Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

6/13

2018-06-13 | ギターの栄養


このところずっと14曲目にかかりっきりだったが
やっと目処が立った

この曲は夏を感じさせ

お盆の存在があるからか
夏をモチーフにしたバラードは
魂の存在を感じてしまう

胸の内に
夏の陽炎が揺れる情景を思い描きながら
ただただ黙して鎮魂歌を奏でたくなる



悠久の時の中で人の命は一瞬の瞬きであり
命を燃やすその姿を蛍の光に重ねる比喩がよくある

きっと無意識に僕の中で
そういった情景の連なりが観えていたのだろう

この曲には儚く飛ぶ蛍の光のように
音の粒を散りばめたくて
こんなにトラックを使ってしまったのだ


ここまで多重をした作品を果たして
アコースティックと呼べるかどうか分らないが
たった1音鳴らすために
指の角度や深さもこれしかないというものを使って
汚れの無い真摯な気持に心を整えてから
一瞬で胸の奥に届くような音色を放って
それを1トラックとし
左右に沢山散りばめ置く


澄んだ空気の闇の中を
一瞬毎に光を放ちながら儚く飛ぶ蛍のように
魂を込めた1つ1つの音粒が寄り集まって
命の瞬きを放っているようにサウンドを形成してくれる


この方法論は以前から少しずつ使っていたが
ここまで沢山使ったのは今回この曲が始めて

僕はこの自分のアレンジの方法論を「音ホタル」と名付け
今、少し悦に入っている






曲は全体を録り終え
あとは展開部のブロックに
思い付くままにウラメロを入れても良し
入れなくても良し
という段になったので
頭を冷やしに夜明けのベランダに出た




今日も咲いてくれている



夜明け間際なのでまだ開いてない



こうして植物に癒されながら
写真を録っているうちに
あっという間に夜は終わる



夜と朝の間に、、、とかいう歌詞の歌謡曲があったような



収録数15曲のうちの14曲が完成しようとしている今は
僕にとって夜明けみたいな気分だな
などと洒落たことを考えている








そして最後の15曲目は難曲


癒しという或る意味柔らかい世界観の括りの中で
「勇気」と「力強さ」と「希望」と
そのための「戦う心」
をギターで表現せねばならない













。。。。。。。





13時











ずっとヘッドホンして隠りっぱなしだったので
少し近所を歩いて来た




葡萄園




トンネルの向こう





緑の海







これ









ジャムに出来る実かな…?
沢山落ちてて勿体無い






帰宅

























コメント
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