Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

答え

2017-04-21 | ギターの栄養



昼過ぎに起きて
いつものように窓を開けると
小鳥の囀ずりと共に心地良い空気が入って来る

外の木々は日ごとに新緑を増してゆく


まだ起きていない身体で春雨を茹でながら
考えるともなく考えていた


何故このタイミングでスヌーピーはメッセージをしてきたのか...

まさに何年ぶりである


温野菜も作り
そして春雨が茹で上がる頃
ふとその答えがわかった気がした



今スヌーピーは
自分がスヌーピーであることがハッピーなのだ



僕は思った


うん
これは良い答えだ

よし

春雨サラダを食べよう























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スヌーピー

2017-04-20 | 良寛さん万歳


あれからずっと考えてました

ずっとといっても24時間ずっとじゃないけど

昨夜からですが結構頻繁に思い出しては
ちょっとクスッとしながら
何故?このタイミングで?
などと…




やっぱり僕がアセンション(笑)したから
引き寄せの周波数が変わったのかな?
(このフレーズは今後しばらく使うかもしれない
ただアセンションの後に(笑)を付けてる間は
僕はまだ正気です)




昨夜遅くに帰宅すると
FBのメッセージボックスにそれは来てました


サカキ〜元気ですか
おれは、元気です
Snoopyをやってます





久しぶりで嬉しかったので

可愛いね
いいなぁ
僕もスヌーピーになりたいな

的な返事をスヌーピーに返しました



するとスヌーピーは


○○さんとか連絡とってますか?


とか聞くので


○○さんに限らないけど
サカキ〜はほとんど誰とも連絡も取らず
風に吹かれる樹のように
静かに結構幸せに暮らしてます


と返した


スヌーピーからは
こう来た



それは オツですね





そしてこう続けた


でもおれとは連絡を取ってくれて
ありがとうございます


とても可愛らしいことを言った






スヌーピーは何故
昨夜思い立ったようにメッセージをくれたのか

あれから何度も思い出しては面白い心持ちで考えているが…

やはり何故だかわからない



突然メッセージをするのがスヌーピーなのかもしれない




こんなことも考えた


スヌーピーっていうのは自分のこと
「おれ」って言うんだな

とか




この事変も
まぁ1日経てば忘れるだろう
と思っていたが
まだ全然忘れない


きっと思いの外
僕の中でウケていたのだ


じゃ
折角だから
ブログに書き残しておこうかな



カテゴリーは
「ギターの栄養」にしたが
やっぱやめて
「良寛さん万歳」
にした




子供たちと隠れんぼをして隠れた良寛さんは
日が暮れて子供たちが家に帰ってしまった後も
見つからないようにワクワクしながらずっと隠れていた
という
天然と覚りとを背中合わせに持っていたチャーミングな坊さんだ


突然メールして来たスヌーピーは
良寛さんと同じチャーミングな匂いがする


僕の周りでは多分
僕がだいたいいつも一番に良寛さんだが
スヌーピーが登場すると
彼の方が良寛さんだと思う




そうそう

スヌーピーからのメッセージには
彼のご機嫌な表情の写真が貼付されていた


同席していて、そこにスヌーピーのメイク一式があれば
僕も必ずやっていただろう
羨ましい





スヌーピーとは今度いつ会えるかな


いや...
「会える」ではなく

いつ
「逢える」かな
だな


いや...
やっぱり

いつ
「遭える」かな
だな


彼との再会は未知との遭遇的だからな







では最後に折角だから

スヌーピーの添付写真を添付しておこうと思う









































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叶ありさ@渋谷JZ 2017/4/19 後記

2017-04-20 | ギターの栄養




叶ありさちゃんのバースデーライブに参加させて頂きました



昨夜は帰宅して後記も書かず寝てしまいましたが
夢にショーケンと松田優作が出て来て
枯れ枝を刀にしてチャンバラごっこをやってたら興奮して
夜明けを待たず目が覚めてしまい
こうして今、早朝から後記を書いています



