市民生活に関わるけれど、基礎自治体では解決が困難な課題に対して、関係機関に意見書を送ることができます(意見書は地方自治法99条に定められています)。
9月25日の本会議で意見書の採決を行い、11件を可決しました。1件は否決(福島原発汚染水海洋放出の中止と見直しを求める意見書)。可決した意見書の中からいくつかピックアップします。
すべての意見書(PDF)はここ🐔から(市ホームページ内市議会ページ)。
■ 国内最古の高浜原発1号機再稼働に抗議し、「原発ゼロ」の実現を求める意見書 (議員案第43号)
坂井が文案を起草し、14人の賛成で可決することができました。
■ 国民全体の負担が増える恐れがある関西万博の中止を求める意見書(議員案第34号)
■ 健康保険証の存続を求める意見書(議員案第45号)
"国に健康保険証の存続を求める意見書の提出を求める陳情書”を可決したことから意見書を提出しました。
■ 米軍横田基地でのPFAS(有機フッ素化合物)漏出について、立ち入り調査と全容解明を求める意見書(議員案第39号)
■ 離婚後共同親権制度検討に際し、子どもの視点に立った議論を求める意見書(議員案第44号)
■ 人道的見地で難民政策の見直しを求めることに関する意見書(議員案第36号)
■ 精神科病院の虐待・人権侵害を断ち切ることを求める意見書(議員案第37号)
■ 女性トイレの設置維持及びその安全と安心の確保を求める意見書(議員案第38号)
坂井は反対しましたが、可決し(てしまい)ました。
そもそも、国は女性トイレを設置維持すると言っているんですよね。…意見書は、国の政策に合致する内容だし、あたらに何かしらの政策を求めているわけではないため、意見書として提出する案件として馴染まないと考えました。
文末に「女性の安心と安全を確保するため諸方策をとること」とありますが、この間、「女性」を守ると言う視点で、トランス女性への偏見やバッシングが散見されています。女性の安全もトランス女性の安全も守ることが必要だと坂井は考えます。