本。いかんせん、予告でいいとこ見せすぎ。ポイントのセリフもほぼ予告で効いちゃった。予告が面白そうで見たい!と思ったけど、予告見りゃ、大体わかって、見どころもすでに見ちゃった・・・・というのも考えもんだな。

◎◎◎○

「100歳の華麗なる冒険」

監督 フェリックス・ハーングレン
出演 ロバート・グスタフソン イバル・ビクランデル ダビド・ビバーグ ミア・シュリンゲル イエンス・フルテン


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