ところで
ありさちゃんは34になったんですね



これ会場に映し出されてたスライドですが
34thって書いてありますものね

ついこないだカナフで29のバースデーライブを一緒にやった気がするんだけど...
もうそんなに経ったんですかぁ




今回のライブは内容も人選も彼女らしいものに感じました
声と音で絵本を1ページずつ捲っていくような


会場となったこの賑やか過ぎる街で
そういう
暖炉の前で揺り椅子に揺られながら
パイが焼き上がるのをのんびり待つような音風景が
かき消されずに客席に届いたのか否か…
そういう喧噪からずいぶん離れて暮らしている自分には
それを客観的に判断するアンテナがありませんが
ありさちゃんによって今宵集められた出演者たちは
そういったバイブレーションを持ち
オーガニックな音を愛する者たちであったことは感じています

そしてこういう人種を集めることが出来るところが
彼女の特性であり才能だなと



最近多分アセンションした(笑)僕は
今宵のメンバーに加えて頂いたことにただただ感謝しつつ
暢気にただただ音に集中し
無邪気に音の向こうに色彩を観ながら
過度にポジティブにもならず
もちろんネガティブでもなく
ニュートラルをキープする心地良さの中で音を紡ぎました




ありさちゃんとの次のコラボは5/7@カナフです

彼女はこの企画をマンスリーにして行きたいようで
誘って頂いた時にその旨伝えられて僕もokしました

マンスリーって結構大変ですが

カジュアルなライブになるでしょうが
音は手を抜きませんよ

というか
手は抜けないんですね
音から受ける幸福感を知ってしまった人間としては

だから楽しみにしてくださいね



最後に

音を介して繋がった今宵の全てのご縁に

音楽家として
人間として

感謝しています




ありがとう














p,s


僕はJZの音
好きだな ^^

































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ラブヒゲ 2017/4/7 後記

2017-04-08 | 過去のライブ後記



ラブヒゲ
〜従業員のための音楽会よ〜
2Days終了ということでネタバレ解禁後記です

今回の従業員のための演奏会では
一人ずつ3曲選曲し
更に隠し芸も披露しなければならない

2日前から喉風邪で今日もまだ微熱続きのバラさん
しかし今日はラブヒゲの淫靡熱にシフトチェンジすべく出かけました

バラさんの今回の目標は
お笑いとアッパー演奏と
そしてヒーリング的なダウナー演奏を全て
1ステージの中で今日こそきっちりやりきること

前回の自己採点より1点でも上げたい

出かける前から
頭の中でギャグ部分の台本が
リピート再生されています

イメトレせねばならないのは
本業の演奏の方だろ?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうが
まあ まあ
演奏はもう何十年もやってるので
不慣れなギャグ場面さえスムーズにクリア—出来れば
ギャグに奪われていた神経が演奏に還元されるのだから
自動的に演奏は上手く行く
という楽天的発想であります

今日の天気予報は曇りということで安心して出かけた途端
パラパラ雨

どこまでも本番雨男かと思ったが
にわか雨ですぐに晴れ間

間もなく到着
そしてRH開始



カズミちゃんが登場のシーンで
バラさんとの絡みギャグの部分が気になるらしく
確認したい
と言って来たので確認してます



微熱のバラさんは愛想の無い表情ですみませんです

何かを真面目にメモってるカズミちゃん
メモっているのは
登場してすぐバラさんと2人で歌う
♪3年目の浮気♪のメロライン

そして真面目なカズミちゃんは
♪ぱやぱやぱっぱやっぱや♪
と裏声でちゃんと歌えるか個人練中

その向こうで真面目にピアノのウォーミングアップしていた小林君が
急にアグネスチャンの♪ヒナゲシの花♪を
素っ頓狂な裏声で歌いだす

これも小林君の隠し芸ネタであるからして
ご本人非常に真剣に歌っているところが
こちらとしては沸々と込み上げるものがある

初っぱなから笑えるラブヒゲRHである


しかしこう断片ばかりを記してみても
全体像が観えてこないじゃないか、とお思いの貴方

それではもう少し詳しい解説を致しましょう


今回のバラさんの隠し芸コーナー出し物は
黒柳徹子の物真似コントでありました

当初は目の下に半月形の黒いシールを貼り
「目の下くま柳徹子」 というのはをやろうと考えてました
が家で試してみたところあまりに不気味な人相だったので自己規制
素直に黒柳徹子で行くことになりました



以下がまず
3/31の方の徹子の部屋の台本


♪徹子の部屋テーマ//ショートバージョン♪


(鼻に指突っ込んで甲高い声でしゃべる)

皆様どうもこんにちは。黒柳徹子でございます
徹子の部屋、今日は平塚でパラダイスというお店をやってらっしゃいます
タカコママさんにおいで頂きました

タカコママさんはお生まれが慶長8年
あらやだ?慶長って、、、ちょっとおかしいじゃありませんか
スタッフが間違えたのね

あなた本当のお生まれは何年なの?

