坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

7月25日 教育委員会では、道徳の教科書採択。”まち・ひと・しごと”の審議会にはあの方が!!

2017-07-25 | 日々のこと

13時半からは、教育委員会の傍聴。

傍聴者は、27名ほど。傍聴席前方にいらっしゃったのは業者の方と思われます。傍聴の半数以上を占めていました。確認できた議員は、坂井の他に1名。

本日の注目案件は、議案第16号 平成30年度使用小学校「特別の教科 道徳」教科図書の採用について

(写真は、先日の教科書展示で)


東京書籍株式会社
学校図書株式会社
教育出版株式会社
光村図書出版株式会社
日本文教出版株式会社
株式会社光文書院
株式会社学研教育みらい
廣済堂あかつき株式会社

上記8社から選定されます。

 

審議の冒頭、選定にあたって、これまでに情報交換・意見交換をしてきたとの前置きがあり、各社の評価の概要が述べられる。

その後、「内容の選択」など、複数の視点で各委員が教科書を評価。どの会社が良いか、発言をしていきました。

発言内容を坂井メモからピックアップ。(※ 傍聴しながらの速記である旨、ご了承を)
「道徳は評価になじまないのではないかという懸念もある。指導要領も押し付けは禁止、他の児童と比較評価するものではない、としている
「人権に係ること。基本的人権に触れている教科書が良い」
「発問や作業が多い教科書は良いようだけど、担任が授業で工夫する余地を減らす」
「子どもが自由に考えられるよう、発問多くなくていい」
「別冊はない方がよい。ひとつの方向に子どもを導きすぎる。また、はがれやすく、忘れる子どももでてくるのでは」
「”このとき、○○ちゃんはどう思ったでしょうか”という発問は、一番つまらなく、退屈な授業になりがち。こどもの活発な意見を引き出せる教材がよい
「”オリ・パラ”、グローバル社会への対応の必要性、伝統文化、学ぶべきこと多いが…一番大切なのは「いのち」。いのちの大切さを扱っている教材、自分自身を大切にしたいと思う教材、自己肯定感、自尊感情が持てるような教材が良い」

「市民アンケートでは、特定価値観への誘導の有無を懸念する声がでている」
「市民アンケートで、教材がスキル的になりがちという意見が気にかかった」

など、しっかりと審議してくださっている様子が伝わってきました。納得できる意見も多かったです。最後まで議論されるのかと思いきや、最後は投票により決定。

 

今回、教科書採択の教育委員会を傍聴したのは初めてでしたが、冒頭の発言のとおり、委員会開催までに丁寧に審議されてきたことと思います。最後まで、議論して決めていくのかと思ったため、投票という手段が選ばれたのは意外でした。

気になるのは、
◆ ”これまでの意見交換・情報交換”の時間や頻度。
 皆さん、最後の投票であげられた会社が近かったことも、さまざま意見交換した結果、と捉えることもできます。
◆ 市民アンケートの公表の在り方。 
 採択が終わったので、アンケートも公表していただけるはず。HPに載るのか、情報公開コーナーにも置かれるのでしょうか。

================

そのあと、別件で会議。。している間、雨がしとしと、と。会議後も、おしゃべりがてら雨宿りしていたら止みました。

================

18時からは、まち・ひと・しごと創生総合戦略推進委員会を傍聴。傍聴者は、坂井の他におらず。

 

第1回会議ではないのに、あの方が。。。

 

そう。西岡市長。

 

第1回目の審議会等は、委嘱や挨拶などのため、市長が同席されることがあります。初当選からの1年半年あまり、(特に再選後は)いくつか審議会を傍聴して参りましたが、このような時間が設定されている審議会は初めてでしたので、驚きました。

 

 

 議題1が、「市長懇談」。予定時間は、1時間。

 とある委員の方からは、空き家の活用について、市内大学と連携した有効活用事例が紹介されました。
2世帯住宅の親御さん側の住居が空き家になったため、リノベーションして、学生4人で暮らすシェアハウスに。地域では空き家対策になり、空き家だと物騒という面も解消される。学生には家賃が抑えられるというメリット。
 高齢化が進む地域ですが、学生さんには、地域への声掛けもお願いしていると。うまく進んでいるようで、地域でのコミュニケーションも育まれているという好事例。
 小金井市全域で取り組んでいきたい位ですね。
このように、委員の方が、それぞれに街づくりの提案をされていました。


 予定の1時間を超えたところで、市長退席の時刻です。しかし市長は、「皆さんの意見は聞けたけれど、お答えしていないので・・。次の予定ギリギリまでいれます…」ということで15分ほどの時間を使い、各委員の提案にコメントをされていました。”西岡市長らしいなぁ”と思う真面目な姿勢ですね。
 コメントは”小金井市の現状と市長の思い描くビジョン”といったところでしょうか。西岡市長らしかったと思います。さすが市内のことはよくご存じでいらっしゃるということと、思い描くビジョンはあることは改めて伝わってきましたので、次は、具体的施策を期待しています。

 直接、意見を交わせた市民の声を建設的に活かしたいただきたいところ。審議会で審議する案件の量や、その時々での重要課題はあると思います。同席の際のかかわり方や、必要性など、さまざま勘案してご対応いただけれると良いですね。

 市長退席後の、「2 施策の効果検証」が、あまり審議されていなかったのが気にかかりました。


 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする