「プライドと偏見」と「つぐない」で一気に名をあげたジョー・ライト監督が、はたまたシアーシャ・ローナンと組んで撮った一本。前者はまあまあ良かったかなあと感じたのだが、ひとえに脚本がよかったんではないかと思った次第。次の作品の「つぐない」は、原作の魅力に頼った感じと、何と言ってもシアーシャちゃんの見事さが光ってて、そればかりが印象に残った。
彼の真骨頂を見るには、次の作品かな~などと思っていたが、「路上のソリスト」は、ほぼドキュメンタリータッチの作り方で、なんだかあざとさが目立って、題材の根っこがうまく引き出せなかったような気がした。。と言うより、この人は現代ものは似合わないのではないか。
で、今作。それげ決定的になったような気がしないでもない。突飛な設定。初め、なんだかさっぱり分からずついて行くのが大変だったが、北欧の山の中で、鹿を追い、自然の中で野性児のように生きてきた親子。なにやら秘密がありそう。
一切、エレクトリックなものとは縁がなく、せいぜいあるのは百科事典とグリム童話だけ。作られたプロフィールを頭に叩き込み、いずれここから出て行こうとしているのはわかってくる。。どうやら、親父さんはもとCIA・・・かな。なにやら秘密をもった娘は、徹底的に戦い方を叩き込まれ、ここを出て行く。
つうことで、この辺まではなかなかのミステリアスな展開で、一体どんな謎があるんだ??この女の子、ハンナはどうやって生き延びて行くんだ・・と、期待が膨らんだあたりから、いきなりしょぼ。アラブ地方あたりのどっかの砂漠に作られた基地から見事な殺人技をつかって逃げ出したところまではよかったのだが、なんだかあとは矛盾だらけで、変な感じ。
電気製品になれないのはわかるけど、電気ポットが沸騰しただけでなぜ、あんなに焦る?なのに、車は普通で、PCもさわれる。徐々に秘密がわかってきて、ハンナは計画的に作られた子供・・だと。うーん、にしちゃ、肝心なことが伝わってなかったり、素晴らしいキレのあるアクションとも思えなかったなあ。
アクションの方に行きたいのか、ファンタジーめいたミステリアスな方向に行きたいのか、どうにもはっきりしない。謎も解けたのか、解けなかったのか、なんだかよくわからず・・。敵がたも、ハンナを最初にかくまったアラブの男性は、あっさりやっつけたと思ったら、もっと彼女を助けた一家はスルー。その基準は一体??
やっぱこの監督は、時代もんの方が似合うということを改めて感じた次第。やっぱアクションは合わないのではないでしょうかね。シアーシャちゃんのカリスマは感じたけど、この使い方じゃもったいないような。
◎◎
「ハンナ」
監督 ジョー・ライト
出演 シアーシャ・ローナン エリック・バナ ケイト・ブランシェット トム・ホランダー
彼の真骨頂を見るには、次の作品かな~などと思っていたが、「路上のソリスト」は、ほぼドキュメンタリータッチの作り方で、なんだかあざとさが目立って、題材の根っこがうまく引き出せなかったような気がした。。と言うより、この人は現代ものは似合わないのではないか。
で、今作。それげ決定的になったような気がしないでもない。突飛な設定。初め、なんだかさっぱり分からずついて行くのが大変だったが、北欧の山の中で、鹿を追い、自然の中で野性児のように生きてきた親子。なにやら秘密がありそう。
一切、エレクトリックなものとは縁がなく、せいぜいあるのは百科事典とグリム童話だけ。作られたプロフィールを頭に叩き込み、いずれここから出て行こうとしているのはわかってくる。。どうやら、親父さんはもとCIA・・・かな。なにやら秘密をもった娘は、徹底的に戦い方を叩き込まれ、ここを出て行く。
つうことで、この辺まではなかなかのミステリアスな展開で、一体どんな謎があるんだ??この女の子、ハンナはどうやって生き延びて行くんだ・・と、期待が膨らんだあたりから、いきなりしょぼ。アラブ地方あたりのどっかの砂漠に作られた基地から見事な殺人技をつかって逃げ出したところまではよかったのだが、なんだかあとは矛盾だらけで、変な感じ。
電気製品になれないのはわかるけど、電気ポットが沸騰しただけでなぜ、あんなに焦る?なのに、車は普通で、PCもさわれる。徐々に秘密がわかってきて、ハンナは計画的に作られた子供・・だと。うーん、にしちゃ、肝心なことが伝わってなかったり、素晴らしいキレのあるアクションとも思えなかったなあ。
アクションの方に行きたいのか、ファンタジーめいたミステリアスな方向に行きたいのか、どうにもはっきりしない。謎も解けたのか、解けなかったのか、なんだかよくわからず・・。敵がたも、ハンナを最初にかくまったアラブの男性は、あっさりやっつけたと思ったら、もっと彼女を助けた一家はスルー。その基準は一体??
やっぱこの監督は、時代もんの方が似合うということを改めて感じた次第。やっぱアクションは合わないのではないでしょうかね。シアーシャちゃんのカリスマは感じたけど、この使い方じゃもったいないような。
◎◎
「ハンナ」
監督 ジョー・ライト
出演 シアーシャ・ローナン エリック・バナ ケイト・ブランシェット トム・ホランダー
題材的にはもっと面白くなりそうな気がするんですよ。
シアーシャちゃんとエリック・バナ、そしてケイト・ブランシェットという実に良い俳優さんたちのおかげで何とかギリギリ成立してるかな…。
何故にハンナはあんな中途半端な教育をされたのか?感情を殺すために、必要なこと以外は教えない…ってのはわかるにしても、自分のことを棒読みするような女の子なんて、あっという間に捕まっちゃいますよ。
あの家族との出会いもよけいなエピソードって気もするし、ピエロも何もかも…後半出てくるものは全部ため息です、はい。
ケイトがなぜにあそこまで執着するのか?と言う答えも中途半端だし、エリックはハンナを憎んでいてただの道具として育てたのか?と言うような解釈でないと、ぜんぜんつじつまが合わない。
まあ、つじつまを合わせる気もなかったのかもですが。
もっと客観的な視点が必要な気がします。
俺様映画を作るのには、ちょっと足りないかなあって。
シアーシャさんを見出したってプライドがあるんでしょうかね。
誰か変だよ!って教えてあげないとね。
なんだか見てて、これは変だ、つじつまは合わないどころか無茶苦茶。まずいだろ~とはらはらしてましたよ。
シアーシャちゃんの無駄遣いですわ。
始まりから雰囲気は良かったけど、途中の一家とのロードムービーはいらんかったのではないか…。
常々、シアーシャとケイトが似てるんと思ってたんで、ビックリオチでもあるのかと期待してました(笑)
おっしゃるようにアクションなのか、
それともファンタジーなのかはっきり
してほしいですね。それでなくても中途半端
ですからね。こんなに豪華キャストなのに。
残念でたまりません。
おいおい!ですなああ。
ロードムービーにしたかったのか、サスペンスにしたかったのか、アクションにしたかったのか、ファンタジーにしたかったのか・・・。
どこか一つでもはっきりしてくれぃ!でした。
あ!似てます。でも、最初のインパクトより、シアーシャちゃん、変わってきたなあ。
どうなるんだろう。
ちょっと無理して見に行ったもんで、途中から半ば怒りモードになってましたわ。
もっと客観的な撮り方をすべきだなあと思いますよ。って、こっちも上からだぁ。
シアーシャ・ローナンを愛でるだけの作品なのかと^^;