Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

5/1

2018-05-01 | ギターの栄養


一晩で何巻き付きしたのかな
成長が早い

オカワカメはつべこべ考えず
まずは蔓を伸ばすことの重きを置いている生物のようだ
(僕とは逆の性格)



茎が柔らかなまま
(折れてしまう危険も省みず)
まずは
とにかく蔓を伸ばして
蔓がある程度伸びた後に
変色しつつ表皮を固くする戦法らしい
(繰り返すが
僕とは逆の性格)






団地内の伐採される樹は
逃げることも出来ず
ただ黙って伐られるのみ、だが

硬い表皮に守られながら
地中深く張った根によって
命を落とすことは無い

柔らかいまま蔓を伸ばすオカワカメは
簡単に手折られ
命を落とす可能性も在る




命を効率よく存続させ
また
存続させるためには
命を活性化し輝かせる、
ということのために

この世界の生物は各々
あらゆる手を尽くして試行錯誤している


その中の一つに過ぎない我々人間が
いくら虚勢を張ってみても無駄なことと思う

いや…

虚勢も噓も悪行も善行も
全ては
生物の試行錯誤の中の事
と言えるのかもしれない

良い事も悪い事も
この世界から無くならないわけだ










このメダカは全て
うちで生まれ
この睡蓮鉢の世界しか知らないが


振りかけた餌を
猛烈に、嬉しげに、食している




人も
与えられた環境の中で
楽しむことを見付けると良い



月や火星に行かなくて良い





目の前に

ずっと太古から

既に在る
悦びを
見付けるアンテナを持つことが出来れば

どう転んでも善悪が混在するこの世の中




自分の周りだけは天国となる













。。。。。。。






am9時半



良い天気






餌を啄む子持ちメダカ









裏返しタニシ









旦那









。。。。。。。。。。。。







17時


ドジョウを入れてから急に
緑色になったきてしまった水槽を
水換えした


でも一度グリーンウォーターになると
水換えしてもまたすぐ緑濁りしてしまうらしいが



新しい水はジョウロで入れたので
酸素が沢山、水に解け込んだのか
エビが元気に動き回っている



気分良いのかな?
お茶目な子








。。。







22時半



丸々一日でこれだけ伸びたんだねぇ

早朝                   22時半
























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夜の匂いと虹の...

2018-05-01 | ギターの栄養


毎日

特に夜


外に出ると
日毎にいろんな匂いがする


きっと昼間は
文明が排出する臭いによって
自然からの匂いが蹴散らされてしまうのだろう


文明が寝静まる夜は
季節毎の植物の新芽やら
花粉やら実が熟す匂いやらが香り
きっと山の方からも風に乗って
ここまで運ばれて来てるのだ





今夜は
外に出ると

このところ嗅いだことの無い匂いがした


栗の花の青臭い匂いに似てるが
もっと柔らかで心地良い香りだ



楢の樹の下に近づくと
香りは強くなった



ドングリの木だ






昨秋、落ちたドングリから
新しい芽吹きが出る今頃に

次のドングリの実を宿すための
花が咲くのだ


その匂いが今夜
しているのだと知った





この世界が
全ての者を網羅しながら
大きなサイクルで循環しているのを
感じることが出来る



自分がその中の
小さな一部だと感じることが出来る



それは自分を卑小な存在だと
感じることとは全く逆で

とても安ぐことが出来

怖れを払拭し
意識を拡散させることが出来る


むしろ人間が繰り広げる文明と競争の中で
得、勝つ、ことの方が
無限の卑小感覚の中に呑み込まれるだろう











今夜はアルバム制作の収録曲の
「Somewhere Over The Rainbow/虹の彼方に」の
独奏をアレンジしている


因に過去にアレンジした独奏での「ムーンリバー」は
メロディに伴って発生する和音の響きを
一つ一つじっくり味わいながら
奏でることが出来るようなアレンジになっている


自分の人生がドン詰まった時
ムーンリバーの曲と歌詞に夢を貰った
その頃の想いや感謝を反芻するうちに
自然にそういうアレンジになったのだ



ムーンリバーを奏でる時はいつも
その頃の想いが何度でも蘇り
想いに深く浸りたい時などは
自然とテンポが遅くなり、また
浅い時は速くなる

このアレンジはまるで生き物のように柔軟性があり
その時々の自分の心を見事に反映してくれる

こういう出来上がり方をした独奏曲は
自分にとっては宝であり守り神でもある


でも
どの独奏曲も
そういうアレンジになるとは限らない
むしろ、そうならない方が多い




いろんな人が沢山のアレンジをしている名曲
Over The Rainbowを
今回手がけることになって

いろんな人の演奏を聴きながら
参考にさせて頂きながら
自分の心の中で既に鳴っている響きを
探して行った

まだ8小節しか出来てないが
僕にとってムーンリバー以来の
宝玉の独奏レパになりそうな予感がしている







和音の響きをじっくり味わえるようなアレンジは
決して音を詰め込まないことだ


音数や音圧
アイディアの量で圧倒しようとしない



基本のコードとメロディをベースに
効果的な内声の動きを使いながら
どの瞬間の和音に長く留まっても
良い響きであるようなアイデアだけ使用する

そして
余韻を楽しむように奏でる




この曲...

このまま悦びを感じながら
アレンジを作り進められたら、と願っている



この8小節を得られたのは

先日
soloライブで
3時間、真摯に奏でたので
神様がプレゼントをくれたのだと...

そんなふうにも考えている




自分が年老い
最後は指も機敏には動かなくなるだろう



そうなっても弾ける曲







夜の匂いと

虹の贈り物である




























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