タカコ(あたし〜平成2年生まれなの〜)

あなた、ずいぶん面白いことおっしゃるのね
こんな面白い方は渥美清さん以来だと思います
それでは一旦コマーシャル挟みます

(♪お味噌な〜ら、はなまるき♪)

徹子の部屋、後半でございます
今日は平塚の方でパラダイスというお店を
やってらっしゃいますタカコママさんにおいで頂いてますが
タカコママさんには双子の弟さんがいらっしゃるそうで

あなた、弟さんはサーカスに入団されてるんですって?
弟さんの娘さんもサーカスの団員さんだそうで
ずいぶんユニークなご家族ね
サーカスではどんな種目をやってらっしゃるのかしら?
やっぱり空中ブランコとかかしら?

タカコ(えぇ…叶サーカスっていいます
サーカスって言ってもとっても小さいので
サーカスというより見世物小屋って言った方が良いくらいなの
そこで弟の娘がろくろ首やってます)

あらやだ
さっきも言いましたけど、あなた随分面白い方ね
こんな面白い人は渥美清さん以来ですよ

面白い話しは尽きませんが残念ながらもうお時間です
明日は同じパラダイスからバラフライこと宇野徹哉さんにお越し頂きます
それでは皆さんご機嫌よう



。。。



4/7用
「徹子の部屋」台本


♪徹子の部屋テーマ//ショートバージョン♪



皆様どうも徹子の部屋へようこそ 黒柳徹子でございます
今日は平塚にありますオカマバー、パラダイスから
バタフライさんこと宇野徹哉さんにお越し頂きました

バタフライという源氏名はやっぱり、夜の蝶、ってことで
蝶のように舞い、蜂のように刺す
ということで付いたのかな、と思います(と、勝手に言い切る)

そういう意味ではあなた、夜の方はずいぶん、お盛なのかしら?

(バタフライ)「うふふ….ご想像にお任せしますわ~♡」

ところであなた、なんだか在りし日の大橋巨泉さんに似てらっしゃるわね
黒ぶちの眼鏡なんか、お掛けになったらずいぶんと似た雰囲気になりそうですよ

私ね実は
巨泉さんの形見分けであの方の黒ぶち眼鏡を頂戴しましてね
お守りとしていつも持ち歩いてるんですの
あなたちょっとこれかけてみてくださいな

(黒ぶち眼鏡渡す)

あら~やっぱりそっくり!

永さんも巨泉さんも先に逝っちゃって
わたくしなんだか寂しくてね〜

なんだか在りし日の巨泉さんのCMが懐かしいわ〜

「なんちゅうか本中華」なんてのがありましたけどね
わたくしが一番好きだったのは
パイロット万年筆のコマーシャルですよ
あなたちょっと、これ、言ってみてくださいな
「みじかびの キャプリきとれば すぎちょびれ
すぎ書きすらの はっぱふみふみ」


(バタフライさん言う)

あなたずいぶんお上手ね
でもなんだかとっても懐かしい気持ちになれました
懐かしい時間は尽きないものですが
残念ながら今日のところはお時間でございます

次回はパラダイスから小林君こと小林真人さんにお越し頂こうと思います
それでは皆様ごきげんよう



。。。



さて
面白いのはですね

叶タカシさんと
オペラをやられる宇野徹哉さん
このお二人にとっては
台詞も舞台上のギャグもお手の物でしょうが
楽器演奏者である残りの3人にとっては
これがなかなか難しい訳です

ギャグをやったあと
すぐに次曲の演奏が始まると
1コーラスくらいは
ぼんやりしてしまっている

演奏脳と台詞を司る言語脳は
脳内の明らかに違う部位なんで
濃いアクトをやった直後に
濃い演奏に上手く切り替われない

小林君カズミちゃんバラさん
3人ともそこを苦労している

ところが
自分以外の誰かが面白いギャグを言ったりすると
「やばいやばい
自分も何かもっと面白いことやらねば」
という対抗意識が働くので
競い合うように3人とも
結局体当たりのギャグを用意してくる

そしてまた演奏との切り替えに苦労しながら
ラブヒゲ公演を繰り返し
気がつくと何作か前よりスキルが上がっている
という...


