迷宮映画館

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リミッツ・オブ・コントロール

2009年12月03日 | ら行 外国映画
見てるうちに気づいた・・。あたし、ジャームッシュが苦手だったんだ・・。みてから気づくなよ!と、思わず自分に突っ込んでた・・・。やっぱだめだった。

「スペイン語はできるか?」・・・これは符丁なんだとわかったのは、ずいぶん経ってから。どうやら殺し屋らしい男は、次々に会う出会う人から、暗号のような数字をもらって、じわじわとターゲットに近づいていく。

情報を伝える人間は、それぞれ好き勝手なことを言ってるようで、何かヒントになるような、いややっぱりただに戯言なのか・・・わからないままに、去っていく。

エスプレッソを二つ頼み、それも符丁なのか、一つで暗号の紙を飲み込む。うーん、ゴルゴみたいに、一流は証拠を残さないんだ・・・とか思ったのだが、指紋は残しまくりだよな・・・なんて思ったり。

どうやらこの殺し屋は、芸術に含蓄があるのか、美術館に立ち寄っては、あるコーナーにある作品に目を留める。

そして、たどり着いたターゲット・・・。え~~、なんか釈然としないんですけど・・・。テレポート出来るんすかねえ~。

あたし、やっぱこういうはどうも苦手です。感覚で見るんだ・・とか言われても、なんか相いれない。わくわくしてこないし、思ったのが「早く終わんないかあ・・」と。

音楽もいつもジャームッシュらしく、独特なテンポだったが、どれも同じように聞こえたなあ・・・と思ったら、エンドロールで、いっぱい曲が羅列。あーー、全部違ったんですね。

ヒアム・アッバスにまたお目にかかった。雰囲気のある女優さんだなあとつくづく。今年は彼女に尽きた。4本目の登場だった。

あーー、でもでもやっぱり駄目でした。「ブロークン・フラワーズ」は、ツボだったんですが、ジャームッシュと相容れる日は来るんでしょうか・・。

???

「リミッツ・オブ・コントロール」

監督・脚本 ジム・ジャームッシュ
出演 イザック・ド・バンコレ アレックス・デスカス ジャン=フランソワ・ステヴナン オスカル・ハエナーダ ルイス・トサル パス・デ・ラ・ウエルタ ティルダ・スウィントン 工藤夕貴 ジョン・ハート ガエル・ガルシア・ベルナル ヒアム・アッバス


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6 コメント

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Unknown (cochi)
2009-12-05 08:19:55
評価が分かれていますね。
ボクはこの手の映画にしびれます。
面白くも何にもないんですが、、、、、。
いろいろ仕掛けてくる問いかけに
こちらがゆっくりいろいろ想像できる時間がありますので。
ロードムービィ的にずーと見続けています。
セリフの少なさが余計な情報を押し付けず助かります。
出てくる男たちがもっとイケメンだったら
多分評価は違うものになるでしょうね(笑)
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>cochiさま (sakurai)
2009-12-05 17:56:28
どうも駄目なんすよ、昔っから。
感覚的にどうしても相容れないんですよ。
仕掛けのような、何の意味のないような、もったいぶった作りはおもしろいのですが、好きか?って聞かれると、素直に頷けない。
この際、イケメンはあんまリ関係ないかも。
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私も・・・ (latifa)
2009-12-05 19:17:28
sakuraiさん、こんばんは
実は私も、この映画が苦手でした・・・。
ジム・ジャームッシュは初期の3作品は好きだったし、ブロークン~も、楽しく見れたのですが・・・。

ヒアム・アッバスさん、出てましたね~。
ただ、今回の使われ方は、特に彼女でなくてはならない!って役では無かった気もしましたが
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sakuraiさまへ♪ (mezzotint)
2009-12-05 23:39:34
確かにジム・ジャームッシュさんの作品は
ストーリー性はないですよね。
ヴィジュアル的な世界観いうのでしょうか。
そんな感じがします。謎だらけですが、
結構好きな作品でした。
最近こういう作品、多いですね。

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>mezzotintさま (sakurai)
2009-12-07 22:50:26
やっぱりあたしは、芸術は門外漢ですわ。
現実的な方がいいかも。
あの主人公の方の雰囲気はよかったですが、なんか他がもったいない使い方に見えたのは、貧乏性?
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>latifaさま (sakurai)
2009-12-07 22:52:32
あたしは、どうも昔っからこの人が苦手で、初期のもどうも苦手。
でも見るっとどうよ、ってなことで。
「ブロークン・・」は、珍しく好きな感じだったので、イケるかな・・と思ってしまった。
ヒアム・アッバスも少々もったいなかったですね。
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