坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

「小金井平和の日条例」制定から10年。今こそ平和事業の拡充を@坂井の一般質問

2024-06-06 | 2024年第2回定例会

 

坂井の一般質問。今回は4項目取り上げました。ひとつずつ振り返ります。

🐤「小金井平和の日条例」制定から10年。 今こそ平和事業の拡充を。
🐤 新庁舎に移るまでの維持は必須。築59年経った市役所本庁舎のいま。
🐤 再生可能エネルギー 100%電力の拡大を。
🐤 直接請求・市民請求による市民投票は、市民が行使できる直接民主主義の権利!

 

 

🐤「小金井平和の日条例」制定から10年。 今こそ平和事業の拡充を。

小金井市議会YouTubeは🐔ここ🐔から  本人提出資料は🐔ここ🐔から


小金井市は、「小金井平和の日条例」を2014年12月18日に制定しました。

(リンク先3ページより)  

 


坂井の提案その1 
補正予算を組むなどして、10周年記念行事を行おう!
施政方針でも触れられておらず、当初予算にも関連経費が計上されていなかったので、周年であるという意識が薄いのではないか?…かく言う私も気が付けなかったことを反省していますが、今のタイミングで気がつけたので、一般質問で取り上げました。今年度はまだ9ヶ月ありますので、補正予算を組むなどして周年行事を行おう!

小金井市としては・・・
・議員の平和への強い思いは、我々も同じ気持ちに立っている。
・条例制定10周年という認識を持っていなかったということではなく、まずは、コロナ禍で十分にできなかった平和事業をしっかり進めていく、必要に応じて時代にあわせた事業への見直しや工夫を行っていくことに注力していた。
・小金井平和の日に関する記念行事については毎年実施しているので、制定10周年を機に何かを大々的に実施するという考えまでには至っておらず。
・今の事業を周知拡大することはもとより、例えば、記念行事の内容の見直しなど、未来の子どもたちに引き継いでいける時代に合った内容としていくことこそが、10年を機に考えていくべきことと認識している。
・必要に応じて予算措置を検討していきたいが、まずは創意工夫&予算の範囲内で検討。

 


坂井の提案その2
「小金井平和の日記念行事検討委員会 」で事業の検討を!
委員会を設置すると言う要項はあるけど、委員会開催の実態はなく、関連予算も計上されていない。実態は?
所掌には「その他平和施策を推進するために必要な事項を協議する」ともあるので、市民参加の委員会で、事業の検討を。

小金井市としては・・・
・要綱第4条によれば、委員の任期が、小金井平和の日記念行事の内容が決定するまでとなっていたことから、事業が決まった段階でその役割は終了したとの認識を持っている 
・記念行事が安定的に実施されるまでの間、行事内容の大幅な変更の可能性があることも踏まえ、当面の間はそのままとしていた。しかし、記念行事が安定的に実施され、一定期間経過していることからも、今後適切に対応してまいりたい。

 


坂井の提案その3 
市民とともに、平和事業を拡充していこう!
小金井平和の日条例の前文には、「私たち小金井市民は、小金井市市民憲章の理念に基づき、平和を願い、戦争の悲惨さを深く知らされた昭和20年3月10日の東京大空襲を始めとする戦争の記憶を風化させることなく後世に伝え、そして命の尊さについて改めて考え、未来の子どもたちに平和を引き継いでいくため、ここに小金井平和の日を定めます。」とあります。他自治体では、平和に関する市民提案事業を募集したり、市民参加の委員会で平和事業を推進していく取り組みもあるので、条例の趣旨に基づき、市民とともに平和事業を拡充していこう!

小金井市としては・・・
・実施方法によっては、費用や実施体制等、一定の課題も生じてまいりますので、まずはご提案として受け止め、研究させていただきたい。


最後、市長に3つ伺う!

① 平和事業を担うのは広報秘書課広聴係が持つことに限界があるのでは? 
  26市を調べたところ、平和事業を、広報秘書課が持っているのは小金井市以外に1市。他、総務部門が持っているのは6市。市民協働担当が受け持っているのは5市。企画部門7市。生涯学習部門が持っているのが3市。組織図を見て読み取れない自治体もあった。それで。26市で「人権」や「平和」と名のつく部署があるのは5市。人員と予算を充てていくべきではないか?

白井市長の答弁
体制については思うところがある。他自治体では「男女・人権・平和」をまとめているところもある。脆弱な体制ということは認めざるを得ないが、組織改正は新庁舎移転を目処に検討していきたい。問題意識は坂井さんと同様だ。

② やはり10周年。課題を整理して、周年行事を行うべきではないのか?  

白井市長の答弁
 今の事業を継続していくことが大切。10周年はひとつの節目だ。参加者が集まらないこともあり見直しが必要。10周年で大体的にできる状況にない。問題提起をいただいているので、今後、どう平和事業を展開していくか改めて見直すきっかけの年にしたい。

③ たとえば。市長が毎月やっているタウンミーティングで、「小金井市平和の日条例制定10周年」とテーマ設定することもできるはずだ 。

白井市長の答弁  
テーマを決めてやることも考えている。平和をひとつのテーマとすることも検討できると捉えている。


総じて。。🐔🐔
周年を捉えた事業実施ができないのは残念。
20周年に向けて見直すきっかけの年にしたい。との答弁もありましたので、「小金井平和の日記念行事検討委員会の役割を終えた」とするのではなく、新たな役割を持たせ、検討委員会を再スタートしていただきたいのですが、難しそう。
白井市政において、「小金井市平和の日条例制定10周年」の年に、平和事業を検討する市民参加の委員会を設置する要項を廃止しないでいただきたい。

 

 


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