。。。


さて
RHも終わり
楽屋にて

カズミちゃんカツラ装着作業中


最近頓に女っぽさを増して来てるカズミちゃん
カツラ装着後、衝立ての向こうで
なにやら身支度を始めたので
バラさんは盗撮をし始める

カシャッ


カズミ「何撮ってんの〜
もう、やらしいんだから」

(既に女になっている)


構わず撮る
カシャッ


胸を寄せて谷間を作ってるらしい




カズミ「へへ〜ん
もう支度出来ちゃったもんね〜
胸だってちゃんとあるのよ〜♡」


「今日のメイク
なんだか気に入ったわ〜
わたし可愛いかも〜」
(の向こうでタカコママ製作中)



ねえねえあたし可愛いでしょ〜


見て見て〜
あたしを見て〜




小林君に
粉撒いちゃうの〜あたし〜




おっ
カズミちゃんがトイレに入ったので
出て来たところを
パンチラ盗撮したろ



早く来い 早く来い


来い

来い

来い






女のトイレは長いなぁ…






出てくる



盗〜撮〜っっっ!









そうこうするうち
次々に登場人物が出来上がって行きます

福が来そうなバタフライさん




大黒様のPPAP
ですか


これはまたドスが利いてますな
オカマ怒らしたら怖いでっせ〜




タカコママも出来上がり



はい
あたしたち




バラさんと小林君だけはずっとノンケだったのに…
小林君に怪しげな変化が訪れ始めてます





どうしちゃったんだい?小林君


なんでチャイナドレス着てるのよ


そしてなんでメイクしてる…




というような経緯で
本番時間がやって参りました





1部

タカコ登場
一人ご機嫌に変な歌を歌いながら
店のメニューを貼ってゆく
(全部「カマ」が付いているものばかり)
最後に「従業員同士の恋愛禁止」の張り紙を貼る

そこに
バラさんカズミ、登場

(バラ)
いや〜楽しかったね
楽器持参のカラオケデート!

(カズミ)
うん♡特にバラさんとのデュエットが楽しかった〜

(バラ)
ホント〜?じゃ
もう一回ここでやっちゃおっか^^
(3年目の浮気を歌い始める)

(二人)
せ〜の

♪ぱやぱやぱっぱやっぱや
ぱっぱっぱやっぱ〜♪

(バラ)
バカ言ってんじゃないよ〜お前と〜俺は
喧嘩もしたけど一つ屋根の下暮らして来たんだぜ〜

(カズミ)
よく言うわ〜いつも騙してばかりで〜
私が何にも知らないとでも思っているのね〜

(バラ)
バカ言ってんじゃないよ〜

(カズミ)
バカ言ってんじゃないわ〜
両手をついて謝ったら許してあ〜げ〜る〜

(二人)
指でツンツンしながらイチャイチャする

(タカコ)
ちょっと!あんたたち
なんなのよ、3年目の浮気って
その張り紙が見えないの?
従業員同士恋愛禁止って書いてあるでしょ!

(バタフライ小林君登場)

(バタフライ)
いや〜ん小林君てば〜待って〜
手〜繋いでって言ってるのに〜
小林君たらあたしがオカマだから恥ずかしいから
手〜繋いでくれないんでしょ〜
プンプン

(小林君)
そんなことないですよ〜
バタフライさんみたいに素敵な人に
僕なんかじゃ釣り合いが取れない
って思ってるだけです

(バタフライ)
やだ〜小林君たら
嬉しいこと言ってくれて〜♡
だから小林君は可愛いのよね〜
ベタベタ

(この後
ワカメしか入ってない○○屋の酸っぱいラーメンが
美味しかったの不味かったのくだりがあって)

(タカコ)
ちょっとあんたたちまで!
バタフライやめて〜
なんなのよ
あたしの小林君よ

小林君も何よ
バタフライのどこが良いのよ〜

小林君にはあたしのワカメも食べて欲し〜の


(バタフライ)
ママ
従業員同士恋愛禁止じゃなかったの?

3/31のみ
タカコ紙をめくると
「タカコと小林君だけは除く」と書いてある

(バタフライ)
なによ〜それ

(タカコ)
なによじゃないわ!
あたしと小林君だけは例外なの!
でもホントにあんたたちったら
頭に来ちゃうわよ
(タカコが怒りまくっているので)

(バラ)
みんなみんな!タカコママのテーマ(アルジャロウverのスペイン)
やっちゃいましょう!

Bm9
♪ジャ〜ン

(タカコ)
いぇすたで〜
お〜まいとらぼ〜しんそ〜ふぁ〜らうぇ〜い

全員コケル
ママ!それはビートルズでしょ

仕切り直して
Bm9
♪ジャ〜ン

♪スペイン♪



この後のバタフライさんのネッスンドルマは
圧巻の低音の魅力でしたし

小林君の♪薫風♪は風を感じ
アグネスチャンの物真似には笑かしてもらいました

カズミちゃんのピアソラも圧巻
超能力を使った隠し芸も面白かった

まだまだ他の場面
他の曲が沢山ありました

そして本編最後のタカコママの歌には泣かされました





ラブヒゲは情報量が多くて
全ては書き切れなかったですが

いらっしゃれなかった方にも
少しは伝わったでしょうか?




さてさて
この先のラブヒゲ
どうなってゆくのか

そして
女になり始めた小林君

残されたノンケはバラさんだけ

バラさんもいつの日か女になってしまうのか




次回を
乞うご期待ください




















そうだ…



大切なこと
書き忘れました




人の関係性や人生には
いろいろ単純ではないことがあります



大切な人が逝った時
もう会えないことが一番寂しい

と語ってからタカコママは本編最後の曲を歌い出しました

素敵ですね


でもバラさんはちょっと違う



大切なのに大切だと言えないところにハマってしまった心が
一番寂しいと思っている


そういう心が自分の中にもあるし
そういう人も沢山知ってる


それでも昨夜は皆で笑って泣くことが出来た


だからこそ
タカコママの本編最後の曲で
泣けて来たバラさんでした




タカコママは太陽


バラさんは月




by バラさん From ラブヒゲ

















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ラブヒゲ 2017/3/31 後記

2017-04-02 | 過去のライブ後記



ラブヒゲのダイナミックレンジはとても広い
特に音のダイナミックレンジに関しては
最近メンバーそれぞれが持ち寄った選曲で
ショー構成の骨組みを形作るようになってから
また一段と広くなった

そして合わせてアクトとしてのダイナミックレンジ
要するに喜怒哀楽を描く幅も広い
笑いから涙までの幅がドピャ〜っと広いのだ


音の大きさや強さ、スパーク度
情熱度、荒々しさ、初々しさなどを担っている筆頭はピアノの小林君だろう
彼は何歳になっても若武者のようなスタンスを持ち続けている音楽家である
死ぬまで永遠の少年であって欲しい

アカデミック度は
ぶっとい低音の波動砲を放つバタフライこと宇野徹哉さんと
艶のあるバイオリンのカズミちゃんこと渡辺一雄さんだろう

過去に一時期、喉の不調にご苦労されておられたが
そこから復活した今期ラブヒゲのバタフライさんの低波動砲は
音への魂混入度が物凄く
目眩がするほどの音密度であった

カズミちゃんの艶は天性のものである
艶を以て小林君の高情熱度にも肩を並べるスキルは
ただただ惚れ惚れするばかりだ
彼は非情に真面目である
我々ミュージシャンとしては専門外であるアクトの部分に対しても
最初からずっと上手く行かないジレンマを持ち続けている
いつまで経っても「まぁいいか」と流せないところが
僕と似ている

タカコママこと叶高さんは
天性のユーモアと芸能生活で培ったエンターテイメント性を全て
このラブヒゲに注入しているように感じさせてくれる
他の場所で高さんと演奏をご一緒させて頂くこともあるが
笑い、涙、感動などそれらの濃度、放出度、拡散度は
ラブヒゲの叶高さんが一番である

