ポール・ハギスとラッセル・クロウときたら、期待するなって言う方が難しい取り合わせ。あとでからリメイクと知ったが、ハギスがリメイクものをするのはどうかなあ~とも思う。
さて、オリジナルはすっかり見た気でいたのだが、見てなかったことが判明。なもんで、ちょっと新鮮な目で見れた。
冒頭、上司とあまり仲がよくないことを示唆することが表されたと、いきなり妻が殺人犯の容疑者として逮捕される。妻が真犯人であるかどうかは、よくわからないまま、あれよあれよと審理は進み、有罪とされてしまう。ここで釈然としないのは、妻が自分はやってないのだ!と言うことを明言しない。
あくまでもグレーなままで、見る方は、ほんとは犯人なんじゃないの~なんて思ってもおかしくはない。しかし、ただ一人!ラッセル夫だけは違う。いや、妻が無実だと言うことを信じてるんじゃなくて、ただ妻をそこから出したい!塀の外に出してやらなければならない!!との盲執に見えなくもない。
正義だけじゃ世の中生きていけない。そんな感じにも見える。裁判で懲役20年を言い渡され、なすすべがなくなった夫は、妻を刑務所から脱獄させることを計画する。念入りに、用意周到。ここで脱獄のレクチャーをしてくれるのが、リーアムおじさん扮する脱獄王。大事なのは前述の非情さと金だと言われる。でも、肝心な時に非情になれるか?というと、おぼつかない。
簡単には脱獄できず、ちょっと失敗なんかをするところも愛嬌だが、結論から言ってしまうと、それなりに成功する。・・・・うーん、でもカタルシスはあるのか?というとない。それが世の中、正義だけじゃ食ってけないんですよ~と言うことの表れなのかもしれないが、やった!!とガッツポーズの快哉をあげる・・・にならない。
なんだかどよどよーんとしたまま。ラッセルさんがおどおどしながら行動を起こすのが似合ってないのかも。こういうおどおど系は、あたしのイーサンちゃんのお得意なもんで、ここはイーサンがした方が似合うかもなあ~と思って見ていた次第。
経過や、なるほどこういう機転ねと言うのはなかなか面白い。なんとかして金を調達するために、薬の売人を襲うという大ばくちに出るのだが、そこに落としてきた証拠となったぶつけたテールランプのかけら。警察が「売人がプリウス?」と、言うとこがひねりが効いてた。
総じて、普通って感じの映画になってしまったのは、もともとがそう言うお話なのかなあ。
◎◎◎●
「スリーデイズ」
監督 ポール・ハギス
出演 ラッセル・クロウ エリザベス・バンクス ブライアン・デネヒー レニー・ジェームズ オリヴィア・ワイルド タイ・シンプキンス ヘレン・ケアリー リーアム・ニーソン
さて、オリジナルはすっかり見た気でいたのだが、見てなかったことが判明。なもんで、ちょっと新鮮な目で見れた。
冒頭、上司とあまり仲がよくないことを示唆することが表されたと、いきなり妻が殺人犯の容疑者として逮捕される。妻が真犯人であるかどうかは、よくわからないまま、あれよあれよと審理は進み、有罪とされてしまう。ここで釈然としないのは、妻が自分はやってないのだ!と言うことを明言しない。
あくまでもグレーなままで、見る方は、ほんとは犯人なんじゃないの~なんて思ってもおかしくはない。しかし、ただ一人!ラッセル夫だけは違う。いや、妻が無実だと言うことを信じてるんじゃなくて、ただ妻をそこから出したい!塀の外に出してやらなければならない!!との盲執に見えなくもない。
正義だけじゃ世の中生きていけない。そんな感じにも見える。裁判で懲役20年を言い渡され、なすすべがなくなった夫は、妻を刑務所から脱獄させることを計画する。念入りに、用意周到。ここで脱獄のレクチャーをしてくれるのが、リーアムおじさん扮する脱獄王。大事なのは前述の非情さと金だと言われる。でも、肝心な時に非情になれるか?というと、おぼつかない。
簡単には脱獄できず、ちょっと失敗なんかをするところも愛嬌だが、結論から言ってしまうと、それなりに成功する。・・・・うーん、でもカタルシスはあるのか?というとない。それが世の中、正義だけじゃ食ってけないんですよ~と言うことの表れなのかもしれないが、やった!!とガッツポーズの快哉をあげる・・・にならない。
なんだかどよどよーんとしたまま。ラッセルさんがおどおどしながら行動を起こすのが似合ってないのかも。こういうおどおど系は、あたしのイーサンちゃんのお得意なもんで、ここはイーサンがした方が似合うかもなあ~と思って見ていた次第。
経過や、なるほどこういう機転ねと言うのはなかなか面白い。なんとかして金を調達するために、薬の売人を襲うという大ばくちに出るのだが、そこに落としてきた証拠となったぶつけたテールランプのかけら。警察が「売人がプリウス?」と、言うとこがひねりが効いてた。
総じて、普通って感じの映画になってしまったのは、もともとがそう言うお話なのかなあ。
◎◎◎●
「スリーデイズ」
監督 ポール・ハギス
出演 ラッセル・クロウ エリザベス・バンクス ブライアン・デネヒー レニー・ジェームズ オリヴィア・ワイルド タイ・シンプキンス ヘレン・ケアリー リーアム・ニーソン
オリジナルで不満だったところが全て解消され
ている感じで、流石はハギス監督と思いました。
まあオリジナルを作った監督はそのアイディア
自体が素晴らしいのですけど。
オリジナルの監督の二作目「この愛のために撃て」は、面白いです。タイトルは、まあアレですが・・・。
同級生の母親役は流石この時点(2010)で存在感あります。こういうキラーな俳優が途切れず出てくるところがハリウッドの凄いところかもしれないと。
プリウスでなくて、VWの方がエンジンがいいのでそっちにして欲しかった。。
どちらもなかなかいい魅力がある!と言うことですね。
大概、オリジナルに軍配が上がるのが多い中、分かれるってのはさすがハギスですかね。
でもどうしても、最後がスッキリしなくて、もやもやしてます~。
やっぱこっちの女優さんは、役不足の感は否めませんでした。
「この愛のために撃て」・・早く書かないと。
そう彼だから、こんなこと出来るんだ!
という感じは納得(笑)
イ―サン・ホークならそういうキャラで、
とんでもないことをやってしまうというのは
意外性があるかもです。
それにしても面白いですよね。普通こんな脱獄
だけに執念を燃やすとは異常です。
まああくまでフィクションですが。
わたしは好きです、こういうの。
なにより、ラッセルさんが、スーパーハズバンドでないところもいい。(まあ強かったですが)。妻を愛するあまり、狂気に陥る。
この過程が丁寧に描いてあって、がっつり入り込んで観ました。
その分、子供に対する親の無責任にもいらs付きましたが。
オリジナルでもあるのかな~?
同級生の母・・オリヴィア・ワイルドですね。
最近良く出るので、絶対になんかある??と思わせたんですが、ちょっと肩すかし。でも、印象的でした。
まあ、とんでもない犯罪者がプリウスに乗ってるっていうありえなさなんでしょうが、プリウスの立ち位置が映画でそう言う風に使われるのが最近多いですね。
それっていいことなのか、どうなのか。。
なので、もうちょっと情けなさ系??
で誰がいいかなあと勝手にあたしのイーサンにして見ました!いかがでしょう。
妻的には、正攻法で来てもらいたかったなあと言う思いです。
子供の存在が、こういうことをさせる大きな動機でしたが、その前にちゃんとやらなあかんちやろ!!ですね。はい。