深い夏に入って
緑が枯れ始める手前の一番色濃い時期
夏のピークを過ぎた日差しの色は少し橙色に傾いていて
濃い緑と相まって染め上げられた深い色に
遠い記憶に通じるようなノスタルジーを感じる
休息のために完全オフで過ごそうと思ってたのですが
このところ演奏が続いたことによってまだ覚醒してるようで
次なる活動へのヒントがどんどん天から降りてくるので
起きてからはそれをメモったりしながら半日過ごしました
今は半分オフ半分覚醒のような状態でぼんやりしています
外は猛暑
でもこの猛暑の肌感覚が
記憶の底に深く沈んでゆき蓄積して
ひとつひとつの形態もわからなくなってその先
ノスタルジーという人を癒してくれる宝物になる
激しい水流に舞い上がった水底の土が
時間をかけてまた沈んでゆき
湖水が透明になってゆくように
今夏ここまでの経験の全てが
記憶の底へとゆっくり沈んでゆくのを感じてます
鎮まった時間
孤独なのに苦痛を感じないフィールド