バラさんこと僕は、というと
普段ほとんど外出もせず
テレビも観ず
ほとんど音のしない家の中で毎日
触れるか触れないかのような微弱なタッチで
儚い音ばかり爪弾いている
そしてちょっと繁華街に出るような時は耳栓をしてゆく
頑固に内観の世界の中に生きている変わり者である

ラブヒゲ内でのダイナミクスの最小値、儚さの最大値
を担うのはこのバラさんである

ラブヒゲ公演内でダイナミクスが最大に演じられ
その次の演目がバラさんの最小演目になってしまった場合のバラさんは
K1の試合でアドレナリン全開な試合をした直後に
心頭滅して火もまた涼しの深い瞑想状態もしくは
入眠直前のアルファー波状態に入らねばならないようなものである

そのギャップを
未だかつて見事に演じ切れたことが無い

それを克服するには
アルファー波状態でユラユラとK1の試合を行うのが良い打開策となるのか
しかしそんな試合に興奮する客が居るのか...

逆にアドレナリン大分泌の激しい試合の直後
瞬時にアルファー波モードに入れる訓練をするべきなのか
しかしこれも、そもそもそんなことが肉体的に可能なのか…
いろいろ試しては毎回沈没している

タカコママがバラさんをメンバー紹介するとき
「いつも物静かで穏やかなのに時々とんでもなくヤンチャをする」
と言ってくださってるが
多分バラさん役の僕はもともとはヤンチャなのだ

ただ、どんなショーの中ででも
儚さの最大値を音に乗せて描きたい

そしてその、音に託した心情風景を客席に見せることで
聴き手にノスタルジーへの入り口を示し
その入り口を入った場所で皆と心でお話をしたいから
どんな場面でも心の中を静寂にしておきたいだけなのだろう
僕の本質は別に物静かなわけではない


因に3/31の回、前半の独奏は全くの沈没であった
休憩時間に楽屋にギターを持ち帰り
10分ほどだったが運指の通りをおさらい出来たことで
後半戦の独奏曲は
自己採点、辛うじてギリギリの合格点だった

終演後
2部の独奏曲をバタフライこと宇野さんが
「今まで聴いた中で一番良かった」
と言ってくださった

「ありがとうございます」とだけ答えたが
何故良かったか
自分ではハッキリわかっていた

休憩後の1曲目ということで
休憩時間に僅かな指運びのおさらいが出来たことで
ほんの少しだったがアルファー波を出すことが出来た
そしてステージに上がり
触れるか触れないかのタッチで
人が生きる中での儚さ、無常を浪々と描くことが
辛うじて出来たからなのだ

強く搔き慣らしたり
強く早いパッセージで描いた直後に
触れるか触れないかのコントロールを完璧にするのは
多分一生無理なのかもしれない

では、そんな無理なことを何故続けるか

それはステージは命の営みを描く場だと思うからだ

そしてラブヒゲは僕が知っているエンターテイメントの中で
その命の営みの表現幅が一番広い場だから

そしてさらに
その一番儚い部分を担うのが
バラさんの役だからである

命の強い営みは
若武者小林君筆頭に他のメンバーに任せ
バラさんは参加しないで静かな世界だけ奏でれば良いか...
そうすれば当然、繊細で儚い演奏はずっとやり易くなる

クラシックギターのソロコンサートならば当然
公演直前に激しい運動などすることはない
そんなことをすれば本番で指が震えて
細かいニュアンスなど奏でることは不可能になる

しかしラブヒゲに於いてはそういうスタンスは違う気がするのだ

激しいも、繊細も
音楽も、アクトも
それが専門であっても専門外であっても
全員が全て本気で担い合って
凸凹でドシャドシャになりながら
描いたもの

それがラブヒゲの醍醐味であると
バラさんは今、思っているようである

ここで一つの格言

「ラブヒゲは人生の縮図である」
〜by バラさん〜


4/7にラブヒゲ2回目がある
満員御礼ということらしく
大変ありがたいことである

ラブヒゲは人生の縮図だと言い放ってしまった以上
腹をくくって人生を見せねばならぬ
いや
人生を魅せねばならぬ
と書くべきか
とにかく後には引けなくなったバラさんである


























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