フリージャーナリスト(岩上):本日はこういう形でオープンな記者会見を開いていただけたことを、心より感謝を申し上げます。これは日本の情報公開の仕上げではなく、第一歩であろうと思います。ソ連が崩壊するときに、ゴルバチョフがペレストレイカを始めたときに、その第一歩となったのは、情報公開グラスノスチでした。日本のグラスノスチ夜明けになっていただけるよう、
そのあと日本の各省庁の全ての会見がオープンになってゆくよう期待したいと思います。質問ですが、まず、情報の公開のあり方なんですけれども、官邸のHPに動画が配信されておらず、また記者会見の記録というものが、テキストで載っておるんですが、こちらには質問者が明示されておりません。ここで、社名氏名を抜いた問答という形式になっております。今まで開かれてきた金融庁、外務省、それから枝野大臣の記者会見の初日にその点を指摘申し上げまして、質問者もまた国民から見て知るべき対象であると思います。どんな新聞社のどんな記者がどんな質問をして、それに対して大臣がどう答えたのかということも含めて、国民は全て開示されその情報を得たいと願っていると思いますので、これらを全てつまびらかにしてオープンしてゆく、そういうあり方をしてゆく考えはありますでしょうか。またもう一点ですけれども、なかなか記者会見を開いていただけないと、先ほど発言がありましたけれども、今後、記者クラブ主催の記者会見ではなく首相の主催する記者会見が別途開かれて、そこにより多くのフリーランスやネットメディアと、今まで既得権を持たず記者会見に参加することができなかった、そういうメディアのジャーナリストが参加しやすい場を作っていただくことをお考えになっていただけないでしょうか。
鳩山首相:ありがとうございます。私、ペレストレイカ、グラスノスチになぞらえていただいて、嬉しいような、なにかまだそこまでに至ってないのかという思いにもなるわけでありますが、でもご評価いただいたことは感謝したします。私もこの記者会見のオープン化は不十分だと思っています。ご案内のとおり、これも満杯になってしまっておるもんですから、会場の設営のもんだいということもございますが、できる限り、更にオープンに勤めてまいりたいと、そのようには思います。そして、HPに関してお尋ねでありました、質問者とそれに対する答え、誰が答えているかも含めて全てでありますが、検討させてもらいたい、むしろ、当然、質問者も名前を隠せといっているわけではないと思っておるものですから、そして質問される方にも、それなりの責任というものがあろうかと思います。従って、基本的にこれも、氏名を公表すべきものであると基本的には考えております。私の意見として申し上げておきます。従って、できればそのようにしてみたいと思います。それからもう一つ、記者クラブ主催の記者会見ではなくて、更にオープンな形で私が主催する会社会見も行えということでございます。私の例の政治資金に関しては私の主催で記者会見を開いたという、あまりここで言いたくも無かったかも知れませんが、そういう自分で開いていることもございますが、さらによりオープンに、これは記者クラブ記者クラブとも、先ほど有馬君からも話がありましたので、しっかりと協議をしなければならない話だと思っておりますが、より広く情報公開を求める国民の皆様の声に応えてまいりたいと思っておりますので、より多く開くという意味においても、主催者が私であるものがもっと多く出来るのかどうか、出来るようにしてまいりたいと思っております。これは、記者クラブ制というものがあるものですから、記者クラブ制の中でしっかりと検討して答えをしっかりと見出せるようにしてまいりたいと思います。
北海道新聞(今川):郵政改革法案についてお尋ねします。閣内で混乱しているようですが、総理自身端的に、預け入れ限度額とか簡保の限度額とかについて亀井さんのおっしゃる案でいいと思われるのか、それとも、ある程度減額圧縮すべきと思われるのか、そこで総理の指導力を発揮されるお考えはないのか、あと、業界とで水掛け論になっていますが、今一度確認したいのですが、亀井さんに対してある程度お任せします的なことを総理自身もおっしゃっています。そのへんを(むにゃむにゃ)。
鳩山首相:郵政改革についてのお尋ねであります。主として郵貯、簡保の限度額の話であろうかと思います。この件に関して、まだ閣議で決定している段階ではないということでございまして、従って、この件に関して私の方から閣議、閣僚懇の中で申し上げたのは、是非、様々な、ある意味、金融の問題だけで捉える問題では無いということで、幅広く全ての閣僚も参加する形で意見交換をして議論をしようではないかと提案をしたところでございます。来週のたぶん火曜日になろうかと思いますが、しっかりと全閣僚出席のもとで、議論を進めて、そこで結論を見出せるようにしてまいりたいと思います。ただ私は、これは水掛け論の中に入るつもりはありません。大事なことは、やはり閣内で決定していない段階では、それぞれの方が、それぞれの思い出発言することが全て閣内不一致だということでご批判をされると、これは自由な議論がまるで出来ないということになります。むしろ、自由な議論はあってしかるべきだと、私は思っています。最終的に決めたときに、みんなが結論に従うということができることが政治主導であると思っておりまして、是非皆さん方にもいろんな声が閣議で決める前にそれぞれの閣僚にあることはむしろ健全なんだ、今まではそれぞれの閣僚から官僚に任せられてしまっていて、ほとんど閣僚の声が出なかったという事態がむしろ不健全であったと、そのように是非考えていただきたい。結果として、当然最終的に指導性を発揮することは大事だと思っておりまして、最後は一つにまとめて参りたい、特に、亀井大臣、原口大臣が中心となって今日まで努力をされて来られたことに敬意を表するべきであろうと思っておりまして、結果として、まだ決まってはおりませんが、既に委員会などで答弁をされた数字というものは、それは大変重いものだということは全ての閣僚も認識をする中で、議論を進めてゆくことが必要だと思っております。
(記者会見終了)
そのあと日本の各省庁の全ての会見がオープンになってゆくよう期待したいと思います。質問ですが、まず、情報の公開のあり方なんですけれども、官邸のHPに動画が配信されておらず、また記者会見の記録というものが、テキストで載っておるんですが、こちらには質問者が明示されておりません。ここで、社名氏名を抜いた問答という形式になっております。今まで開かれてきた金融庁、外務省、それから枝野大臣の記者会見の初日にその点を指摘申し上げまして、質問者もまた国民から見て知るべき対象であると思います。どんな新聞社のどんな記者がどんな質問をして、それに対して大臣がどう答えたのかということも含めて、国民は全て開示されその情報を得たいと願っていると思いますので、これらを全てつまびらかにしてオープンしてゆく、そういうあり方をしてゆく考えはありますでしょうか。またもう一点ですけれども、なかなか記者会見を開いていただけないと、先ほど発言がありましたけれども、今後、記者クラブ主催の記者会見ではなく首相の主催する記者会見が別途開かれて、そこにより多くのフリーランスやネットメディアと、今まで既得権を持たず記者会見に参加することができなかった、そういうメディアのジャーナリストが参加しやすい場を作っていただくことをお考えになっていただけないでしょうか。
鳩山首相:ありがとうございます。私、ペレストレイカ、グラスノスチになぞらえていただいて、嬉しいような、なにかまだそこまでに至ってないのかという思いにもなるわけでありますが、でもご評価いただいたことは感謝したします。私もこの記者会見のオープン化は不十分だと思っています。ご案内のとおり、これも満杯になってしまっておるもんですから、会場の設営のもんだいということもございますが、できる限り、更にオープンに勤めてまいりたいと、そのようには思います。そして、HPに関してお尋ねでありました、質問者とそれに対する答え、誰が答えているかも含めて全てでありますが、検討させてもらいたい、むしろ、当然、質問者も名前を隠せといっているわけではないと思っておるものですから、そして質問される方にも、それなりの責任というものがあろうかと思います。従って、基本的にこれも、氏名を公表すべきものであると基本的には考えております。私の意見として申し上げておきます。従って、できればそのようにしてみたいと思います。それからもう一つ、記者クラブ主催の記者会見ではなくて、更にオープンな形で私が主催する会社会見も行えということでございます。私の例の政治資金に関しては私の主催で記者会見を開いたという、あまりここで言いたくも無かったかも知れませんが、そういう自分で開いていることもございますが、さらによりオープンに、これは記者クラブ記者クラブとも、先ほど有馬君からも話がありましたので、しっかりと協議をしなければならない話だと思っておりますが、より広く情報公開を求める国民の皆様の声に応えてまいりたいと思っておりますので、より多く開くという意味においても、主催者が私であるものがもっと多く出来るのかどうか、出来るようにしてまいりたいと思っております。これは、記者クラブ制というものがあるものですから、記者クラブ制の中でしっかりと検討して答えをしっかりと見出せるようにしてまいりたいと思います。
北海道新聞(今川):郵政改革法案についてお尋ねします。閣内で混乱しているようですが、総理自身端的に、預け入れ限度額とか簡保の限度額とかについて亀井さんのおっしゃる案でいいと思われるのか、それとも、ある程度減額圧縮すべきと思われるのか、そこで総理の指導力を発揮されるお考えはないのか、あと、業界とで水掛け論になっていますが、今一度確認したいのですが、亀井さんに対してある程度お任せします的なことを総理自身もおっしゃっています。そのへんを(むにゃむにゃ)。
鳩山首相:郵政改革についてのお尋ねであります。主として郵貯、簡保の限度額の話であろうかと思います。この件に関して、まだ閣議で決定している段階ではないということでございまして、従って、この件に関して私の方から閣議、閣僚懇の中で申し上げたのは、是非、様々な、ある意味、金融の問題だけで捉える問題では無いということで、幅広く全ての閣僚も参加する形で意見交換をして議論をしようではないかと提案をしたところでございます。来週のたぶん火曜日になろうかと思いますが、しっかりと全閣僚出席のもとで、議論を進めて、そこで結論を見出せるようにしてまいりたいと思います。ただ私は、これは水掛け論の中に入るつもりはありません。大事なことは、やはり閣内で決定していない段階では、それぞれの方が、それぞれの思い出発言することが全て閣内不一致だということでご批判をされると、これは自由な議論がまるで出来ないということになります。むしろ、自由な議論はあってしかるべきだと、私は思っています。最終的に決めたときに、みんなが結論に従うということができることが政治主導であると思っておりまして、是非皆さん方にもいろんな声が閣議で決める前にそれぞれの閣僚にあることはむしろ健全なんだ、今まではそれぞれの閣僚から官僚に任せられてしまっていて、ほとんど閣僚の声が出なかったという事態がむしろ不健全であったと、そのように是非考えていただきたい。結果として、当然最終的に指導性を発揮することは大事だと思っておりまして、最後は一つにまとめて参りたい、特に、亀井大臣、原口大臣が中心となって今日まで努力をされて来られたことに敬意を表するべきであろうと思っておりまして、結果として、まだ決まってはおりませんが、既に委員会などで答弁をされた数字というものは、それは大変重いものだということは全ての閣僚も認識をする中で、議論を進めてゆくことが必要だと思っております。
(記者会見終了)